発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

4662.~環境によって~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「ふたつのハンガー!?」(3月25日)

おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。

教室では、授業ごとに生徒さん・講師の使用する部屋(ブースと呼んでいます)が決まっています。

生徒さんは慣れた環境で安心して学習に集中することができます。

また講師は、教具の位置などを把握し、生徒さんの安全を最優先に、授業を円滑に進めることができます。

寒さが厳しくなったころ、防寒着の厚みと防寒グッズの数が増えた生徒さんのために、それまでブースにひとつだけだったハンガーをふたつにしました。

ふたつのハンガーをはじめて目にしたある生徒さん。

コートを脱いでハンガーにかけました。

さらにトレーナーも脱いでハンガーにかけました。

とても寒い日でした。

薄い襟付きシャツ姿の生徒さんに聞くと、

「暑くない。寒い」。

すぐに脱いだばかりのトレーナーを着てもらいました。

ハンガーがふたつあったから、生徒さんはトレーナーも脱いだのです。

とても理にかなった行動です。

そして講師は、その生徒さんの日々の生活上の困難を想像しました。

慣れたブースであっても講師の判断で変化の大小を決めてはいけないこと、つねに初めてのように緊張感をもって授業に臨まなければならないことをあらためて痛感したできごとでした。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

その生徒さんには、“環境も指示になる”。・・・なるほど。生徒さんにとってそれは「生活上の難しさ」でもある訳ですね。そうですね、考えさせられますね。でも「生活の助け」になることもあるかもしれませんね。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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