今年のノーベル経済学賞は、米ニューヨーク大学のトーマス・サージェント教授と米プリンストン大学、クリストファー・シムズ教授に授与される。この二人の研究は、長期的な財政政策や金融政策の転換など政策としてとるべき予測可能なものと、原油価格の高騰や家計消費の減少といった予測が難しいものに影響を受けることから、1970年代から80年代にかけての政策転換がマクロ経済へ長期的・短期的にどのような影響を及ぼすかといいたもので、サージェント教授は、今後の政策に対する民間部門の期待と、賃金、価格、投資に関する実際の長期的政策決定の間の相互関係を分析し、シムズ教授は、政策転換が経済に与える影響、すなわち、中央銀行の利上げなどの経済政策の一時的な変更が及ぼす影響を分析したとのこと。この研究成果を利用し予測できるのなら、今の経済危機に対応するには、どのような政策が良いのかわかり立ち直れるのだが、経済は難しい生き物なので思い通りにはいかないのだろうな。残念なことだが。
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