三平の酒飲み日記

「酒は純米、燗ならなお良し」をモットーに毎日燗酒を飲む酒屋の店主の酒飲み日記

商工会議所

2006-06-21 20:56:41 | Weblog
さいたま商工会議所からの取材があった。
お昼過ぎ、商工会議所の方がご来店。
「商工会議所から来ました」
はて? ・・・あ~っ! そういや今日だったっけ!
『商工会議所ニュース』というものが月一で送られてくるが、この中にさいたま市のいろんな会社を紹介するコーナーがあって、ここへの掲載は無料。
無料なら申込むか、と思って連絡して幾星霜。とまではいかないが、こっちはすっかり忘れてた。
ま、どうせワカランチ~の親父だろうな、適当に答えておくかね、と思った。
が・・・
開口一番、「いいお酒揃えてますね~、あたし日本酒が大好きなんです」だと。
ふ~ん、日本酒好きね~、で、どんなのが好きなんだろ?
やっぱり○○○とか、×××なんかかね、と思っていた。
が・・・
「私、××の○○○って、大嫌いなんですが、この酒ってどう思います?」
えっ!? いきなり、あたしの琴線をついてくるような銘柄。
「いや~、ありゃ、はっきり言って普通酒。いや、それ以下かもしれませんね」
「う~ん、やっぱりそうですか~。私もあれ、大嫌いなんですよ。ありゃ合成酒じゃないんですか?」
「あの、なんか変な臭いのするお酒って最近多いじゃないですか。あれ、はっきり言って邪魔ですよね」
え~っ!? このオッサン・・・タダモノではない鴨。
さらに質問の嵐。
「アルコールを足してあるお酒って、どう思います?」
「ササニシキやコシヒカリでお酒造ってどうするんでしょうね?」
うっ・・・これは・・・
「いや~、しかし旨そうなお酒がありますね~、今日は仕事中だから持ち帰れませんが、是非、個人的に買わせていただきます」

こんなこともあるんだな~

虎の穴

2006-06-20 00:13:53 | Weblog
今日は「浦和・虎の穴」の集会。
前会長の治療室で、あたしの定期検診を終えた後の宴会。
前会長、現会長、現副会長そして、最近は日記もすっかりご無沙汰の畠山B、とあたし。
お酒調達係のあたしが用意したのは、娘。にごり。
現副会長のご所望なので、少ない在庫をやりくりして持参。
9時を過ぎたあたりに全メンバーが揃ったので、娘。にごりを開ける。
「ん~、これは旨い」
「ぐいぐいいける」と、みんなグビグビと飲んでいる。
車で来ているあたしだけは、お~いお茶、だけど。

話題はまずはWCから。
あまり詳しくないあたしでも、GKの川口の活躍だけは分かる。
仕事の話から音楽の話、mixiなど、ここではいろんな話題が出てきて面白い。

で、それはそれでいいいんですが、娘。空いちゃったんすけど・・・
2時間足らずで一升が空。ってことは、平均一人5合か~
恐るべし、娘。にごり。
さらには大手門の純米吟醸も開けたし・・・
恐るべし、虎の穴。

U会もそうだけど、誰にも気兼ねせずに話せる相手、話せる場があるってのはいいね。
これぞ君子の交わり・・・かな?
場を提供していただいている前会長には感謝してマッスル。

娘。にごりと低アルコール

2006-06-18 00:09:45 | 新しい酒
娘。にごりが来た。
まだ24本あったはずなんだけど、23本来た。
「すいません、1本間違えてしまって」とピカリンズ若桜支部長。
まぁ、しょうがない。
もともと少ない酒だし、小さい蔵だし。
と思ったら、もう6本嫁入りした。いかん・・・このままじゃ、自分で飲む分が確保できんぞ。
上澄みの部分は堅いけど、にごりの米の旨味がそれをマスキングしてトロトロ(けっこうドロドロ)してるけど、この蔵特有のがっしりとした酸が味の底にあって、味全体を引き締めている。
夏でも燗酒のあたしには、たまんない一本なんす。
大魔神のにごり、どぶ、扶桑鶴のにごり、それぞれに個性があって楽しめます。
でも・・・やはり23本じゃ少ないんじゃ~! もっとくれ~!!

で、写真は娘。とは関係ないお酒。
独楽蔵の然と睡龍の涼。どちらも14度台とちょっとアルコール度数が低い。
開けてお猪口に注いで、まずは一杯。
あら~、するすると飲めてしまいますな、こりゃ。いかんな~
あまりアルコールが強くないあたしも、するすると飲める。
でも、このままだと、あまり個性を感じないんだな~、これが。
で、燗にすると・・・きゅ~っと飲んで、思わずぷっは~っ
いかんな~、さらにするすると飲めてしまう。
でも、これは食中酒だね。あまり味付けの濃い料理は選ぶかもしれないけど、これからの季節は、こりゃいい。
ちびちびと飲みながら、ちびちびと食べて、またちびちびと、だらだらと飲むには、こりゃいい。
夏野菜がおいしくなる季節だし、カミさん得意の茄子の煮浸しがいいかね、こりゃ。
明日、作ってもらお。

来た~!

2006-06-09 23:30:11 | Weblog
来たのです。
とうとう、来たのです。
んっふっふ・・・
で、ほんのちょびっと残しておいた、去年のサンプルと一緒に写真を撮りました。
で、ほんのちょびっと残しておいた、去年のサンプルは、写真を撮った後で、とうとう飲んでしまいました。
つまり、開栓放置一年以上!
これがまた・・・んまいんじゃ~! なんで、こんなにんまいんじゃ~!?
色はもう山吹色。完熟っつ~もんですな。お猪口二口ほどしかなかったけど、これがも~・・・んまい!
いったい、いつになったら出荷してクレルンジャ~、これ!

で、今年のお酒。
「サンプル送りますよ」とは言われていたが、すっかり忘れてますたorz・・・
で、今月送ってもらうお酒と一緒に送ってね、とお願いしておいたら、ちゃんと入っていました。
皆さんお先にいただきました。(こればっかしは役得ってもんじゃ)。
で、さっそく一口。
・・・若いっす。これも一年放置プレイで鍛え上げるかな。
恐るべし大魔神。これ、本当に、この先どう変わるか分からない。
とんでもないポテンシャルを秘めている(かもしれません)。予測がつかんぞ、ゴルァ! 
(って、今とっても幸せな気分なんですが)

それはそうと初年度のお酒。そろそろいただけないすかね~
個人的に飲みたいんですが・・・

朋 遠方より来たる

2006-06-07 21:05:40 | Weblog
奈良からK杜氏がご来店。
いつもながら、車で来るし。よく車で来る気になるもんだね、いつものことながら。
「今、隣の駐車場に入った」と電話があったので、店先で待っていると、クリクリ頭の人相の良くない人物が現れた。
「あれ~? どうしたの? その頭?」
「あれっ、知らんかったっけ? 今、蔵じゃ、みんなこれよ」
しかし、これでサングラスでもかけたら、絶対にカタギには見えん。
とはいえ、彼とは、彼が酒造りに入る前からの友人だし、四方山話をいろいろと。
もちろん、お酒の話もしたさ。今年の秋に出荷予定の「どぶ」は期待出来そう。
梅酒は、結局今年も造るらしい。よかった。あの梅酒、めちゃめちゃ人気があるから、小さい瓶はもう売り切れちゃったし。
先日なんか、蔵元さんから電話があって、
「梅酒ありませんか? 今、お客さんがいらしてて、蔵ならあるだろうっておっしゃってるんですが、うちにも無いんですよ」
製造元に無いもんが、うちにあるわけなかろうが。
しかし、旧友ってのはいいね。遠慮無く、あれこれと話が出来る。今は製造と販売に分かれた立場ではあるけれど、会えば本音で話せるし。
裏話も、もちろん実名入りで話します。ここじゃ、とても書けないけど。

オリがらみ その2

2006-06-06 23:14:34 | Weblog
昨日に引き続いてオリがらみ、その2です。
こりゃまた驚いた。開けたてとはじぇんじぇん印象が違うっす。
なにこれ!? 
ここの蔵特有の透明感のある味わいが出てるじゃん!
開けたては、ん~・・・熟成しとるの~、と思ったけど、今日は若返った、っつ~か・・・
熟成してることはしてるんだけど、そこにキラキラした透明感が加わった。
なんじゃこりゃ。
お燗にしたら、昨日よりも、もっと若返った。
んまいことには変わりないけど、昨日のような年増の熟成感じゃなくて、もっと将来の可能性を秘めた力強さがある。
おそるべしサンシャイン。(あっ、このサンシャインっつ~のは、蔵元さんのあだ名です。本人が知っているかどうかは知りませんが)
これから先、どうなるんだろ、こりゃ。

オリがらみ

2006-06-05 23:19:25 | Weblog
なんで、こんなになるかな~?
あたし好みでいいんですが。
ん~マンダムでございますよ、こりゃ。
低温貯蔵バージョンは、それはそれは時間がかかった。でも、きらきらとした透明感のある、それはそれはきれいなお酒だった。
でもこれは、15~16度保存バージョン。
酸いも甘いもかみ分けた、ってな具合に、きっちり熟成している。
冷やのまま味見したら・・・いかん! こんな酒を冷やで飲んだらもったいない、とばかりにお燗。
はぁぁ~・・・やっぱり良いな~。これは肴を誘うね。
なにがいいかな。煮魚。焼き魚。漬け物。冷や奴もいいね。
あ~幸せ。日本人に生まれて良かった~