「楽しいから笑うのではない。」
「笑うから楽しいのだ。」
ウィリアム・ジェームズの名言です。
笑うと、コルチゾールが減ります。
コルチゾールはストレスホルモンです。
その結果、笑うとストレスが軽減します。
そして、免疫力も上がります。
感情的にも…、生物的にも…
打たれ強くなり、粘り強くなります。
感情がどうやって起こるのか?
について、さまざまな研究があり、
さまざまな説や理論があります。
少し紹介します。
「笑うから楽しいのだ。」という表現は、
さかのぼると…、以下のような説から…、
言われ始めています。
●末梢起源説(ジェームズ・ランゲ説)
⇒この説は、心理学者のJames,W(ジェームズ) と Lange,C (ランゲ)が1890年に提唱した説です。笑いを例にすると、「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ」という表現で、この説は表されています。こう説明をすることができます。人の感情は、涙が流れたり、笑ったり、心臓の鼓動が早くなったり、発汗したりといった生理学的変化が生じて、それが脳に伝わり、自覚することで感情が生まれます。それを、少し専門的な言い方で言うと…「環境に対する身体的・生理学的反応の認知が情動を生む」ということになります。反応の順番は以下のとおりです。①外部刺激②身体反応③身体反応の意識化(自覚)④感情体験。
●顔面フィードバック仮説
⇒表情の変化(表情筋の動き)を、脳の大脳辺縁系や視床下部が評価をして、感情のある経験として、認識するという仮説です。心理学者のSilvan Tomkins(トムキンス)などが提唱しています。この説も「笑顔だから楽しい」と表現されている説です。こんな実験もあります。実験参加者にペンをくわえてもらい、笑顔を作ります。このときに読んだマンガと、そうでないときに読んだマンガでは、面白く感じる度合いが変わりました。もちろん面白いと感じた方は、ペンをくわえた方です。笑顔が楽しい気分にしています。表情と気分の相関関係を認めている研究もあります。
笑顔を大切に、『Enjoy Baseball』です!!