与謝野氏の頭の中身 1月14(金)
抜粋
さて「たちあがれ日本」を離党し民主党へ参画する与謝野馨氏をどの
ように見るか?
彼は権力亡者なのか、只の裏切り者か、それとも彼が記者会見で語った
「財政債権、税制抜本改革、社会保障制度、TPP、等について私が
お手伝いできることがあればお手伝いしたい」といっている言葉を
どのように見るか?
そこで今日は与謝野氏を分析したいと思います。
彼の素性は歌人与謝野鉄幹・晶子夫妻の孫で紛れもなく日本人です。
それなのに何故朝鮮人が支配し、日本を切り売りしようとしている
民主党に加担するのか、正直よくわかりません。
与謝野氏はすでに73歳で末期の咽喉癌です。つまり先がない状態だ
ということです。そこで保守党の政権交代まで持たないので、あえて
民主党に入り国のために、税制と経済対策を行うとしているのか?
与謝野氏が「たちあがれ日本」を裏切ってまで自信のある経済政策を
実施したいという愛国心にかられた行動なのか?
しかし彼の消費税を念頭においた経済政策は本当に正しいのだろうか?
彼のレッテルは「官僚の信任が最も厚い政治家」です。
ということは彼の経済知識は官僚の受け売りのようなきがします。
2009年6月のブルームバーグでの単独インタビューの記事を読んで
与謝野氏は知識の発展性のない官僚の考えだと思いました。
この人は前世紀につくられたケインズ型のマクロ政策で経済をなんと
かしようとしています。
従来型の経済政策はすでにその効力を失っており、むしろ逆効果
しか生まなくなっなっていることに気がついていません。
財政出動によって実体経済に影響を与えようとする政策や、預金
準備率の変更や公開市場操作で金利やマネーサプライをコントロール
する金融政策ではもはや無理なのです。
この従来型な経済政策が効き目をもたないのは、ここ20年の日本経済
を振り返れば明らかです。つまり金利をかぎりなくゼロに近づけても、
企業はお金を借りない。内容の悪い企業や新規事業に対しては銀行が
用心して貸さない。
これでは日本国内にお金が出回らない。経済がそのお金を必要としてい
なければ、自国の景気回復には結びつく筈がない。
そして日本の銀行は日本国内の企業に貸さずに外国の投資ファンド達に
円をじゃぶじゃぶ供給しました。つまり円は海外に出て行っただけです。
その金額が180兆円ともいわれています。
その円キャリーが世界をバブルにしていったのです。ところがアメリカ
発の金融危機が起こり リーマンショック以降、世界経済をドミノ
倒しにしました。
崩壊したアイスランドを例に取りますと、アイスランドの中央銀行が
高金利を設定、それを見て世界中の余剰資金がアイスランドに集まった。
また低金利な日本から借金する「円キャリー取引」なども盛んに行われ
アイスランドは未曾有の繁栄をしました。
ところがリーマン・ショックでお金がいっせいに逃げ出した為にアイス
ランドは即死です。
今世界中で行き場の失った500兆円もの巨額なマネーが世界を泳いで
います。そのマネーが大挙してアジアを中心にした新興国に向かって
います。
つまり私が言いたいのは一国の財政再建だけでは景気の浮揚は望めない
ということです。そのうえ与謝野氏の主張している消費税アップは
経済を硬直させてしまいます。
与謝野氏や官僚に欠けているのは経済に対する世界観です。つまり
経済に国境がなくなったことに気がついていないということです。
日本を景気回復させるためには、世界をさまよう膨大なマネーを
引き寄せる戦略が必要です。
でなければ日本企業は景気が良い新興国に工場を作りそこで設けた
利益は金利のない日本国にはもどってきません。
与謝野殿、経済に於いてある時代に有効だった政策は、次の時代では
危険なものになってしまうということを知らなければいけません。
(続きは次回にて)
中韓を知りすぎた男さん