アーティフィシャルフラワ-(高級造花)の花屋『zuica』~きらきら日記~

アーティフィシャルフラワー・プリザーブドフラワーの花屋です。
全国へ宅配します。花屋のきらきらな毎日の日記です。

zuicaのお花

2007-08-29 13:27:29 | 花仕事の道具
夕べの雨は、激しかったですね。
お蔭で今日は、涼しく過ごしやすい日になりましたね。


さて、久し振りに花屋の仕事道具をご紹介いたします。
大事な仕事道具のひとつが「お鍋」です。

お店に遊びにきてくれた友人に驚かれたこともありますが、
普通にお料理用に売られている「お鍋」です(笑)。

↓↓こんな風に使います↓↓


生産者の畑で摘んだお花は、車で市場に運ばれ、そしてまた車に乗せられお店まで届きます。
運ばれる間は、ほとんどのお花は段ボールに入れられ、お水に浸かっていない状態です。

そのため、お店に届いたお花達は、見た目には首が垂れたり萎れたりということはあまりないですが、
お水をとっても欲している状態にあります。

そこで、どこのお花屋さんでも「水揚げ」という、お水を吸わせ易くしてあげる作業をします。
この「水揚げ」方法は、お店によって様々です。

zuica では、ほとんどのお花を、鋭いナイフで茎をななめに切った後、
上の写真のように、焼いたり、お湯で煮たりして、水揚げを行っています。
他にも、金づちを使って叩くものや、枝の皮をむいたりと、お花に合わせた水揚げを行っています。



焼いた茎は、切り口がこの位まで炭になるまで焼きます。



焼いたり、煮たりした後、深水にお花を付けて、お水を吸わせます。

簡単に言うと「びっくり療法」なようなものですね。
水揚げで、この深水にお花をつけていると
「ゴクゴク・・」と水を飲む音が聞こえてくるような気がします。

正直、焼いたり、煮たりの水揚げの作業はとても大変です。
ここまで丁寧に水揚げをしているお店も、少ないと思います。
知り合いのお花屋さんに「そこまでやるの?」と言われたこともあります。

何軒かのお花屋さんで修行をしましたが、お店によっては入荷したお花の茎を切るだけの所もありました。
もちろん、鋭い歯で切り口を新しくしてあげると、お水の吸い上げはよくなり、水もあがります。

それでも、丁寧な水揚げほど、お花の持ちがよくなります。
お客様に、より長くお花を楽しんで頂くために、これからも研究をして
よりよい水揚げ方法をしていきたいと思っています。

みなさんが、ご自宅で飾るお花は、ほとんどがお花屋さんで水揚げされたものなので、
ここまでの作業は必要ないです。
でも、毎日水を替え、水の中で茎を切る「水きり」をし、ハサミはよく切れるものを使うことで、
より長くお花を楽しんで頂けますよ♪

お水やり

2007-05-08 20:47:45 | 花仕事の道具
今日は暑かったですね!
今週はしばらく夏日になるみたいですね。
春が短いまま夏がきてしまったようですね。

だんだん暑くなってくると、鉢植えのお水も乾きやすくなります。
寒い冬の間は、この水差しで1~2杯のお水で十分外の鉢ものに
水やりができました。

でもここ最近は、この水差しでは全く足りないくらいです。
お店で一番大きな桶に、たくさん水を入れて外まで運びます。
そこから、この水差しにうつしかえています。

今日みたいな日は、日が陰った夕方お水をやると、
お花が「ゴクゴク」と水を飲んでいる音が聞こえるような気がします。
きっと花も喜んでいるんでしょうね。

これから水やりもどんどん大変になります。
真夏になると、朝夕それぞれ大きな桶に汲んだ水を10往復くらいしています。

重たい鉢や桶を持っていると、時々お客様に心配していただきます。
でも、花屋って結構力もちなんですよ♪

花仕事の道具☆鋏とノコギリ

2007-03-16 19:21:35 | 花仕事の道具


花仕事の道具、第2弾です♪
こちらもなくては困る、枝きり鋏とノコギリ。

このハサミは、本当によく切れます。
一番の目的は枝を切ること(正しい使い方♪)ですが、太くて固い枝もバッサリ切ってくれます。
他にも、ワイヤーや、固い造花のお花(茎の中に何本もワイヤーが入っています)も
バシバシ切れます。
ただ、あんまりワイヤー類をきりすぎると、歯がガタガタになってしまうので、要注意です

このハサミでも歯が立たないくらい太い枝が入った時は、ノコギリが活躍します。
このノコギリは折りたたみ式なので、活けこみに行く時にも持って行きやすく、
とても便利で重宝しています。

ノコギリやカナヅチを持っていると、お客様にびっくりされることがあります。
花屋は、結構ガテンな仕事です

花仕事の道具☆ナイフ

2007-03-12 20:00:24 | 花仕事の道具

仕事をしていると時々お客様に「これ何に使うの?」と聞かれることがあります。
普段当たり前に使ってるものでも、お客様には???と思う事があるんですね。

少しづつ仕事道具を紹介してみようと思います♪
一番使う機会が多いのは、このフローリストナイフです。
お花の茎は、鋭い刃でスッと切ってあげると、水揚げがよくなって、お花も長持ちします。
お花をカットするのにハサミを使うこともありますが、ナイフの方が作業の効率もよく、
鋭く切れるので、使う頻度もずっと多いです。

太い枝物など幹を削ってあげると、水揚げがよくなるので、ここでもナイフが活躍します。

慣れていないとナイフで切るのは、少し大変ですね。
ご自宅でお切りになる場合は、よく切れるハサミを使って水切りしてあげると
お花持ちがぐっとよくなりますよ♪