ガイドがバスの窓際に一人ずつすわってくれ・・・。

１月５日（月）
　　
　　　バスでホテルを８時３０分発。デリーより国内線で空路ベナレスへ。
　　　１０時４５分発が４５分遅れ、１１時３０分出発。１時間の飛行で
　　　１２時３０分ベナレス到着。覚悟を決めていたが、初日から始まった
　　　つまずきにさい先が不安に。

　　　壮大なインド大陸で９億人が暮らす中に、１０日間だがお邪魔をする
　　　だけの私だが、何が起こっても不思議は無いはず。神様の一覧表を見て
　　　いたら、インドは多神教の国。神頼みも有りかな。
　　　
　　　今日の宿泊先のホテルクラークスでお昼を食べて、いよいよインド観光
　　　が始まった。大型バスが迎えにきたが、乗客はガイドを入れて１７人。
　　　みんな窓際に一人ずつ座ってくれ、とガイドが言う。　
　　　なぜ、と聞くと乗客が少なすぎるらしいから・・・。
　　　通り過ぎるバスを見ると、乗せられるだけ乗客を乗せて走るバスが、次々
　　　と通る。理由はこれかなと思った。

　　　ゴータマ・ブッタが悟りを開いた後、最初に教えを説いた所と言われる　
　　　サルナート（寺院）へ。５～６世紀にかけて建設された物で、大仏塔の　
　　　周りを仏教徒の僧侶が、お経を唱えながら、脇目も振らず一心に、
　　　時計回りに回っていた。
　　　　
　　　この寺で赤い袈裟を着て、日本人と同じ顔をした中国やビルマ、チベット
　　　から修行に来た、１６，７才の若い修行僧を多く見かけた。
　　　その姿から、ここは敬虔な仏教国だと思い知らされた。

🍀明日に続く。