パンダが被災地にやってくる

東日本大震災の被災地・仙台市の八木山動物公園（太白区）に、ジャイアントパンダが貸し出されることになった。キッカケは、中国の温家宝首相が被災地を訪れ、子供たちにパンダのぬいぐるみを贈った。その喜ぶ姿を見た仙台市長が中国政府に要望したことだった。来年の日中国交正常化40周年の目玉として両国関係者で合意がされ、野田首相の中国訪問に併せ正式に決まるとのこと。愛らしい姿は震災を受けた子供たちを癒やすことだろう。阪神淡路大震災の折にも神戸市にパンダが貸し出されている。しかし、上野動物園へのパンダの貸し付け金額が大きいことが話題になったが、今回もパンダ庁舎の整備や中国へのレンタル代は馬鹿にならない額だろう。希少動物を外交交渉に利用することにいささか抵抗がないわけでもないが被災地の子供たち将来に良い結果となることを希望したい。