Midnight Cafe

深夜にOPEN,毎晩120席は不思議な奴らで満員です。
Midnight Cafe の著作権は、Jabuuにあります。

これで秘密結社「不幸団」は終わりです。

2009-11-11 | Weblog
これで秘密結社「不幸団」は終わりです。

今回はイラストのほうに、色々収穫がありました。
ただ、キャラクターの動きに研究の余地ありと思ってます。

文章の方は、あとから読み返してみると、なにか慌てているような
感じがします、研究で本を読んでいますが、参考になるような
似たスタンスの作品が見当たりません、全てオリジナルって状態です。

才能には限界があるが、頭脳には限界が無い、と野村元楽天監督が言っていました。
「量は質に転化する」これも気になる格言。

十日間、つきあって下さって感謝しております。
次回作も宜しくです。
ありがとうございました。
               jabuu


ホームページへはこちらから。
Welcome
About me
Character1
Character2
Character3



研究作品2-20----秘密結社「不幸団」

2009-11-11 | Weblog
その晩、ミッドナイトカフェに王室魔法顧問、大魔女ミザリーが現れた。
そして宣言した「王様の命である、清めの意味をもって、このミザリーがトムリンタウンに白い雪を降らす。皆も心しておくように。」
そして魔法をトムリンタウンの夜空に向けてかけた。
「ユアンダ、コロバシャル、ユキフレ、カンティーヌ、
 ドドリッツ、カメハメハ。」
すると夜空から雪が舞い始めた、みるみる積もって行く。
ミザリー、「カロリン、チャーリー、この雪で縮んでしまったオーサムを元どうりにしてやるように。」
二人は大喜びでオーサムに雪をつけて行った。
チャーリーは、雪をかき集めながら思った「皆が幸せになりますように。」と。

              END



研究作品2-19---秘密結社「不幸団」

2009-11-11 | Weblog
「ところで、今回の騒ぎを起こした、不幸団ですけど、
 どうしよう?」とチャーリー。
 「不幸団とはなんだい。」と御隠居。
「人の不幸を喜ぶ秘密結社らしいんだ。」とカロリン。
「居所も分かっています。」とチャーリーがあの出所が書かれた、ドジな不幸の手紙を取り出した。
「なるほど、でも悪意に対して悪意で報いるのは、あまり良くないね。それでは、我々も不幸団と同列になってしまう。」
「そうですね、ちょっと悔しいけど、その通りでしょう。ではどうしたら。」
 御隠居「私が手紙を書こう。」
 便せんとペンを用意すると、御隠居は書き始めた。
「秘密結社・不幸団殿
  あなた達にどんな不幸があったのか私は知りません、でも、あてつけに人々の不幸を願ってはいけません、
  その行為は必ず、あなた達に降り掛かって来るでしょう、そして顔は歪み、口はひしゃげ、病気になり、不幸になるでしょう。
  幸福になるには人の幸福を願う事です。
  あなた達の幸福を願います。
           ミッドナイトカフェ一同」
 この手紙は北28番通り32、秘密結社・不幸団にあてて郵送された。
 その後、不幸団の活動は無くなったようだが、噂では、団員は顔が歪み、口はひしゃげ、病気になり、不幸のうちに解散したらしい。

研究作品2-18---秘密結社「不幸団」

2009-11-10 | Weblog
2羽の青い鳥が置かれたミッドナイトカフェでは、色々、良いことが起こり始めた。
「魔法のスープが美味しくなったよ、これで皆に良い夢を配れるね」とカロリン。
 死に神は、「こんな爽やかな夜は何年ぶりだろう。」と大喜びだ。
 小説家モーピントンは「いやー後から後からいいアイディアが浮かぶよ、執筆はのりに乗ってる。」
 RHYTHM & RELAXの二人は指のケガも治り、
「どんな曲でもまかせとき。絶好調だ。」ともう指に心配はないそうだ。
 クランクリン「ハラペコがいつもの調子に戻ったよ、
色々なモノをぱくぱく食べ始めた。一安心だ。」
 ミッドナイトカフェ全体が幸せに包まれているようだった。

研究作品2-17-----秘密結社「不幸団」

2009-11-10 | Weblog
御隠居、カロリン、そしてチャーリーは
ミッドナイトカフェの8階へあがり、窓から外を見た。
黒々とした鳥の大群が群れをなして飛んでいる。
その様子は不幸の鳥でなくても、異常なモノを感じさせた。
御隠居は床に鳥かごを置くと、扉を開けて青い鳥を外に出し、そして窓の外へ飛び立つように促した。
二羽の青い鳥は夜空に飛び出した。
夜空で、青い鳥は青い光を放ちながら飛んでいるように見える。
見ていると黒い鳥達は青い鳥を避けて飛んでいる様だ、さらに観察していると、徐々に黒い大群の鳥は散りじりになってゆく。
最後には黒い鳥はほとんどいなくなってしまった。
最後の2、3羽を追い払うと、二羽の青い鳥はカフェの8階の窓に戻ってきた。
二羽の鳥を鳥かごに入れると、御隠居は「この青い鳥はここミッドナイトカフェに置いておこう、
困っている人に幸せが訪れるように。」と提案した。皆もそれには賛成した。

研究作品2-16-----秘密結社「不幸団」

2009-11-09 | Weblog
次の晩、チャーリー達はミッドナイトカフェで待っていると、
12時過ぎに御隠居が2羽の青い鳥の入った鳥かごを持って現れた。
チャーリー達は改めて青い鳥を見た。
「偽物と全然違うじゃないか、青色の深みが違う、これが本物なのか。」とカロリン。
「偽物の青い鳥は確か500ベジャールだったそうだね、本物はとてもそんな値段じゃ手に入らないよ、
でも財団では、困っている人にはただで提供しているんだ。」

研究作品2-15-----秘密結社「不幸団」

2009-11-09 | Weblog
すぐに御隠居は電話で青い鳥財団に連絡をいれた。
青い鳥財団は隣町にある、トムリンタウンが困っている事はしらないだろう。
「こんばんわ、良い月夜で。久しぶりだね、ミッドナイトカフェの御隠居です。
早速だが、今トムリンタウンは大変な事になっていてね。
不幸の黒い鳥の大群が群れをなして空を覆っているんだ。そこで、財団に青い鳥を提供してもらいたいんだが。
2羽程で黒い鳥は散りじりになると思う。えぇ、十分でしょうでは宜しく頼みます。」
御隠居は話をつけたようだ。


研究作品2-14-----秘密結社「不幸団」

2009-11-08 | Weblog
「どうしよう。」チャーリー
「そうだ!御隠居に相談してみてはどうかね。御隠居は鳥族の仲間だし。」
 二人は御隠居を探しにエレベーターに乗り込んだ。
チャーリーは4階のエレベーター前で客の一人に聞いた。
「すみません、御隠居をしりませんか?」すると
「御隠居なら、この階の東の席にいるよ。」「ありがとう」そう言ってチャーリーとカロリンは東の席に向かった。
 はたして東の席には御隠居が哲学者ヌーチェと議論の真っ最中だ。
「哲学の基本は『汝自身を知る事だ』、何故生きて行くのかは、そこから分かる。」とヌーチェ。
対して御隠居「人生は理屈じゃないよ、すべては経験である。」と言って譲らない。
二人ともだいぶ興奮しているようだ。そこにチャーリーがおそるおそる、割って入った。
「あの〜、御隠居さんにお話があるんですけど。」
「おや、チャーリー君、それにカロリンさん、今、ちょうど議論が白熱してしまってね、
ちょっとまってくれ、気持ちを落ち着けるから。」と言って目の前のジンジャーエール、ミッドナイトスペシャルをひとのみした。
「で、何の話だい?」
「夜空を舞っている不幸の鳥の大群についてです。」
「えーと、何の事だろうね、昨日からこの分からず屋と議論していたんでね。」
「分からず屋はあんただろう。」とヌーチェ。
「今、トムリンタウンは困った事になっているんです。
どうも不幸団と言う秘密結社が街の人に偽物の青い鳥を広げて、その青い鳥、実際は黒い鳥なんですが、
空を覆う程沢山舞っています。占い師ミチコはこの街に大きな不幸が起こると忠告しています。で実際、病気になる人が増えています。」
「おやおや、議論に熱中している間に、大変な事になっている様だ。」
「でも私達ではどうしたらいいか分からないんでね、そこで御隠居さんに聞きに来たってわけさ。
御隠居さんは鳥族だし、何か知っているのではと思ってね。」とカロリン。
「そんなに舞っているのかい?」「えぇ、群れをなしてます。」
「黒い不幸の鳥は、青い幸福の鳥が苦手なんだ。悪い事をしているという罪悪感があるのだろうね。
青い鳥を手に入れて空に放つと良い、黒い鳥をけちらして雲散霧消させるだろう。」
「どうすれば青い鳥は手に入るの?」とチャーリー
「それは任せておきなさい、青い鳥財団に連絡してみるから、鳥族の仲間でね。」



研究作品2-13-----秘密結社「不幸団」

2009-11-08 | Weblog
次の日、新聞社トムリンタウンツデイは、偽青い鳥についての記事を載せた、
ブームになっている青い鳥は偽物であり、すぐに解き放つようにと。
だがこの事が大きな問題をもたらした。
街の空を覆うように数百羽の青い色の剥げた黒い鳥の大群が舞うようになってしまった。
月も隠れる程だ。
ミッドナイトカフェ7階の占い師ミチコから忠告のメモがもたらされた。
「このままでは、街におおきな不幸が起きます」と。
すぐにその忠告は現実のものになった。病気になる人が増えたのだ。
熱を出し、肺炎になる人も少なくない。

研究作品2-12----秘密結社「不幸団」

2009-11-07 | Weblog
「さて、あとは、あの手紙だ、あの手紙は皆の気持ちを不安にさせる為に郵送されたのだと思うよ、
地下室で燃やしてしまおう。」「そうだ、それが良い。」
チャーリーとカロリンは地下室に不幸の手紙の束を持ち込んだ。
床に焚き火を焚いて、少しずつ焼べていった。
「あれ、この手紙、よっぽどマヌケな奴が書いたんだね、出所が書かれているよ。」
カロリン「どれどれ・・・。おや本当だね、北28番通り32、秘密結社・不幸団。これはこれはマヌケな
奴が書いたんだね、これじゃ秘密結社じゃないよ。」
「何かの役に立つかもしれないな、とっておこう。」