大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

初詣 泉涌寺・即成院

2018年01月07日 | 高齢者大学
一月六日、高大歴考同窓会恒例の初詣。
戌年の今年は、空海を高野山へ案内したという黒犬と白犬が空海の前で阿吽像として祀られている、泉涌寺の塔頭即成院へ。

京都駅からタクシーに分乗した7名が大門前で待つ4名(男性4名・女性7名)に合流し、まず泉涌寺へ参拝。
初詣者も少なく森閑とした境内、仏殿の運慶作と伝わる阿弥陀如来(現在)・釈迦如来(過去)・弥勒如来(未来)の三世仏(本尊)にお参り。
天井の狩野山雪筆の蟠龍図は、鳴き龍で知られていますが、高い所にあることもあって細かいところまでよく見えませんでした。

泉涌寺
真言宗泉涌寺派総本山。
天長年間、弘法大師がこの地に庵を結んだことに由来。

天皇家の菩提寺として御寺と呼ばれる。
泉涌寺が菩提寺となったきっかけは、1242年に四条天皇の葬儀がこの寺で行われたことから。
それ以降、室町時代前期の後光厳天皇から孝明天皇にいたるまで、歴代天皇の葬儀は泉涌寺で行われることになる。
また裏手の墓所は月輪陵と呼ばれ、江戸時代は陵墓として土葬されていた。

宮中には黒戸御所(お黒戸)といわれる仏間(仏壇)があり、そこには歴代天皇や皇后の位牌が祀られ手を合わせてお参りする習慣があり、奈良時代の聖武天皇から江戸時代末期の孝明天皇まで仏式で葬儀が行われていた。
このお黒戸は明治に入って泉涌寺に移築され、本坊の一角の海会堂として歴代天皇や皇后の位牌が祀られ日々法要が執り行われている。
同時に宮中では神殿の整備がなされるようになり、天照大神を祀る「賢所」を中心に「皇霊殿」「神殿」という宮中三殿がつくられ、歴代天皇の御霊も祀られている。

仏殿の横から月輪陵へお参り後大門横の楊貴妃観音堂へ。
楊貴妃観音堂には、玄宗皇帝が楊貴妃を偲んで作らせた等身大坐像にかたどった聖観音菩薩像が、湛海律師によって持ち帰られ当寺に祀られています。

その後、既成院へ。
広い境内ですが、ここだけは多くの参拝者で賑わっていました。
皆さんお目当ては空海の前の犬の阿吽像。私達もその前で記念写真をパチリ。

昼食は鴨川沿いのお馴染みの料理店、色とりどり手の込んだ料理の数々全てが美味しく皆さん大満足で満腹。
清水寺まで腹ごなしのウオーキング。
門前には、両側とも口を開けている阿像の珍しい狛犬。

参拝後、参道でティータイム。
相棒と共に大満足の私達も京阪電車で帰途に。
皆さん今年もどうぞよろしくお願いします。

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