つれづれ(ひとりごと)

様々な出来事を感じたまま綴って大切にしたい

日本全体の危機管理は、どうなっているの

2012年01月13日 | Weblog
朝日・日経・読売の読み比べサイト「あらたにす」の新聞案内人で松本 仁一(ジャーナリスト)氏が、日本の「官」を痛烈に批判している。まさにその通りである。「官」は問題が起こると再発防止策を出し、問題の収束を図る。松本氏の文章には書かれていないが最近では、経産省のインサーダー取引、広島警察署の脱走事件など、「官」の不祥事は後を絶たない。松本氏の批判は、オウム真理教平田容疑者の出頭事件と福島原発の放射能拡散予測についてである。オウム真理教事件がまさに警察内でも風化していることが、今度の出頭事件で明らかになった。今でも派出所には、オウム真理教特別手配のポスターを時々見るのだが警察官も惰性で動いているのだろうな。一川防衛相が沖縄の過去を学ばなかったことが一川防衛相の問責決議の発端だが、官僚がそれについてレクを行わなかった。いや、官僚も過去のこととして記憶になかったのだろうと思いながら、平田自身が「平田です」と名乗ったときの警察官の反応をどのように思ったか知りたいものだ。人の噂も75日で済ませないですよね。もう一つは、福島原発事故の時、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測システム)という装置の活用を行わなかったことである。しかし、アメリカでは、SPEEDIのデータを14日から毎日受け取っていたと言う事実があったという。日本の所管部署はその活用をどうして考えなかったのだろうか。松本氏は、「ありえない」と思っていたことの問題を指摘している。まさにその通り、民間なら違ったのだろう、ぬるま湯に漬かりきったところで日本の危機管理が行われていると思うと不安になる。

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