テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

対物キャップ-双眼鏡の使い勝手向上

2013-10-14 18:26:53 | 双眼鏡 望遠鏡
小ネタです。

上の写真のように、対物、あるいは接眼キャップが、単なるポリキャップになっている双眼鏡は結構あります。
個人的には、対物側が鏡筒先端の取り付け環からフリップして垂れ下げて使うゴムキャップ、接眼側が眼幅の変化に対応する連結キャップになっているのが、ブラブラするとはいえ、無くす心配が無くて良い、と思ってますが、そうでない製品に、都合良くサイズの合う他の製品のキャップを入手、流用できたり、既製品のバトラーキャップなどが合えばよいのですがなかなかそう上手くいきません。もっと欲張ったことをいうなら、対物鏡筒先端に、フィルターネジが切ってあれば、各種フィルターや、レンズキャップが流用できて便利♪と思うのです。
まぁ、無い物ねだりしても仕方ないので、ポリキャップにひもを付けたり、色々工夫するワケです。
困ってしまうのが、ポリキャップが緩い場合です。ケースからの出し入れの時にすぽすぽ外れたり、知らぬ間に落としていたりするのは、イヤなので、ユルユルを解消したく、過去にも色々やってきました。熱でポリキャップを変形させてきつくするのは、結構使えるのですが、失敗することもあります。で、ここのところやってるのがキャップの内側に接着剤を盛る方法。いろんな接着剤を試しましたが、まずはポリキャップの材質そのものが被接着性が良くなくて、使えるものが限られます。PP系に着くのは、シアノアクリレート系瞬間接着剤や変成シリコーン系などが代表です。瞬間タイプはゲル状を使えば盛ることも簡単ですが、経年劣化した場合、粉じんになることがあるので、却下、変シリ系を盛ります。これなら、硬化した後もゴム弾性があるので、好適です。
そのままでは着きにくい場合があるので、少し目荒らしして、有れば、PPプライマーなどで下処理しておきます。円周の一カ所に0.5mmくらい盛り、乾燥硬化させます。


はめると、盛った部分が浮き上がって、他の円周部分をきつく締め、スポスポが解消し、同時に盛った部分のゴム弾性でさらに落ちにくくなります。

盛った部分から嵌め、外すときはその反対側から外すと、盛った部分が剥がれにくいですし、劣化して剥がれかけても、ゴムのカサブタ状に剥がせますので、再施工が容易です。

私は、S.Uスーパークリヤーを使いましたが、以前紹介したように市販のウルトラ多用途S・Uで充分です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿