この前の試合で…
すばらしい、
打席がありました。
あるバッターの打席です。
相手ピッチャーに、
10球を投げさせた上で…
最後は、
レフト前に、
持っていきました。
かなり、
どんづまりの、
当たりでしたが…
バットのヘッドを、
コントロールしていました。
普通に振り切ると、
空振りするタイミングです。
ボールにバットを、
垂直に当てていました。
その結果、
どんづまりでも、
ボールを外野まで、
飛ばすことができるんです。
かなりすごい、
技ありのバッティングでした。
先週のどこかの朝練で、
アドバイスをしたことです。
普通に振ると、
バットとボールの、
角度が合わないときには…
振ることよりも、
ヘッドの位置と角度を、
優先してコントロールします。
すると、
つまっても、
バットの角度と、
ボールが合うんです。
すると、
今回みたいに、
うまく打てます。
バッティングの、
技術を向上させながら、
『Enjoy Baseball』です。
昨日は、練習試合でした。
対戦相手は、
毎年この時期に、
練習試合をしている、
すばらしいチームです。
全体アップも、
かなりていねいに、
やっておられました。
動きの細部まで、
意識をされています。
《 試合結果 》
~~~~~~~~~~~~~
1試合目 1対0【負け】
~~~~~~~~~~~~~
2試合目 4対3【勝ち】
~~~~~~~~~~~~~
《 ランニングスコア 》
~~~~~~~~~~~~~
[1試合目]
先攻 0000001 1
後攻 0000000 0
~~~~~~~~~~~~~
[2試合目]
先攻 0000004 4
後攻 0100101 3
~~~~~~~~~~~~~
1試合目は、
投手戦でした。
引きしまった、
接戦の好ゲームです。
相手のピッチャーも、
ナイスピッチングでした。
インコース、
アウトコースに、
しっかりと投げ分け…
変化球を、
低めに集めていました。
直球の質も良くて、
力のあるボールです。
高めのつり球を、
投げていたり…
配球の組み立ても、
よく考えられていました。
好投手からは、
なかなか打てないものです。
ヒットは1本に、
おさえられました。
打てないときに、
どうやって出塁するのか?
どうやって、
ランナーを進め、
得点を上げるのか?
良い経験になったと思います。
うちの先発投手も、
ナイスピッチングです。
7回を投げて、
球数は89球でした。
被安打1、奪三振10です。
ヒット1本も、
ポテンヒットでした。
課題の変化球が、
レベルアップしています。
カウント球でも、
決め球でも…
しっかりと腕を、
振って投げられていました。
さらに、
良いところへ、
コントロールも、
できるようになっています。
ピッチングの、
ステージが1つ、
上に上がった感じです。
1対0で、
負けた差は、
犠打の差にも、
表れていますが…
バントのうまさです。
相手は犠打4、
うちは犠打0です。
一点を取られた7回には…
送りバントと、
スクイズを2つ、
決められています。
初回には、
セーフティも、
しかけてきました。
1チャンスを、
ものにする集中力が、
特にすばらしかったです。
2試合目は、
6投手の継投でした。
それぞれの投手が、
良い経験になったと思います。
最終回、2点差ビハインド…
最終回の攻撃前に、
2点差ならいけると、
ベンチで確認しました。
やはり、大丈夫でした。
一気に4点を取ります。
その回の攻撃は、
お見事でした。
内野ゴロの間に、
2塁ランナーまで、
ホームへ帰りました。
“1プレー2進”が、
しっかりとできています。
4点目の追加点を、
セーフティスクイズで、
取ることができました。
その追加点が、
“決勝点”にもなっています。
2試合目もバントが、
勝敗を分けました。
ケガをしている選手以外の、
全員が試合に出れました。
試合の中でしか、
確認できないことがあります。
経験値をつみながら、
『Enjoy Baseball』です。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
【公式戦の成績】
勝ち数……9 負け数……2
文科杯……………予選突破本戦出場
ゾーン代表校
本戦,準優勝(初)
新人戦一次戦…4/4勝
予選一位通過
新人戦決勝トーナメント…ベスト8
【練習試合の成績】
勝ち数……5 負け数……2
引き分け数……1
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
体作りについての、
基礎知識を紹介します。
この表を先に、
出しておきます。
可動域(柔軟性)
⇓
固定(筋力)
⇓
操作性(パフォーマンス)
野球がうまくなるのに、
柔軟性が必要だと言われます。
これは、
各関節の可動域が、
広い状態をさします。
関節の回りには、
いろんな筋線維があります。
それらの状態も大切です。
パフォーマンスを、
上げるためには…
適切な位置へ、
各部位が動ける、
可動域の広さが必要です。
柔軟性の大切さは、
そのことを示しています。
そして、
パフォーマンスの、
アップに筋力トレは必要です。
筋力がなければ…
適切な位置で、
各部位を固定できません。
すると、
体へ必要以上に、
負担をかけることになります。
さらに、
パフォーマンスが、
上がる動きをとれません。
つまり、
筋力不足では、
ケガの原因にもなるし、
パフォーマンスの低下を生みます。
プレーの前に、
静的ストレッチを、
やり過ぎた場合には…
パフォーマンスが、
下がるとも言います。
これは、
適切な位置に、
各関節の固定が、
しにくくなるからです。
やわらかすぎてもダメ、
固定できなくても、
ダメなんです。
体を自由自在に、
あつかうためには、
各部位を適切な位置で…
固定するための、
柔軟性と筋力が必要なんです。
それが、
体の操作性を高めて…
各プレーの、
パフォーマンスを、
上げることにつながります。
体への理解を、
深めていきながら、
『Enjoy Baseball』です。
セーフティバントを、
試合でしたことはありますか?
セーフティバントは、
高いレベルの試合になれば…
かなり、
効果的な、
攻撃になります。
レベルが上がってくると…
打球が速い分、
バッテリーが良い分、
今とは何かと違ってきます。
まず内野の、
ポジショニングが、
後ろにより下がります。
今年の夏に、
近畿大会の視察で、
上位大会を見に行きました。
やはり内野の、
ポジショニングは、
全体的にかなり後ろでした。
サードもファーストも、
走路の後ろで守っています。
ショートもセカンドも、
後ろなので各ベースとの、
距離も、遠くなっています。
それだけ後ろに、
守ってもとどこおりなく、
守れるのもうまい証拠です。
内野手の、
ポジションが後ろなら…
セーフティバントが、
決まりやすくなります。
左ピッチャーなら、
サード前のバントは、
打球処理の難易度が上がります。
そもそも、
バントの守備は、
投手のマウンドから、
下りてくる速さが重要です。
遅い投手はそれだけで、
バント処理が間に合いません。
ピッチャーは、
投げ終わりに速く、
マウンドから下りないと、
打者をアウトにできません。
それを意識するだけで…
ピッチングに、
悪影響が出る投手もいます。
速くマウンドを、
下りようとすることで、
上体がつっこんでしまい…
リリースが早まり、
ボールは高めに浮きます。
セーフティは、
意識をさせるだけで、
効果が出てくる攻撃です。
意識をしていないときには…
セーフティ自体の、
成功率がグンッと上がります。
転がす場所によっては…
セカンドや、
ピッチャーの、
ベースカバーが、
遅れることもあります。
カバーが、
ファーストへ、
間に合わなければ、
セーフティは成功です。
さらに、
ランナーがいれば…
打球処理の暴投で、
2つ先の塁へ進めます。
二塁や三塁に、
ランナーがいれば、
得点につながります。
緊張感のある、
競った好ゲームでは、
さらに効果が高まります。
明徳義塾の馬淵史郎監督は…
バントが、
できる選手を、
日本代表に集めました。
攻撃の選択肢を、
増やしていきながら、
『Enjoy Baseball』です。
クセをなおすには…
めざす方向を、
理解する必要があります。
このクセが、
パフォーマンスに、
悪影響をどう与えているのか?
これを理解して、
はじめてなおす気になります。
なおす気になっても…
どんな技術を身につければ、
パフォーマンスは上がるのか?
これを理解して、
意識する方向性が決まります。
クセは、
体の反応なので、
なおそうとしても…
ある程度、時間がかかります。
意識レベルで、
変えられたとしても…
無意識レベルで、
反応が出てこないと、
大事な場面では使えません。
反応とは、
脳が勝手に、
命令をしています。
自動的に、
そう動くような、
システムが脳と体に、
できあがっているんです。
そのシステムを、
変えていく必要があります。
意識レベルで、
改善した動きができるのは…
せいぜい練習か、
練習試合のときぐらいです。
公式戦になると…
気持ちにも、
いろんな刺激があります。
動作の内容よりも、
状況の判断など…
もっと違うことを、
考える必要もあります。
意識的に、
そう動きたくても、
体は動いてくれません。
現状は、練習ではできても、
試合ではできなかったり…
練習で、できるときがあれば、
できないときもある段階の、
選手たちが多い状態です。
ということは…
順調に段階をふんでいます。
あとは、
成長スピードを、
どこまで上げられるかです。
めざす技術を理解して、
練習に熱心に取り組んで、
『Enjoy Baseball』です。