CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-322「おんな殺し屋 弔お蓮」(日本)

2023年12月01日 00時32分41秒 | 日本映画
今度桜が咲く頃、おまえの命が散る
 おんな殺し屋・弔お蓮は、女だてらに白刃を振るい、依頼されて悪を討つ、一匹狼の殺し屋。
 お蓮が狙う殺しの的は、闇の殺し屋の総元締だった。
 自分が狙われていることを知った総元締は、配下の鬼薊に命じて、お蓮を始末すべく次々と殺し屋を送り込む。(「作品資料」より)


 金で依頼され、悪人を斬る弔お蓮。

 冒頭のナレーションは、「必殺」シリーズを思い出させるもので、上映後の舞台挨拶では、山田監督が「必殺」シリーズのファンだったと言われており、なるほど納得。

 物語は、お蓮が依頼を受ける話ではなく、総元締を自らの手で始末するために旅をする展開。

 その道中、総元締が放つ殺し屋たちが立ちはだかり、対決していく。

 バテレンお梅はまだしも、ゲルマンお竹の登場は、完全に時代考証関係無しという感じであったが、あり意味「必殺仕事人」もそんなところがあったな。

 殺陣などの対決シーンのアクションは、ちょっと弱めであった。

 本作の特徴はお蓮と、道行を共にすることになった三日月の小夜が旅する姿を映し出すシーンが長かったこと。

 これも、やもすれば、間延びした感を受けなくもなかったかな。

 クライマックスの光と影を使った対決シーンは興味深かった。

 果たして、お蓮に総元締の殺しを依頼したのは誰なのか、お蓮は仕事を果たすことが出来るのか。

 終盤には、お蓮の過去も明らかになる。

 アクションは弱めであったが、ちょっと変わった時代劇アクションとして面白い1本であった。

/5

監督:山田誠二
出演:永野希、月野もあ、里見瑤子、岬花音菜、紅日毬子、奥田萌々、阿部能丸
ナレーション:西崎緑
於:池袋シネマ・ロサ


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