東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

「すかいらーく」過労死闘争の記事が、週刊金曜日7月7日号に掲載されました

2006年07月12日 02時09分48秒 | 過労死・過労・労災

須田光照

http://www.jca.apc.org/j-union/sukai.gif

過酷な労働条件のもとで過労死させられた夫の無念の遺志を継いだ妻中島晴香さんは、「すかいらーく」経営者の責任と「すかいらーく」から、いや社会から過労死を根絶させるために闘いを始めた。

店長であった中島富雄さんは残業を平均月130時間、多い月で180時間、夜中の3時に帰宅して6時30分には出かける日もあった。心無い上司から「いやならヤメロ」とか「コジキになれ」などとの暴言すら浴びせられる日々であった。
亡くなる直前にNPO法人労働相談センターに電話で訴えてきて闘う決意をした。すぐにセンターを訪ねる予定であったが2004年8月15日に亡くなってしまった。
妻中島晴香さんは、夫の無念の遺志を引き継いで、自ら全国一般東京東部労組に加盟して「すかいらーく」との闘いを開始した。現在中島晴香さんと組合は「すかいらーく」と交渉継続中である。(ひろし)

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39 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (木根川橋)
2006-07-12 20:30:07
中島さんの外食産業黎明期から、発展に尽力を尽くしてきたことにお礼を申しあげるとともに、ご冥福をお祈り申しあげます。



私たちが楽しく会食している中で、すかいらーくの社内では、過労死させるほど凄まじい労働搾取、パワハラが行われていたことに怒りを感じています。



今、すかいらーく社では大リストラが予定されています。いつも被害を受けるのは労働者です。



今こそ、すかいらーくの従業員及び外食産業労働者は声を上げる時です!



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ひどすぎます!! (ひばり)
2006-07-12 22:20:05
以前、社員をしていました。

本部の人間は店舗社員、準社員(キャスト)の扱いはひどいかぎりです。



このような暴露本もありましたので、参考までに。









すかいらーく・ここまでバラせばクビがとぶ―現職幹部社員の怒り!!

/須貝 良久

1章 「汚い店内、まずい料理」と苦情山積

2章 誰も言わない「ガスト失速」の危機

3章 利益第一主義がすかいらーくをダメにした

4章 技術否定、教育ないがしろの素人集団

5章 会社を私物化する経営者、失敗の責任を取らない役員

6章 次々潰れる子会社。アイデア倒れのすかいらーく商法

7章 コキ使われ、使い捨てられる社員たち

8章 デニーズ、ロイヤルに食われる日は来るか





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週間エコノミストを見よ! (写真男)
2006-07-18 23:13:16
本日発売の「週間エコノミスト」7月25日号に、



「ここまで来た“働かされ過ぎ”

    過労死大国」



と銘打って20Pの大々的な特集を組んでます。



東部労組の名前は一切出てませんが、東部労組がまさに取り組んでいる内容そのものが出ているように思います(まだ全部読んでないので(^^ゞ…)。



労組が大きいほどその労組はハッキリ言って機動力は鈍いです(自分のいた労組本部もそうでした)。だからこそ労組本体がありながらも別の組合を組んで闘わないと労働者の権利が勝ち得ないというおかしな現象が今まかり通ってます。その点もこの中に書いてあります。



是非一読を!!
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応援しています (kommy)
2006-08-04 14:56:43
中島晴香さんの英断に心をうたれます。そして、記事を読んで、改めてすかいらーくの実態の酷さに怒りを覚えました。

苦しみの中で、「会社を正す」と立ち上がった中島富雄さんの遺志が、すかいらーくだけでなく日本の会社のあり方を変えていくと信じています。
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氷山の一角 (過労死予備軍)
2006-08-17 01:39:01
中島さんのご冥福をお祈り申し上げます。



中島さんの件で全社通達が出ましたが、白ける内容でした。

労務管理を遺族に年に一度報告するなんて書いていませんでしたが、残念ながらウソの報告しかできないでしょう。

社員は皆、ウソのタイムカードしか書きません。書けませんから。

会社としては、それが正しい数値=正しい報告なのでしょうけど。



社内では残業130時間って、普通もしくは少ないと感じた人も多いはずです。

私も、200時間とか経験あります。



子会社はもっと酷いです。三鷹のオフィス3棟全て調べるべきです。必ず過労死がでます。

表にでない過労死はたくさんあります。

つい先日もBMの地区長が交通事故でなくなりましたが、あれも皆、過労死だと思っています。

三鷹労基署の指導、チェックは甘すぎます。

繰り返しますが、このままでは今後も過労死は出続けるんです。



何もできない自分が情けないです。

中島さんに呆れられるかな。
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「過労死予備軍」さんへ (スタッフ)
2006-08-21 18:10:24
コメントありがとうございました。



仰る通り中島さんの過労死は「氷山の一角」だと思います。



それを証明するように、NPO労働相談センターや東部労組には、すかいらーくグループで働く人からの相談が相次いでいます。いずれも過酷な長時間労働やサービス残業=ただ働きを訴えるものです。



いつ第2、第3の中島さんが出てもおかしくない状況だと思います。本部も店舗も工場も子会社も同じです。会社の体質そのものを変えるべきです。社長名の全社通達についても、会社としての責任をどこまで自覚しているのか、疑問が残る内容です。



中島さんの遺族の思いは、二度と過労死を出してほしくない、という一点に尽きます。



そのためには現在すかいらーくで働いている人たちが声を上げることが大切です。残業200時間なんて異常です。人間らしく働けるよう労働条件の向上を会社に要求しなければなりません。



すでに私たちとともにすかいらーくの職場を改善したいと言って、行動に移そうとしている従業員もいます。



ぜひ「過労死予備軍」さんも一緒に声を上げてくれませんか。1人で会社と対抗するのは困難ですが、みんなで声を上げれば大きな力になります。



NPO労働相談センター(電話03-3604-1294、メールtoburoso@ka2.so-net.ne.jp)に連絡してください。お待ちしています。
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コメントありがとうございます (過労死予備軍)
2006-08-24 01:44:17
スタッフの方へ



コメントありがとうございます。



>社長名の全社通達についても、会社としての責任をどこまで自覚しているのか、疑問が残る内容です。



そうなんです。「白ける内容」なんて書いて、誤解されるかもと思いましたが、このブログを読む前から、この通達文書の発行も和解条件なんだろうというのが見え見えでした。

私が一番気になったのは、「労基署によれば・・・」の一文です。

会社は、そうは思っていないんだろうな・・・と。



うちの組合は、いわゆる”御用組合”。

何の役にも立ちません。



連絡の件、考えさせて下さい。

連絡はしたいですが、自分にとってとても大事なことです。

貴センターのことは信用したいと思いますが、勇気が要ります。

また、今年末もしくは来年初頭には、新体制での方針が発表されるでしょうから、それを待ちたい気持ちがあります。

その間、また過労死が出てしまったら・・・

それが自分だったら・・・

という思いはありますが、ご理解いただきたいと思います。



コメントいただけて、本当にうれしいです。

反面、貴センターへ連絡する必要がなくなることを願っています・・・

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ぜひ待っています (スタッフ)
2006-08-25 18:30:07
「過労死予備軍」さんへ



再コメントありがとうございます。



すかいらーくの社内労組の話はいろいろと聞いています。労働組合の存在意義は、働く人の切実な声にどこまで応えているかにかかっています。そもそも労働組合とは何なのか。今回のすかいらーく過労死事件を通して改めて考えさせられました。



このブログでも紹介している書籍『ひとのために生きよう!団結への道』(当センター理事長の石川源嗣著)でも、すかいらーくの過労死事件を扱っています。よければ読んでみてください。



連絡の件は、もちろんあなた自身の意思・判断なので十分に考えてくださって結構です。仰る通り声を上げるのは勇気のいることです。あなたが会社に対して立ち上がるときには、きっと力になれると思っています。そのときは連絡してください。
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Unknown (Unknown)
2006-08-26 01:23:50
すかいらーくには行かないよ、二度と。
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無力です (アルバイト・東京)
2006-08-28 08:12:55
八月二十八日、朝日新聞、2面の「ひと」の中島春香さんについての記事を読みぞっとしました。

―午前9時から翌午前2時まで働き続けることもあった。過労死だった。―

私の働く店の社員さん、特に店長なんて、朝9時出勤翌2時退社というのは日常のことです。ワークスケジュール表の退社時刻はほんとうに建て前。人手不足なので、まとまった休みなんてまったく取れるような雰囲気



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