IRONMAN CAIRNS

2017-07-02 22:14:06 | レース
10月にハワイで行われるアイアンマン世界戦(スイム3.8km、バイク180km、ラン42km)の予選を、6月12日、オーストラリアケアンズまで行って走ってきました。

30-34歳のエイジで5番目くらいにはいれば、世界戦へ行けそうではあるけど、自分の感触的には五分五分といったところ。

スイム1:10、バイク5:00、ラン3:20とトランジット10分は行けると思うけど、権利ギリギリ。ここから何分詰められるか。

以下、レース当日。

砂で濁った海。
パームコーブの海岸からスイム3.8km。
波は去年よりは優しいかな。

夜明け前から地面に座ってゆっくりスタートを待つ。
体力は極力温存しておかないといけない、

応援のためだけに駆けつけてくれた相方と話してリラックス。
相方と一緒にハワイに行く、夫婦DEコナの権利を取る。



いざ、スタート。

気持ちとは裏腹に、搔けども搔けども前に進む感じがしない。
「気のせい、気のせい」と誤魔化しながら泳いでるうちに、海水が口に入って軽く嘔吐。

その後も波に揺られて、海水がかかる度に嗚咽。
呼吸が浅くていつものようにカラダを追い込めないし、空気を吸い込まず身体が沈んでいく(/ _ ; )

永遠に感じたスイムを終えて、陸に上がってタイムを見ると1:15くらい…まさか目標に対して5分ビハインド。

正直、8分くらいかなと思ったら、去年より遅い。

トランジットは普通にこなしてバイクスタート。

練習で事前に5時間走テストした結果を元に、230wを目標にしようと思ったけど、今日の感触だと220Wが限界。

明らかに踏めていないのを感じる、

30分おきに塩とエネルギーを摂ろうとするも胃が受け付けずに、嘔吐と嗚咽の繰り返し。

90km地点でアベ37km/hくらい。後半落ちるとしてもこのまま行ければバイク4:55でプラマイゼロまで持って行けるか?

しかし後半、補給できていないツケで大きく失速。
平均パワーも200W切ったかも。

結局、バイクは5:08くらいで大幅に遅れてランへ。



誰が行ったか知らないけど、アイアンマンは最後まで何があるかわからない。
今できるベストで走る。走った先にいいことがあるかもしれない。

出だしのペースは4:30-4:40/km。
ラン3:15で行ければまだ世界戦の権利の可能性は…

10kmくらいまではいい感じで走れていたけど、ジェルを飲んだ瞬間に今日、何回目かわからない嗚咽。

あとはエネルギー切れで徐々にペースが落ちて、心が折れた。

相方と一緒にハワイに行く夢が消えて…
せっかく相方にオーストラリアまで応援に来てもらって…
自分のアイアンマンはこれで最後かもしれないと思って…
色々考えていたら、走りながら泣けてきた。

サングラスで目元を隠すけど、隠しきれずに相方に見つかった。

最後まで歩かないようにはしたけど、残り2kmでハンガーノックによる手足の痺れで歩いた。

エイドでクッキーを食べて回復。

沿道の観客に歩くな走れ!と言われる。
自分の意思に負けた時の応援の声はありがたい。

再び腕を上げて走り出す。



辺りは真っ暗。
去年はまだ明るかったけど、限界まで追い込めていたので残り200mが長く感じた。
今年はなんか不思議な感じで言葉にできないけど、200mがあっという間。

ランで何人に抜かれたかわからない。
三種目をこなして10:50くらいでゴール。

3回目のアイアンマンは一番長く走ったけど、一番短く感じた。

ゴール後に相方が駆け寄ってきてくれて、なんとも言えなかった。

世界戦…行きたかったなぁ…


敗因を分析するに、やはりレース前のオーバーワークと内臓疲労が響いた。
自転車だけに比べると、3種目ははるかに内臓へのダメージが大きいとか。

その辺のケアを怠ったことが敗因。

ただ今回掴んだ感触として、バイクを230wで踏んで行ければ4:45くらいはいけそうな感じだ。

来年はさらにパワーアップして34歳に自分の集大成を見せたい。

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