及川輝治の政治日記 

及川輝治の政治への挑戦!

ロシア元スパイ暗殺未遂事件から再びシリア攻撃に至る米英の意図を探る

2018-04-14 | 日記
元ロシアのスパイとその娘への暗殺未遂事件が起きたのは3月4日、場所は英ソールズベリーだ。英メイ首相は激怒しロシア外交官を追放する。理由はロシア製の化学薬品による、ロシアの犯罪と断定したからである。
 しかし大きな疑念を生じさせたのは、この事件がロシア大統領選挙直前であったことだ。それがロシアにとってどんなメリットがあるのか全く判然としない。形相を変えて怒るメイ首相に呼応して米ら同盟国は露外交官の追放を続ける。ロシアは化学兵器禁止機関に訴え共同して真相究明を訴えるが拒否される。犯人と断定されているので仕方がないとも言えよう。ならば「大量破壊兵器」所有をでっち上げイラク戦争を起こしたこと、現在の中東の混乱を結果としてもたらしたアメリカの責任追及こそメイ首相は断行すべきではないか。英国は民主主義国家ではないのですか。小泉総理は「あるかないか分る筈がない」としてアメリカを支持した。これも民主主義国家なのである。    
 ついにアメリカがシリア攻撃に踏み切った。理由はシリアの化学兵器使用に対してである。シリアは否定する。問題の東グータ地区では戦争は事実上終結寸前であった。そんな場所で何故わざわざ化学兵器を使うのですか。使えば必ずアメリカの攻撃が確実に予想されていたのです。化学兵器禁止機関の査察も予定されていたのです。英仏は直ちに米国に同調しました。事実かどうかはどうでも良いのです。同盟国の要請に基づく行為なのですから。これが民主主義国家の政治原則なのでしょう。本当に恐ろしい。驚きはしないが日本の安倍総理は直ちにアメリカ支持を表明しました。これを利用して貿易交渉を有利にさせたい思惑もあるかもしれません。安倍さん これは犯罪行為ですよ。国内問題でウソをつき続ける。これを解決するのは国民の責任でもあります。アメリカでは「ロシア疑惑」「女性問題」でのトランプ疑惑を帳消しにするための危険な賭けと云う意見がマスコミだけでなく政界でも問題化されています。安倍さん注意してください。そして賢明な安倍総理の決断の表明が今日か明日か期待して待っています。最後に日本のマスコミにも一言、国民に対して状況・情勢を正確に判断できる情報を。「シリア人権監視団」こんな胡散臭い団体ばかり信じないでください。