かながわ いーとこ

神奈川県にはいろいろな景色があり、魅力に溢れています。ぶらぶら散策して見た風景・いいところを少しずつ紹介します。

護衛艦「やまゆき」公開(横浜開港祭・横浜市新港埠頭)

2014年06月07日 | ぶらっと散策
横浜市の開港祭のイベントの一つで、自衛隊の護衛艦「やまゆき」の一般公開があり、行ってみました。

「やまゆき」は、「はつゆき」型護衛艦の8番艦として配備され、
排水量が3,050t、長さ130m、幅13.6m、速力約30ktという船です。
浸水が1984年、就役が1985年なので、もうすぐ30年になります。

「はつゆき」型護衛艦は全部で12隻ありましたが、老朽化に伴って順次引退しています。
1番艦の「はつゆき」から7番艦「はるゆき」まではすでに引退(2番艦「しらゆき」は練習艦に変更)
現役護衛艦としては、「やまゆき」を含め3隻のみとなっています。
(練習艦として3隻あるので、活動しているのは計6隻です。)

桜木町駅から汽車道を歩き、サークルウォークという歩道橋から、その姿をとらえました。


開門約20分前に到着したので、海に沿って並びます。
20人ぐらいが並んでいました。

船では、艦首の国旗を掲揚しているところでした。

開門5分前に中まで入りましたが、荷物検査は9時からのようで待ちます。


荷物検査後、船に向かいます。

まだ誰も乗船していません。
護衛艦「やまゆき」の艦番号は129。
実は、「YOKOSUKA軍港めぐり」の際に、お目にかかっています。

艦橋部分


乗船してすぐのところに飾ってあったプレート。


艦橋前にある、74式アスロックランチャー。

8連装の対潜魚雷発射機です。

62口径76mm単装速射砲。

毎分80発から120発発射可能らしいです。
全自動で操作でき、最大射程16300mだそうです。
ということは、16.3Km!
地図で確認すると、新港ふ頭から羽田空港までです。

手前には、1日艦長の女性が。
どうやら、開港祭の親善大使の一人のようです。

76mm単装速射砲の真下から。


艦首方面。


中央煙突脇にある、ハープーンSSM 4連装発射筒

対艦誘導ミサイルの発射筒です。

68式三連装短魚雷発射管


後方にある、シースパロー短SAM。

対空ミサイルで、ミサイルや航空機を撃ち落します。
案内には、
 最高速度:けっこう速い(特定防衛秘密)
 飛翔時間:まあまあ長い(特定防衛秘密)
 最大射程:そこそこ飛ぶ(特定防衛秘密)
と記載がありました。

発射機の1つが開いていて、ミサイルの様子が見えました。

前から見ると、お茶目でした。


艦尾の日章旗。


1段高いところに、ヘリコプター甲板と格納庫がありますが、
ヘリコプターは無いようです。


ここで1周が終わり、下船です。

5年ほど前に、同じ「はつゆき」型護衛艦の「しらゆき」の一般公開の際は、
ブリッジの見学ができた、へり甲板に上がれた、機関室の見学もできたので、
ちょっと物足りない気がしました。
同じく5年前のイージス艦「きりしま」一般公開のあまり見せないよ感がありました。
5年前の護衛艦「しらゆき」の様子です。
5年前の護衛艦「きりしま」の様子です。
代りに、武器操法展示といって、74式アスロックランチャー、76mm単装速射砲
などを動かすデモがあったようですが、タイミングが合わず見れませんでした。

下船した付近から。

鯉のぼりがたなびいていました。
ニックネームが「ライジング カープ」で、鯉のぼりのようです。

入口にいたマスコット。

熱いのに大変です。

入口には、陸自の車両の展示もありました。
偵察バイク

高機動車(左)と、軽装甲機動車(右)。

軽装甲機動車。


「やまゆき」は、新港ふ頭に停泊していましたが、海上保安庁の方から
全景を撮ることができます。

これがぎりぎりです。

後ろのクレーンと重なってしまいます。