富士山HC(E1)

富士山HC。
富士山３ラインの中でも最凶といわれるあざみライン。

何がすごいかって？勾配がすごい！
ヒルクライムといえばだいたい１２００ｍ登るのが相場。
乗鞍は21kmで1200m登るが、このあざみラインは11kmで1200m！登る。
つまり勾配が倍！
最大勾配２２％の激坂をいかに攻略するかがカギ！

ヒルクライムなんて適当に走れば完走ポイントもらえるのに
それでもみんな回避するほどのきついコース。

でも勾配がきつい分、ヒルクライム能力が問われるコース。
つまりこのレースでうだつが上がらないようならクライマーの看板を下ろさねばならない。

そんな意気込みで臨んだレース。
ちなみに去年は50分9秒。目標は46分台、できれば45分台。


朝は6時頃に会場着。
アップを初めてパワーメータを見ると、どうも調子が悪くcinqoを認識しない。
で、再検索してcinqoを認識。
いつもは100Wくらいなのに150Wくらいのパワーが出ている！これは優勝狙えるか！？

と思ったら、どうやらthomosさんのPTの電波を拾っていたようだｗ
遠くに行って再度cinqoを認識…しかしパワー表示が明らかにおかしい…

そんなわけでアップは適当に。
1分だけ心拍を上げる。適当にｗ

今日の作戦はとにかくマイペース。
集団走行のメリットが薄いのでマイペースで登る作戦。
ホントはこの作戦、勝ちを諦めたみたいで嫌いなのだが…

実走でアップを終わらせてスタートラインへ。
AACAのフクオカさんが最前列を確保してくれていたｗ
ありがとうございます。

今日はP1は最後にスタートなので、E1は一番にスタート。
最前列はシルベストで私は2列目。

ヨーイドンで予定通りみんなに抜かれる。
とりあえず295Wあたりをキープしながら集団の一番後ろを走行。
心拍数をゆっくりあげる。

最後列にいるからか？ペースはかなりゆっくりに感じる。
しかし徐々に切れる人が出てきたのでどんどん前へ。
前へ行きたい気持ちが出てくるが、ドリンクを飲んで頭を冷やす。
これを3回くらい。よく耐えた。

しばらくすると中切れが起きて、10人くらいの先頭集団。私はこれを見送る。
と言っても全然見える位置なのでマイペースで290Wをキープ。
290W(5.39W/kg)なら30分は持つ。残りの15分は未知数ｗ
あとは激坂を攻略できるか？だ。

単独でマイペースに登っていると予定通り人が落ちてくる。
まずはラバネロの人、エカーズの人。
こんな感じの、ガンダムでいうとシロッコみたいな人を小バカにするような走り方が
本来の自分の走り方なんだな…と思いながら走る。

さらに鳥の壁画を過ぎたところで落ちてきたスワコのカネコさんとよっしーさんをパス。
さらにアクアタマのワカマツさんもパス。
ここで暫定5位。

で、いよいよ馬返しを超える。ここで290W-20m(5.39W/kg)。
キッチリ予定通り。まだ余裕はある。
観客がギャップを言っていたが30秒らしい。

20m前に先頭集団4人。メンツは
立教大学のイワイくん（去年の栂池で同じE3で3位15秒差、マーク済）
スペースのタバタさん。（比叡山も栂池も自分の一つ前）
タイレルのムラマツさん（比叡山E1で優勝）
giroのアダチさん（HCチャンピオンジャージ）

まあ順当か？
明治魂を見せて立教は倒したいところw

このまま追い上げてやると思ったが
私はやはり激坂はダメなようでパワーが245Wに落ちてしまう。
しかし前との差は変わらないので、前もペースが上がらないのだろう。

最初に落ちてきたのはアダチさん。
激坂区間でパス。激坂は苦手？
ここで勝てば逆転チャンピオンジャージゲット？と妄想爆発ｗ

前3人は中々落ちてこないがムラマツさんが苦しそうな感じ。
と、立教のイワイ君が飛び出てほか二人が追走できない感じ。

これで二人がタレてくれれば表彰台！？…と願ったが
…後ろを見るとさっきパスしたワカマツさんが追い上げている？
いや、勾配がきついから近く見えるだけだ！と言い聞かす。

…いや、確実に縮まっているｗ
10%区間では余裕でパスして、苦しそうだったのに…激坂マイスター？ｗ

しばらく粘ったがパスされる。
そのままワカマツさんは前と合流して、そのままイワイ君追走。

激坂区間が終わって若干パワーが回復。平坦区間？は脚を休める。
登りでは280Wは出せるので、タレというよりやっぱり激坂はダメだわ。

残り2kmくらいで適当だが
イワイ君 10s ワカマツさん 10s タバタさん 10s ムラマツさん 10s 私
後ろは全く見えない。
5位は安泰のように見えるが、いつ脚がタレて追い付かれるかわからない。
集中して走る。

タイム的に46分いけるかいけないかの瀬戸際。
そのまま淡々と進んで最後の見通しの良い長い直線。
ここは一度下って最後にターンしてゴール。

一応、先頭のイワイ君まで見渡せるが
2つ前のタバタさんはさすがに抜かせそうにないので
狙いはムラマツさん。
この人を抜かせば4位。表彰台は乗れないが貪欲に上を狙う。

下りで勢いをつけてそのままの勢いでアタック作戦。
っても10秒差をひっくりかえせるか？いやひっくりかえすんだヨ！

下り前の登りにて300W-30sで差を詰めて
さらに下りでギアを上げまくってそのまま登りかえしで追い付く。
その勢いで右に大きくラインを変えてアタック。
その後、300W-30秒維持後に後ろを見るとムラマツさんは切れている。

最後に猛スプリントされる可能性があるので、そのまま350Wを30秒追加。
途中で後ろを見たら問題なさそうなのでそのまま維持。

富士山HC（4位）：268W-47m13s(4.98W/kg,72rpm)
（ヒルクライム計算だと5.3倍、実測=計算-0.3倍か？）

公式リザルト

今日のレース
(パワーが途切れているところがアウターに入れた所とグレーチング。
1個目が馬返し、2個目はグレーチングｗ、3個目は下り区間)

＜以下、考え事＞

だいたい5.2～5.3倍くらいで行きたかったが5.0倍。激坂、ダメだな～
南の地獄で千万町を特訓してだいぶ登れるようになったが、まだスペシャリストにはなれなかった。
激坂区間で追い上げたワカマツさんはどんな練習してるんだろう…

でも、20分地点の馬返しでトップとのタイム差30秒で。
ゴールで40秒なので普通のクライマー並みには走れていると思う。

あと最後に得意のモガキで順位を上げられたので満足。
冬場のN田練の効果が出てますな。感謝です。

とりあえず先頭から40秒遅れなので、クライマーのメンツを保ったということにしておこうｗ

でも去年のE3栂池で入賞したU23-3人衆
（立教イワイ君、VAXイリクラ君、ブリのアメザワ君）
のうち、イワイ君とアメザワ君には差を広げられているんだよな…
悔しい！

＜以上、考え事＞


頂上でP1ゴールまで待機。
キナンスギさんと、AACAフクオカさんとthomosさんと話しながら休憩。
thomosさんは50分でE2、5位。

P1ゴールは増田さんと森本さんの一騎打ちがすごかった。
写真はまた明日載せます。
動画もうまく撮れていればｗ


自分のタイムがP1でどの位だろうとタイムを気にしていたが
P1で13位くらいだった。
まあ単純比較はできないがそこそこ自信になる。
P1入賞まではあと1分の短縮が必要…やっぱり激坂攻略がカギだなｗ

ここで5倍以上が出せる人は激坂のペダリングができるのだろう。
それがなければ45分は切れない…と思う。
来年の目標はあざみ45分切りだな。


その後下山。今年はなぜかクラスごと。（P1→E1→E2…）
さらに途中休憩なしのノンストップ。

しかし途中で前にいた人が落車していた。これで来年はまた休憩が入るか？
ちなみに今回のあざみラインをライトウェイトで下山すると死ぬと思ったので
レーシングゼロ装着。精神的にすごく楽だわｗ


下山後は支度を済ませて表彰式…しかしなかなか始まらない。
結局、1時間近く待たされて13時から。


まずはP1。
優勝の増田選手が遅れるというハプニングｗ



次にE1。
緑のHCチャンピオンジャージはしっかり6位。
10ポイントしか詰められず。
嗚呼、今回もタバタさんのすぐ後ろだｗ



E2。
今回、入賞者を2人出したのはスペースと我らDENSO RACINGのみ！
チームランキングもいい感じなのかと思いきや…




さて、ほとんどの人が気にしていないと思うがHCチャンピオン争いｗ
独自の集計によるとこんな感じ。

1位：アダチさん：185pts
2位：タバタさん：170pts
3位：ムラマツさん：155pts
4位：私：150pts
5位：よっしーさん：140pts

おそらくムラマツさんは香川人なので最終戦乗鞍は出ないと思う。（去年もいないし）
つまり私がヒルクライムリーダージャージ獲得するには
私が次の乗鞍で優勝して、足立さんが3位以下となる必要がある…厳しいな…

VAXのクロイワ君も上がってくるので、次のE1は相当レベルが上がるはず。
これをチャンスととらえるか？

でも諦めない！