アニリール・セルカンの研究不正・詐欺事件

東大助教で、自称 宇宙飛行士候補のアニリールセルカン(松村秀一研究室)の経歴詐称・業績捏造・研究盗用の追及ブログ 

博士論文 第7章 : D.thesis CHAPTER 7

2009-10-01 | セルカン博士論文
第7章 (CHAPTER 7 : CONCLUSION)
検証中、Under investigation
ご協力お願いします。


・ 博士論文 p333-334 7.1 General Findings




・ 博士論文 p335-337 7.2 Major Suggestions




・ 博士論文 p338-p361 7.3 Presentations, Cooperation and Conference Summary
p339-343
(ISS宇宙ステーションと宇宙エレベーターに関する) ISS FORUM 2001 Poster Presentation by Serkan ANILIR(4ページ半)

「(Yeang, 1994)」という表示の位置から、9行の文章が Ken Yeang(高名な建築家)のアイデアであるようだが、実際には丸3ページ以上の文章が、ほぼ同じ形で以下サイトにある。
http://alandumalang.blogspot.com/2009/06/teori-bioklimatik-byken-yeang.html
イントロと結論のみがアニリールによるもので、丸3ページ以上の文章が、Ken Yeang(「Bioclimatic skyscrapers」?)からの盗用と思われる。
(Yeangの論考は、おそらく、宇宙に関係なく、高層ビルに関するもの。)


p.344-350 の
"ATA" Commercial Space Development Plan
An orbital settlement and business proposal to establish a permanent space presence and make a profit.

23rd International Symposium on Space Technology and Science (ISTS), Matsue, Japan, May 26-June 2, 2002
は、
Alex Terrell氏の"RouteMap4"の文章や表を元に再構成したものである。
例えば、
博士論文Table1 (p.347) は、"RouteMap4"のpage.16の表から再構成、
博士論文Table2 (p.348) は、"RouteMap4"のpage.20の表や、page.18の"Propulsion"の文章から再構成、
博士論文Table3 (p.348) は、"RouteMap4"のpage.22の表から再構成、
博士論文Table4 (p.348) は、"RouteMap4"のpage.25の表から再構成している。
Alex Terrell氏の"Asteroid Retrieval Mission"という用語に、ATAという頭文字を付加し、自分の研究であるかのように装っている。また、引用もしていない。

この"RouteMap4"からは、博士論文第5章において過剰なコピペが行われている。
参考サイト:
・ http://settlement.arc.nasa.gov/spaceres/IV-2.html
・ http://www.cygo.com/asteroid_mining_criteria.html
・ http://www.resonance-pub.com/ssdj200111131.pdf

p.350の内容については、検証中


p.351-361 の論文は、
Shimizu Corporation(清水建設)のSpace Systems Division所属の人が1st authorで、アニリール・セルカン氏は2nd author


・ 博士論文 p362 7.4 Space Architecture Research Group at the University of Tokyo






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8 コメント

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Unknown (p. 339-343 (from Ken Yeang))
2009-11-12 02:53:04
【一行追加】

博士論文 p.339-343 に

(ISS宇宙ステーションと宇宙エレベーターに関する) ISS FORUM 2001 Poster Presentation by Serkan ANILIR(4ページ半)が収録されている。

「(Yeang, 1994)」という表示の位置から、9行の文章が Ken Yeang(高名な建築家)のアイデアであるようだが、

実際には丸3ページ以上の文章が、ほぼ同じ形で以下サイトにある。
http://alandumalang.blogspot.com/2009/06/teori-bioklimatik-byken-yeang.html
【 http://www.ellipsis.com/yeang/text.html 1995 】

イントロと結論のみがアニリールによるもので、丸3ページ以上の文章が、Ken Yeang(「Bioclimatic skyscrapers」?)からの盗用と思われる。

(Yeangの論考は、おそらく、宇宙に関係なく、高層ビルに関するもの。)
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p351-p361 は清水建設の方の仕事 (11jigen)
2009-11-16 00:29:08
p351-p361 の論文は、Shimizu Corporation(清水建設)のSpace Systems Division所属の人が1st Authorで、アニリール・セルカン氏は2nd Authorですね。さすがに、これは盗用の可能性は低いのではないでしょうか。画像も類似検索ではHITしませんでした。アニリール・セルカン氏の貢献度は?ですので、盗用率計算の際の分母には含めないことにします。
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339-343 (Smith)
2009-11-16 01:35:38
最初の方の指摘されているのは,339-343ページのセルカンの単著のポスター発表(をドキュメント化したもの?)で,これはご指摘のように,恐ろしく酷いパクリではないでしょうか?
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ISS FORUM 2001 (Smith)
2009-11-16 01:48:49
http://www.spaceflight.esa.int/ISSForum2001/

に,その会合のサイトがそのまま残っていますが,ざっと見たところですが,プログラムを見ても,彼の名前は見当たりませんし,ポスターセッションの時間帯もないように見えますが・・.
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Re: ISS FORUM 2001 (11jigen)
2009-11-17 09:37:55
ISS Forum2001 はOral発表だけだったのでしょうか!?
アニリール・セルカン氏のポスター発表自体が行われていない!?
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Re: ISS FORUM 2001 (Smith)
2009-11-18 00:55:46
11jigenさんへ

本当にISS FORUM 2001で発表したかどうかを検討するのは不毛のような気がします.

1) プログラムには名前を載っておらず,ポスターセッションが行われた形跡もみあたらないようだが,たとえばexhibitionの枠で,本人が発表したと主張すれば,それを否定するのが非常に困難である.
2) 博士論文の中で,しかも付録ではなく,博士論文の成果をまとめる結論の章にこのドキュメントが含まれており,しかもそのイントロと結論以外のすべてが盗用であることがわかっている,つまり,すでに,アカデミックにおける悪の度合いをはかるメーターは振り切れているので,これ以上,発表したかどうかは些細な問題である(むしろ,こんな盗作を本当に発表したなら,よけい罪は重いかも).
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博士論文p.351-361 AIAA SAS 2002 (11jigen)
2009-11-19 23:14:40
博士論文p.351-361 に掲載されている、AIAA-SAS 2002 での Shimizu Corporation(清水建設)のSpace Systems Division所属の人が1st の発表では、アニリール氏は2ndに名前があり、肩書きは「NASDA-ISAS」になっている。
http://docs.google.com/fileview?id=0Bz_UMJy9uYUjNmYxZWUxYzQtZTBiNS00ZGUzLTk4ZjAtNTNkOTcxNDU0NGYy&hl=en

しかし、AIAAのホームページでの同発表の記録では、

Thursday, 10 Oct 2002
http://www.aiaa.org/agenda.cfm?lumeetingid=698&dateget=all


AIAA-2002-6117
A Flexible Interior Design Concept for Space Applications
http://pdf.aiaa.org/preview/CDReadyMSAS02_698/PV2002_6117.pdf
K. Nozaki and K. Takagi, Shimizu Corp., Tokyo, Japan; H. Lorenzo, IACSA, Florence, Italy; S. Matsumoto, CSP Japan Inc., Tokyo, Japan; T. Mitsuhashi, Shimizu Corp., Tokyo, Japan; S. Anilir, University of Tokyo, Tokyo, Japan

となっている。一体この違いは?
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博士論文p.351-361 AIAA SAS 2002 (11jigen)
2009-11-19 23:27:15
ちなみに、内容は、盗用ではなく、
清水建設の方々のちゃんとした仕事であると思われる。

10+1 No.46 2007 特集宇宙建築、あるいはArchitectural Limits 局地建築を考える
のp.86や、
http://www.ne.jp/asahi/tokyo/sd/5_FS-9.htmlのサイトなどで、エルナン・ロレンツォ氏(清水建設宇宙開発室)のインフレータブル椅子(姿勢維持具)やインフレータブル・テーブルの研究が紹介されている。
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