イブイブ映画日記、

自身の覚え書きのために-ネタバレ-

シルビアのいる街で

2010年08月24日 | 劇場映画
フランス、ストラスブールの街のカフェ。 物憂げな青年がカフェに集う人々をスケッチしている。 彼はふと、一人の女性に目を奪われる。 かつて出会った忘れられない人、シルビア(に似ている)。 確信を持てないまま、彼女の後をつけて街を歩く。 そして尾けられていることに気付いた彼女から 人違いと告げられる。 ただそれだけの映画。 降り注ぐ日差し、何気ない日常。 そして少しのときめきと 即席の失恋。 青年 . . . 本文を読む

必死剣 鳥刺し

2010年08月04日 | 日本映画
歳をとってくると(!?)時代劇が好きになるのか、妙に面白い。 内野聖陽の「蝉しぐれ」あたりから、そう思うようになってきた。 剣の達人がトヨエツってどうよ?と思ったが意外に良い。 それ以上に立ち回りの相手が♪サンクス、サンクス、モーニカー♪の 吉川晃司ってこれまたどうよ?と思ったが、さらにこれがまた良い。 岸部一徳、珍しくイイ人じゃんと思ったら、ほらやっぱりねー、 でもおかげで最後の「鳥刺し」が . . . 本文を読む

パブリック・エネミー(DVDにて)

2010年08月04日 | は行(映画)
何もジョニー・デップじゃなくてもよかったんじゃない? というか、逆にもっと渋い役者で見たかったなぁ。 抑えた演出を、静かに破滅に向かうデリンジャーを。 銀行を襲っても客の金は盗らなかったり この人にとっての強盗は自己の浄化みたいな 見えない力に突き動かされて「やらねばならぬ」みたいな 哀しい作業に見える。 ウォーレン・オーツの「デリンジャー」もそうだが あんなところであんなふうにあっけなく殺さ . . . 本文を読む

ファッションが教えてくれること(DVDにて)

2010年08月04日 | は行(映画)
ヴォーグの鬼編集長・アナ・ウインタースのドキュメンタリー。 無表情だけど“鬼”って感じはしないなぁ。 部下の一人が「必要以上に気さくに接しないだけだ」と言うように プロとして仕事をする以上は、妙な義理人情はむしろ妨げだと思う。 ファッション誌の編集といえば、憧れる女性も多い。 アシスタントたちの右往左往ぶりを見ると、傍から見れば華やかな仕事場でも、 皆こんなに不平不満たらたらなんだなぁと、ちょっ . . . 本文を読む