C'est La Vie

好きなものと、日々のこと。

jinaの図書館

『ノーアート・ノーライフ』@本多劇場

2011-11-07 23:19:28 | 舞台関連


マドカに誘われたので観に行ってきた。

もー、すっごいおもしろかった!

70年代のパリにあるとあるカフェに集う日本人の(自称)芸術家たちの話で、まぁ描いても売れないし女は奪われるし小説は書けないし贋作で捕まるしで、わかりやすいストーリーなんだけれども展開の先はわりと見えなくて、そして男性のみの芝居っていうのも何気に初のような気がするけれども、なんだか、彼らが情けないけれども微笑ましいっていうか、それこそいとおしいwwというか、そんなひとたちの1人1人のキャラも役者さんにハマりすぎてて笑いまくった。

ぬっくんの母話のときにやたらリアルで若干客席引いてたしwwwwwwwwww

自分のやりたいこととか、それに対しての結果とか、真面目に考えたら結構しんどくなってくるんだけども、なんか今回はそういうのもちょっと考えたけど、それでもすごくさらっと観れた。

隙がないくらい笑わせられてたからだろうな、たぶん。


『ハーパー・リーガン』@PARCO劇場

2010-09-22 23:58:59 | 舞台関連



すごく静かでシンプルで
わりと空白の時間が多くて
行間を読むというか、
考えながら観る舞台だった。

とはいえあまりアタマはまわってなかったんだけど。

主人公は40代の女性ハーパー・リーガン。
夫と娘の3人家族。

夫が起こしたとある事件のせいで
有罪になった彼は職を失い、
家族を支えなければならなくなったハーパーは
彼を責めたてた両親とも深い溝が出来て、
田舎を出て暮らすことになる。

2年経過し、父の病がおもわしくないので
様々な葛藤や障碍があるも家族に無断で逢いに行く。
けど既に亡くなった後で、
仕方なく母に逢いに行く。
逢いたくないけど逢わざるを得ないっていうか。

すごく簡単に書いたけど。

なんか、ハーパーの言動って、
立場とか環境とかを考慮して色んな事を総合的にみたときに、
自分が「したい」「やりたい」じゃなくて、
「しなきゃならない」「やらなきゃいけない」ことだらけの状態で
生きてきたゆえの反動なんだとおもった。

それが父親の死がきっかけでふりきれちゃって、
朝10時から飲んでみたりだとか、
絡んできたオトコの首筋をグラスで刺したりだとか、
行きずりのオトコに身体委ねたりだとか。

それでも感情の落とし所がなくて、
結局母に逢いに行ったりだとか。

で、互いに愛してる、愛されてるってことを
確認したいだけなのに
言葉が足りないのと
互いに「わかってよ!」って気持ちばかりで
すれ違ってしまっていて
結局相容れなかったり。
主張だけで受け止めないっていうか。

母とハーパー、ハーパーと娘の関係がそっくりで、
基本的に、親から受けた愛情そのまましか
自分の子供にも返せないのだとしたら
それはちょっと怖いことだとおもった。

まぁ、そこは、
情が篤いだとか、
ドライだとか、
育てる側の性格も合わさっていくから
一概にそのまま、とは言えないんだろうけど、
「愛された」っていう実感のない場合は
ちょっと難しいんじゃないかともおもった。

自分の体験、経験しか基準になりえないとおもうし。
家族といえども結局は中身の違う個人なんだし。
家族だからこそ許せない部分もあるし。

なんか上手く言えないけど。

だからこそ、
コミュニケーションをとるっていうスタンスが重要、っていうかんじに
シフトした後半なんだろうなとおもっていたわけだけど、
なんでもかんでも言えばいいってことでもないなとおもったり。

2日前に「甥に似てて間違えて」声掛けて話をした若い男の子と
再会したときに
「ごめんなさいあれ嘘なの」とか、
「キミが戻ってきてくれて嬉しいよ」って言ってくれた旦那に
「無断外泊してる間に行きずりのヒトと関係持ってしまったの(以下具体的内容)」
とか、
自分に正直になったっていうよりかは
自分がすっきりしたいが為の告白であって
単なる自己満足じゃないのか?っておもったり。

若い男の子も若い男の子で、
「なんかちょっと、オカシイヒトって色気あるよね!」とか言っちゃうし、
旦那も旦那で、不貞の告白を受けた後で
家族とこれからこうしたいああしたいっていう夢語っちゃうし、
人間関係って謎!
っていうのが感想wwww

結構、解釈を観る側に委ねている部分があるので
合う合わないが分かれる舞台だとおもう。
あたしは勝手に解釈して勝手にくすくす笑ってたりしたけど
両隣は爆睡状態だったので。

それにしても、
思い込んでいる自分とか、
思い込まない自分とか、
考えている自分とか、
考えていない自分とか、
見極められる自分とか、
見極められない自分とか、
ハメをはずしたい自分とか、
慎重な自分とか、
高揚している自分とか、
冷静な自分とか、
ズレとか葛藤が物凄くあるけれど、
摺り寄せる作業を怠らずにいるので
深いところにあるものを大切にしていけている感じがする。

なによりも大事なのは、
あたしいま、
やりたくないことは何1つやってないってこと!

それだけでだいぶラクなのに。

『スリー・ベルズ-聖夜に起こっ た3つの不思議な事件-』@PARCO劇場

2010-08-28 22:00:41 | 舞台関連



久々の観劇。
『薔薇―』以来5ヶ月ぶり。
結構あいだあいちゃいました。

開演ちょっと前に行ったら
ロビーがごった返してて、
とりあえずパンフを買ったら
福引券がついてきた。
このせいか~とおもいつつ、
福を引きに行くも
もらえたのはやっぱりティッシュww

席についてパンフを眺めてたら
黒いんだけどカラフルで、でもボロボロのマントを着た
人形みたいなヒト2人が舞台に上がって、
言葉を発せずにマイムで舞台観劇の注意事項。
(しゃべるの×、たべるの×、ねるの×、みたいな)
で、1人が客席に降りてきて、
お客さんを拉致ww
舞台上に上げて、マントを着せて、
メモを渡してそれを「読め!」と促す。
メモはさっきマイムで伝えた注意事項を
言葉に直したものなんだけど
急に注目の的になったお客さんはたじたじ。
そっと近寄ってきた作家にも気付かずww
おもしろかったです。

で、作家が登場し、
物語のはじまりはじまり。

作家はストーリーテラーだけでなく、
スーパーの支配人だとか
医者だとか
物売りだとか
いろいろやらされ、
その度にゴネて、

後藤さん「これあれだろ、あの脚本家ならやらせないんだろ!
     三谷幸喜ならやらないんだろ!」

で、プロデューサーと揉めた結果、
1回1200円で舞台転換もやることに。
「バド部」のジャージを着てwwww
後藤さん「1200円分の働きを御覧下さい。
     これで当分ホン書けなくても食べていけるな」


今回の舞台は3つのストーリーが同時進行し、
かつ繋がっているというものなんだけど
とくに複雑すぎてわかんない!ってコトじゃなく
肩の力を抜いて楽しめる感じ。
最初はね。

ストーリーが進むにつれてだんだんと、
騙し騙される駆け引きの関係から
もたらされることになった絆だったり、
そのときそのときに受け止めて消化しなきゃいけないことを
見ない振りして知らない顔してたら
とんでもないことになっていて、
でも、きちんと向き合おうと決めた彼女の強さだったり、
世界に絶望していて未来に絶望していて、
変えたいとはおもっているけど
やっぱり絶望しかなくて、
でもその世界を楽しんでいるヒトに出会って、
何が大切なことなのかって気付いた彼の気持ちだったり。

3つの話を通して、
気付く、ということがテーマだったようにおもう。

すごい、沁みた。
観客席はもうすすり泣き状態。

でも、痛い、悲しい、辛い、だけじゃないものが
そこにはあったから、
終演後、帰って行くお客さんたちの顔は
自分も含めて晴れやかだった。

みんな絶対に、優しい気持ちでいっぱいで、
でも、そういう気持ちって長く続かないのも知っていて、
だけど、そんな気持ちが
少しでも長く続きますようにっておもいながら、
帰宅したにちがいないと、そうおもう。

久々の観劇はすごく良い舞台でした。
これも映画化しそうだなぁ。なんて。


シスカンパニー公演 『バンデラスと憂鬱な珈琲』@世田谷パブリックシアター

2009-11-21 10:06:43 | 舞台関連


プレでとったわりには席がP列だったので
かなり遠くて観づらいんじゃないかっておもってたんだけど
一段高くなっていてしかもセンターで全体が観えたので
逆にかなり観やすくてよかったとおもった。

畳み掛けるようにいろんなひとがいろんな役で出てくる感じが
すっごいわくわくさせておもしろかった。

特に執事とかくのいちとかブルース・ウィリスとかのくだり最高。

で、大統領到着のシーンは気づいてしまっていたので驚かなかったけど
ラストは完全に忘れてた伏線が効いていてかなり気持ちよくおとされました。

おかしかったー。

『京乱噂鉤爪』@国立劇場

2009-10-10 21:29:06 | 舞台関連


◆ストーリーはこちら



昨年上演された『江戸宵闇妖鉤爪』の続編。

人間豹・恩田乱学の最期を描くということで
結構期待していたんだけど、
前作で恩田の背景がわりと丁寧になされていたぶん、
今回は恩田にスポットを当てるというよりも
恩田によって人生を狂わされたというか
周辺の人々の話がメインのような感じだった。

恩田が人間豹のまま死んだのか、それとも人として死んだのか、が
テーマみたいなものだったんだけど、
そこへ至るまでの心情の移り変わりも弱いような気がした。
何もかもが唐突、みたいな。
なので、その辺が自分の中でよく掴めないまま終幕を迎えてしまいました。

念のため言っておくと、前作を観ていなかった人にとっては
面白い舞台だったようです。

あたしとしてはやっぱり恩田の死の裏づけとしては
描き方が物足りなかったかなぁというのが正直な感想。
一応、続編と謳っているからには比較してしまっても仕方ないかと。



バックステージツアーも3年連続だったわけですが、
今年は1番きちんと説明されたようにおもう(笑)

今回は2年ぶりに廻る盆の上に乗れました。
1周1分くらいなのに若干酔った。
なんて弱い三半規管。


上演直後の舞台上。




今回、観てきて気付いたのは
国立劇場の花道はかなり傾斜があるということ。
3年目にして初の発見。




一条戻橋。
短い(笑)




盆の真下。
まあるくなってます。




当たった☆

2009-09-02 10:50:10 | 舞台関連
イロイロあって暫く更新をサボってましたが、
だいぶ落ち着いてきました。

心配かけてごめんね。
もう大丈夫です!


で、久々にメールチェックしたら、
結果が来てました。





ぴあにて久々にプレ当たりましたー

ていうかプレで当たったのなんて『TOWER』以来じゃないのかい?
ということは2月以来だ

コレは嬉しいゎ


TEAM申 『狭き門より入れ』@PARCO劇場

2009-08-26 23:15:36 | 舞台関連



◆ストーリーはこちら



TEAM申の第3回公演『狭き門より入れ』。

「世界の更新」というシステムがつくられている世界の話で、
「更新」って何なのかというと、簡単に言えば、
「世の中悪いことだらけになってきたからリセットする意味を込めて
 新しい世界をつくって良いものをそっちに移行させよう」
っていうことで、
「その過程で新世界へ移行された人間の記憶は改竄、
 いらない人間は間引きして旧世界に残しても問題ないよね、
 正義のためなら」
っていう考えと、
「いやいや、いくらなんでもそれはおかしいんじゃないか」
っていう意見とで、最終的にどっちを選ぶか、っていう話だったんだけど、
それがみえるまでに結構アタマ使う舞台でした。

で、この舞台を観たことによって色々思うことがあったんだけど、
直接舞台に関係ないし内容も重いのでそれは別記します。

意外にも結構笑える舞台だった。
やっぱり、適度な笑いのある舞台がバランスとしても良いなぁと思う。

蔵之介さんは声と手の仕草がいいですねぇ。
普段観ている蔵之介さんはいつも一歩引いた立ち位置というか、
ストレートに感情を爆発させた演技をあまり見たことがなかったんですが、
(「ファイヤー!」含めて笑)
熱い感じも躍動感があってなかなか素敵だったです。
背の高さが際立ってました。

あと手塚さん。あの浮遊感は独特だなぁ、と思う。
出てくるたびに何かしらの期待感を持ってました。
顔、っていうかアタマがちっちゃい!
で、やっぱりちょっと怖いね(笑)

そうそう、公演前にロビーで『ヴァンプショウ』が流れてたので
ちょっと観ちゃった。
おかしそうで、怖そうで、なかなか良さげな感じでしたよ。
上映会楽しみにしてます。


劇団四季 『WICKED』@電通四季劇場[海] 【追記あり】

2009-08-21 21:13:03 | 舞台関連



◆ストーリーはこちら



誕生日企画ということでしぃにゃとにゃーこさんと一緒に
観てきました『WICKED』。

ちっちゃい頃に読んだ「オズの魔法使い」の記憶を
引っ張り出してきながらの観劇。

『WICKED』は「悪」であると怖れられた西の魔女という存在が
いかにしてつくられたものだったかを描いていて、
ストーリーも西の魔女が死んだところから始まって
雰囲気は単なるファンタジーっぽくなく
どちらかというとちょっと不穏な感じ。
その冒頭で、民衆が魔女の死を喜んで歌うシーンで、
「誰にも愛されぬまま 一人死んでいった」
という歌詞が出てくるんですが、これを聴いた途端号泣。

当たり前だけどその時点でエルファバ(西の魔女)の人生が
どんなものだったのかわからないんだけど、
後々明らかになってくる、あの、
自分ではどうしようもない影響力のせいで
どんどん違う方向へと仕立てられてしまう感がどうにもせつなくて、
いま思うとそのせつなさがあの歌詞に凝縮されていたような気がする。

冒頭5分で号泣し、そこからラスドで泣きっぱなし。
だってもう、完全にエルファバ目線ですから。

しぃにゃは原作を読んだことがないというつわものでしたが、
やっぱり原作を読んでから観た方がより深い解釈ができると思う。
例の羽の生えたサルとか、ライオンとかブリキとか、
ドロシーの家に潰されて圧死する魔女やエルファバの出生に対しても
新説を提示していて、賛否両論あると思うけれど
あたしはアリだな、と思った。
すごくおもしろくて、せつなくて、
悲しいけどあたたかい気持ちにもなれる、そんな舞台でした。

『WICKED』、すごいオススメなんですが、
東京公演はもうチケット取れないかも。。
大阪まで足を伸ばしても観る価値はあると思います。


【追記】8/24 (ネタバレ部分隠してます)

歌があまりにも素晴らしかったので
会場でCDを買っていたんだけど、
PCの御機嫌を伺いながら今日ようやくiTunesに入れることができた。
(そろそろ換え時かなぁ

観に行ったときのキャストが、
エルファバ=江畑さん、グリンダ=沼尾さんだったんだけど、
CD版はエルファバ=濱口さん、グリンダ=沼尾さん。

曲をかけ、パンフを観ながらにゃーこさんと『WICKED』話。

CD版も素敵で、勿論聴いてて鳥肌は立つんだけど、
なんだろうなぁ、
こんなこといったらファンの人に怒られそうだけど、
歌声で全身が震えた、あの感じがないんだよね、
エルファバの声に。

四季は詳しくないので、日替わりキャストがあるくらいだから
勿論その中でもイロイロあるんだろうけど、
舞台を観たあの日のエルファバがあたしの中のエルファバなわけで。

江畑さんの歌声は真っ直ぐ心に響いてきて、
身体の表面からも感情が染み渡ってくる感覚があったんだよね。

にゃーこさんも同意見。
特に彼女は2回とも江畑さん×沼尾さんコンビだったから
思い入れも相当あるようで。


あと、歌詞カードを観ながら曲を聴いていて発見したのが、
くだんの
「誰にも愛されぬまま 一人死んでいった」
のところ、グリンダだけは
「誰にも愛されぬまま 一人消えてゆくの」
って歌ってるのね

じゃあ、カカシになったフィエロと実は死んでなかったエルファバ
手を取り合って行くラストは
グリンダの希望っていう解釈もできるな、と思ったり。

でも、もしあれが現実ならば、
カカシはどうしてドロシーと共にオズのところに行って脳をもらおうとしたのか
という疑問が出てくるわけで。

はないけど心はあるから、エルファバへの想いは消えないけれど、
オズに対しての敵対心は忘れちゃったのかな、とか考えても
なんか矛盾してくるね(笑)
憎しみだって心が生み出すものだし。
それとも別のカカシだと考えるべきなんだろうか。

とか、観終わってもなおいろいろ考えられておもしろい。


劇団、本谷有希子 『来来来来来』@本多劇場

2009-08-15 22:27:13 | 舞台関連



◆ストーリーはこちら



初の最前列センターブロック観劇。

近過ぎると逆に観づらいとこもあるんだなぁと
勉強になりました。


さて、内容の話。

本谷さんの舞台は初観劇だったわけですけれど、
きっと誰しもが大小の違いこそあれ持っているはずの、
衝動的で暴力的な部分を全面的に押し出して
さらに直進的に描いているという印象だった。

裏を返せば、あの舞台に出てくる人たちは
みんなそれぞれ自分の感情の赴くままに素直に生きている、
っていうことなんだろうけれど、あまりに真っ直ぐ過ぎて、
徐々に加速していく感情のスピード感と迫力に圧倒されてしまった。

久しぶりに人間くさい、本能めいた部分での怖いものを観た、
っていう感じ。

きっと好き嫌いがはっきりと分かれる舞台だと思う。

あたしの場合、同調できないけれど拒絶も出来ない、
おかしみを感じるけれど腹の中は落ち着かない、
なんとも不思議な気持ちになった舞台だった。


劇団ガソリーナ 『ひみつのアッコちゃん』@江古田ストアハウス

2009-07-19 22:23:23 | 舞台関連



◆ストーリーはこちら



友達の友達が出演しているということで観劇。

ストーリーは、「ひみつのアッコちゃん」映画化でアッコちゃん役を募集、
12万人の応募の中からオーディションを行い5名まで絞り込んだが
そこから先になかなか進めず、5名のそれぞれの親と面接することによって
アッコちゃん役を決めることになり、その面接シーンから始まるんだけど、
どの子も良い、親も申し分ない、決められない、
そんな感じで話が単調になってきてしまい、睡魔に襲われてしまいました。。

でもそんな中で登場から観客を惹きつけることのできる
オーラがあるヒトだと思った窪田あつこさん。
彼女の存在感は圧倒的だった。
全力Tomorrowは忘れない(笑)

あと代官山ボノさん、彼女の淡々とした演技も好きでした。


『ドラキュラ』@エコー劇場

2009-07-04 22:57:25 | 舞台関連



◆ストーリーはこちら



友達が出演しているのでチケットを取ってもらい観に行ってきた。


ストーリーとしては、
何故トランシルヴァニアに子泣き爺がいるのか、
何故ヴァンパイアなのに陽に当たっても平気なのか、
あの仲間達は追われ続けていたのに何故あの家族は追われないのか、
などなど結構ツッコミどころが満載な感じなので
好き嫌いがはっきり分かれると思ったけど、
あたしは面白かったです。

ゲラゲラ笑っちゃいました。


それにしても、彼女の立つ舞台を観ると
いつも元気を貰う。

間近でのゾンビメイクはさすがに怖かったけど(笑)


『桜姫』@Bunkamuraシアターコクーン<東京千秋楽>

2009-06-30 23:46:19 | 舞台関連



◆ストーリーはこちら



現代劇版の方です。

今回も2F席(コクーンは2Fでしか観た事がないの^^;)でしたが、
いつもと違って舞台が1Fサイド席までせり出して来ていて、
周りはベンチに囲まれていて、
奥行きもたぶん最大限まで取っていたので、
なんとも縦長な(役者さんによっては)360°方向の舞台。

感想ですが、
いやぁ、
難しかった!(笑)

あらすじ読んでなかったら
もっと訳が分からなくなっていたところだった。

ていうか読んでても今もってわからないところだらけなんだけど(^^;)


でも公演前に読んだパンフに、

歌舞伎は嘘が入ってても見逃してもらえるっていうか
嘘が入っていること前提で観ているところがあるのに、
現代劇になるととたんに観客は心情を理解しようとするから嘘は許されなくなる

みたいなことが書いてあって(↑超うろ覚えなので字が小さめ笑)、
そうだよなぁ、じゃあそういう風に心情を置き換えて考えたりするの止めるか、
と思って、わりと受動的に観てたんだけど。

でもわかんないものはわかんなかった(笑)

展開はかなり速めで、所々セリフが聞き取りづらかったってところも
いまいち掴めなかった所以かもしれない。

けど、面白い舞台ではあった。


大竹×古田コンビは最高で、
可笑しくてゲラゲラと笑ってしまったし、
白井さんは一番声が通っていてよく伝わってきたし、
秋山さんの凛とした演技はやっぱりかなり好きだし、
勘三郎さんは一応悪人なんだけどどこか憎めない飄々とした感じが上手かったし、
笹山さんは何でもできる芸達者な人なんだなぁと。

色んな発見のある舞台だった。


歌舞伎版は7月。

観比べてみるのもいいかもしれない。


『リチャードⅢ世』@赤坂ACTシアター

2009-01-31 22:33:28 | 舞台関連



◆ストーリーはこちら



古田新太俳優生活25周年演目第1弾、
INOUE☆SHAKESPEARE『リチャードⅢ世』を観劇。

長ゼリフで早口な分、聞き取りづらいとこもあったのは否めないけど、
それでも見所が多くて目線が動きっぱなしで、
あっという間の3時間半。

『SHIROH』のように映像を多用した演出で、
舞台は薔薇戦争時代の英国にも関わらず
ケータイやらバイクやらが当たり前のように使われていて、
衣装もかなりド派手なもので、
これぞいのうえワールドって感じで、すっごいおもしろかった

いのうえさん演出の舞台の、あのタイトルが出るとき特有の
テンションの上がる感じが久々でかなり興奮した。

笑いのないものと思ってたけど、
古田さんはやっぱりやらかしてくれるし(笑)
重い内容の舞台ゆえにいい意味で息抜きになる。

安田成美さんはブランクを感じさせない演技で素敵だったんだけど、
主役級のキャストな感じはしなかったな。。
あまり出てこなかったし、あっさり殺されてるし。
しかも映像の中でだし。
何か、ちょっともったいない感じ。

対して久世さん、銀粉蝶さん、三田和代さんは
この3人だけでも観た価値はあったなと思ったほど
文句なしの観ごたえある演技だった。

たぶん、この3人のシーンが一番あたしの目が輝いてたに違いない(笑)


3月は同じくACTシアターで古田新太俳優生活25周年演目第2弾、
いのうえ歌舞伎『蜉蝣峠』

言うまでもなく期待。