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M記者です。
3連単のシェアが90%もある現状では、業界はいずれ衰弱死する…。
長年、警鐘を鳴らし続けてきましたが、2連勝ナイトフェスタはシェア正常化への第一歩といえるでしょう。
この投稿は1カ月以上前からシコシコ書いていました。
書きたいこと、書かねばならないことが山ほどあって、気がついたら10回連載でも足りないような膨大な文章量に…。
読む側の立場になってみろ!
自問自答した結果、お蔵入り決定!また最初から書き直しています。
前回の投稿で私がこの「問題」にはっきり答えていなかったので、いまだに「2連勝ナイトフェスタはなぜやるんですか?」という質問をよくされます。
競艇ファンだけじゃありません。社内の人間や業界関係者にも。
意外と理解されてないんだ…。
みなさんの意見はだいたいこれ。
「売れるはずがないのになぜやるの?」
そもそもそこから間違ってます。
今回のこの「実験」の一番の目的はその節の売り上げアップではありません。
「え?そのためにいい選手をあっせんしたではないんですか?じゃ、なぜやるんですか?」
みんな同じ返しです。
今回の「実験」の目的は、2連勝式にすると、どれだけ1人1日購買額が増えるか調べることにあります。
3連勝式を締めだしたのは、無理やり2連単を買わせるためではありません。
2連勝式に限定することで、1人1日購買額のデータをより正確なものに近づけるためです。
2連勝、3連勝が混在するなかで2連勝にだけ“特典”を与えても、数値にはっきり出ないからです。
いい選手をあっせんしたのはもちろんお客さんを呼ぶため。多くのお客さんに2連勝を体感してもらうと同時に、多くのデータが集められるからです。
「当たる喜びを味わってもらいたい」
こんなうたい文句もありましたが、それならなぜスタート展示をやらないのか?
この点に関しては矛盾してません?
当たる喜びを…これを掘り下げると、2連勝ナイトフェスタの真の意味が見えてきます。
データを集める「実験」だけじゃない。
1R~12Rまで舟券を買った人に「意外に遊べたな」と実感してもらうことにあるんです。
「遊べた」というのはお金が回った証拠。
仮に1万円持ってきたとしましょう。3連単で絞って買うと(流して買う人は2連単とそう変わりません)、一度も払い戻しを受けないまま、ストレートで負けることもしばしば。まだレースはたくさんあるのに途中で帰ることもあるでしょう。
その場合、その人の1人1日購買額は1万円にしかならない。
同じ1万円を持ってきても2連単、2連複なら当たる確率が高いので、その払い戻し額でまた投票できる。
そうするとその人の1人1日購買額は3万円にも4万円にもなるのです。当然、売上額は上がります。
私が競艇を覚えた23年前は1人1日購買額が4万円と言われていました。
その後、7万円台までいったそうです。
それがいまでは1万円前後…。
もちろん景気の影響もありますが、3連単導入が1人1日購買額に最も打撃を与えたのはいうまでもありません。
3連単は刺激にあふれています。
一度その快感を味わうとなかなかやめられません。
生物学的にそうなのです(生物研究部だった私が言うのだから間違いありません)。
2連勝ナイトフェスタに対する拒絶反応は、だから自然なこと。
それでも2連勝に戻ってきてもらわないと競艇に未来はない。
そのため我々マスコミは2連勝ナイトフェスタ開催の真の意味を伝える使命があるんです。
逆説的ではありますが、
「ギャンブルはギャンブルじゃダメなんです」
ギャンブル商売を成功させるには、取って取られての繰り返しがいいんです。
一発勝負の宝くじとはわけが違う。
理想は1Rから12Rまで遊んで「チョイ浮き」「チョイ負け」で帰ることですね。
チョイ浮きなら「浮いた分で一杯ひっかけて帰るか」となるし、チョイ負けなら「明日の資金は残ったから…」と、また足を運んでくれる。
これがギャンブル商売の理想。
3連単では明日への資金がなくなる場合も多く、またそれを危惧して1回の投票金額を抑える人も多い。
つまり3連単はギャンブルに適していないんです。
「くじ」に片足をつっこんじゃってるんです。
競輪や競馬の3連単が競艇ほどシェアを伸ばしていないのは「くじ」に寄りすぎているから。本気で絞って勝負するには「あてもん」の要素が強すぎる。
競艇は120通りという頑張れば本気で勝負できる確率だったために、売り上げも1人1日購買額も大きくダウンさせてしまった…。
ジュウスポ読者のみなさんにしか伝えられないのは残念ですが、私がここまで書いてきたことを頭の片隅にでも置いて、2連勝ナイトフェスタに参加してください。
これからも競艇をよろしくお願いします!
競艇に命を捧げた男の最後のお願いでした。
※(結局)長文失礼しました。
例えば(※架空の話ですが)仲間5人でお金を賭けてブラックジャックをする。
財布の中に全員1万円ずつ入ってる。
よって合計5万円がある。
その内Aさんだけが一人勝ちで5万円ゲット。
後のBCDEさんの財布は0円でジ・エンド。
さ、さ、アホらしい、帰りましょ.… A君だけがイッヒッヒ。
一回コッキリの遊びならこれで良いでしょうが、Boat Raceの様にお客さんにリピーターになってもらわないといけない商いとしてはこのやり口は完全にノーです。
そのかき集めた5万円が…
Aさんは2万円、BCさんはトントン、DEさんは5千円ずつ手元に残る。
M記者さんの言うチョイ浮き、チョイ負け
「またやろうぜ!」「今度は負けないからな!」
リピーターになるのです。
Boat Raceに話を戻すと、レース場に長い時間居ればビールや飲食と言った二次的なものも売れるし、もちろん公共交通機関や近隣の駐車場も潤い、マクール、BOAT BOY等の雑誌やネット関連、グッズ…
パッと考えるだけでもあらゆる物に直接利を生じさせる事ができる。
韓国カジノのように本国の人間を遊ばせずに、完全に外国人相手から取り上げて、リピーターなんぞ要りません!的な考えは危険過ぎると思う。
元来6艇立てというシンプルな競技。
賭け式もシンプルである方がより他とは差別化が図れて魅力的に映る筈です!
長々と失礼致しました。
その人の財布からは1万円しか消えてなくても。
違うかな?
頭悪い奴がいるなぁ。
売上金の25%が場や関係団体の収入になるんだから
いわゆる循環取引みたいな感じで、実際の収入は増えてないのに、いったいどこから表面上の売上げ増加分を場や関係団体に配分する原資が出てくるのでしょうか?