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第11回横浜防大人権裁判が開かれました。

2022-10-17 17:20:21 | 防大のいじめ・パワハラ

今回は半年ぶりに開かれ、裁判官が全員入れ替わる激変がありました。

新しく着任した裁判官に事件の概要や争点・原告の心情が陳述されました。

防大学生生活でイジメを受けて適応障害や過呼吸、鬱病を発症し、声を出せなくなった経緯です。

原告が防衛大学に入学した2013年当時は暴力事件・イジメが蔓延してました。服務規律違反が167件、懲戒処分48件、うち刑法犯相当が17件、2014・2015年も同様でした。1400名の防大生の中でこれだけの処分者が出ているのは異常、大学側もアンケートを行いました。その結果は次のような驚くべき実態でした。

http://heiwasendan.la.coocan.jp/kaizi3.pdf

原告が損害賠償の原因として挙げているのが、被告山下亜院からの不適切な指導を受けて過呼吸になった経緯、また、剣道部において原告を軽んじ馬鹿にする風潮が生まれてしまい原告が止むおえず反撃したために処分(留年)へと繋がり、体調の悪化>退学へと至る説明。

原告の陳述を弁護人が代読しましたが、その中で強調されていたのは執拗ないじめを受けていたのに防大は放置し、非を原告に押し付けたこと、防大でのイジメは原告の心を破壊し、その時の恐怖は今でも原告を苦しめている、と訴えました。

今後の裁判の流れは証人尋問へと移りました。

原告の証人として、本人(書面)・父親・福岡人権裁判の原告・被告山下亜院・剣道部の部長・松岡一尉・石川一尉を提案。

証人の採用決定は次回12月19日に決まり、2023年2月20日と4月21日に証人尋問となりました。いずれも横浜地裁101号法廷10時30分からです。


7月20日木元茂夫さんの講演会

2022-07-20 16:25:01 | 防大のいじめ・パワハラ

7月20日「自衛官の人権を考える会」木元茂夫さんの講演がありました。

7月20日は第11回防大人権裁判が行われる予定でしたが裁判官3人が異動するといううことで第11回裁判は10月17日10時30分横浜地裁で開かれることになりました。

木元さんの講演。

木元さんは長年自衛官の人権問題に取り組んでこられた方です。イジメ・パワハラにより自衛官が自殺した「たちかぜ」裁判、補給艦「ときわ」艦長によるパワハラ自殺事件、防大人権裁判等。防大人権裁判では「学生間指導」資料の添付資料が廃棄されたことが問題になってますが、「たちかぜ」裁判でも「ない」といっていた自殺に関するアンケートが内部告発により出てきて、そのことが完全勝利につながった、等の説明がありました。

田淵弁護士の報告。

被告山下亜院の「学生間指導」の添付資料が「誤廃棄」された問題については「そんなふざけたことを許すわけにはいかない」ということで「文書提出命令」を横浜地裁に申し立てました。

しかし、不当にも棄却する決定がなされましたので即時抗告し、現在東京高裁で審理中です。

人権裁判全体としては証人尋門以前のやり取りは出尽くしたと思います。これからは証人尋門に入っていく展開です。

写真は格子島のシャツ着ている方が木元さん。


防大人権裁判7月20日期日変更のお知らせ

2022-06-28 19:22:15 | 防大のいじめ・パワハラ

学習会「防衛大学校と自衛官の、人権問題を考える」(木元茂夫さんより)は下記要領で行われます。

人権侵害の裁判を支援する会

会員の皆様

支援する会事務局の渡場です。
いつもご支援いただき、ありがとうございます。

7月20日(水)は、裁判傍聴(午前)と学習会(午後)を
予定しておりましたが、
学習会のみ(午前中)の行動とさせていただきます。

裁判期日が取り消され、傍聴は中止に

6月27日の弁護団会議にて、7月20日(水)の期日も

取り消しになることが、報告されました。

理由は、左右陪席の裁判官に加え、急遽、山田真紀裁判長の

異動も決まったそうで、合議体3人が総入れ替えになることから、

新しい合議体が裁判記録をよく読むまで時間が必要ということから、

7月20日も取り消しになったそうです。

24日(金)に、裁判所より田渕先生へ電話があったそうです。

 

しかし、署名は急を要する

一方で、文書提出命令申立・即時抗告審(東京高裁)は、

一刻の猶予も許さない状況であることもご報告いただきました。

高裁の書記官は、結論を急いでいる様子であり、これは既に

結論を固めている可能性が高いというお話でした。

7月末までに高裁が決定を出す予想であり、早急に署名を

集めなければ高裁に届けられない可能性もあります。

 

7月20日の予定を狂わせながら、文書提出命令は待たないなど

理不尽・異常な対応をされ、怒りを覚えますが、

引き続き、皆様のご協力をいただきたく、お願い致します。

 

7月20日(水)の行動予定

このような状況を受けて、当日の行動予定は、

以下の通りとさせていただきたく、お願い致します。

 学習会(講師:木元さん)と、弁護団報告

 時間帯:午前10時~12時

 会場 :波止場会館5階

 ①学習会「防衛大学校と自衛官の、人権問題を考える」(木元茂夫さんより)

 ②弁護団報告「文書提出命令の意義、経過、争点の説明」(弁護団より)

チラシの訂正版も添付させていただきました。


ご不明な点がございましたら、ご連絡ください。
以上、よろしくお願いいたします。

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防衛大学校いじめと人権侵害の裁判を支援する会

渡場 大河

〒231-0064 横浜市中区野毛町2-31

 大澤屋ビル4A 神奈川県平和委員会内

TEL 090-9317-4800 FAX 045-261-6577

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防衛大学校はミャンマー留学生受け入れを中止してください

2022-06-11 16:36:29 | 申し入れ
3月15日の防衛省への申し入れに続いて6月10日横須賀の現地防衛大学に25名の方が参加されました。
 
申し入れの内容です。
 ミャンマー国軍による軍事クーデターから1年4ヶ月。国軍による残虐な弾圧は止まりません。少なくとも1,860人以上の人が殺害され、10,700人以上が不当に拘束されています(5月24日時点)。ロシアや中国などから輸入した武器を用いた無差別空爆や焼き討ちも繰り返され、性暴力や拷問、強制失踪なども続いています。
 こうした中、岸田政権・防衛省は今年度もミャンマー国軍の幹部、士官候補生計4人を受け入れ、実弾射撃を含む軍事訓練などを施すことを決めました。
 とりわけ、横須賀にある防衛大学校(久保文明校長)は、2人の士官候補生を本科に、1人の幹部を研究科に受け入れ、訓練することになります。カリキュラムには戦闘訓練も含まれます。これは、軍の暴力を後押しするものであり、虐殺への事実上の加担に他なりません。
 驚くべきことに、ヒューマンライツ・ウォッチの調査によれば、日本で軍事訓練を受けたミャンマー空軍中佐が、ミャンマー中部マグウェイ地方での深刻な人権侵害(超法規的処刑や放火など)に関与したとされる基地に所属していることが明らかになりました。
 日本政府の姿勢は、ウクライナを侵略しているロシアへの対応に比べ、明らかに二重基準です。政府は軍事訓練をただちに中止し、他の訓練参加者が人権侵害に関与していないかを徹底調査すべきです。
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◆プラカードのご活用を↓
セブンイレブン ネットプリント
<予約番号>
日本語 18410017
英語 09126198
有効期限 6月14日まで
ミャンマー国軍の留学生、今年度も4人受け入れ 防衛省に反発も(4月26日、朝日)
“防衛省はミャンマー軍幹部留学生受け入れ中止を”超党派議連(5月17日、NHK)
ミャンマー国軍の留学生受け入れ、防衛省に中止を要請 民主化支援議連と挙国一致政府の駐日代表(5月17日、東京)
ミャンマー:日本で訓練を受けた士官が人権侵害に関与した基地に所属 日本はミャンマー国軍と関係を断ち、暴力停止を働きかけるべき
(5月23日、ヒューマンライツ・ウォッチ)
【呼びかけ】
武器取引反対ネットワーク(NAJAT)
非核市民宣言運動・ヨコスカ
ヨコスカ平和船団
在日ビルマ市民労働組合
<連絡先>
TEL 090-6185-4407(NAJAT 杉原)
メール anti.arms.export@gmail.com
【賛同団体】(6月7日現在)
日本国際ボランティアセンター(JVC)
国際環境NGO FoE Japan
メコン・ウォッチ
アーユス仏教国際協力ネットワーク

 


自衛隊退職20周年記念」

2022-06-03 09:45:48 | 自衛隊のイジメ・パワハラ
水上 学さんのFacebookよりコピー記事。
 
改めて、今日は「自衛隊退職20周年記念日」です‼️🎉
1992年から2002年まで、10年間いましたが、自衛隊は正に「生き地獄」でした😭😭😭
私は「自衛隊一家」で育ち、姉(元海上自衛官)が私の情報を募集事務所に勝手に提供し、無理矢理受験させられ、無理矢理入隊させられました。私が入隊したことにより、姉は表彰されました。
一番辛かったのは、濡れ衣を被せられていじめや暴力等をたくさん受け、ひどい時は「1年間外出禁止」というのを受けました。
「退職したい」と懇願しても、全く認められず、逆に「2階級降任(3等空曹→1等空士)」の懲戒処分の対象になりかけたことも。「降任」は、自衛隊では「免職」に次いで重い懲戒処分です😭
両親に至っては、当時の上官に「辞めないように、厳しく指導を」「定年まで働かせるように」「幹部にさせるように」といった手紙を送り付けていました😥😥😥
精神疾患になっても、上官や両親は何もしてくれず、ひどくなる一方でした😫😫😫
やっとの想いで退職しましたが、両親からは「こんなに恵まれた自衛隊を辞めるヤツは、自分の子供ではない‼️」と勘当されました😭😭😭
しかし、現在の方が恵まれていると思います。日本共産党や平和団体、労働組合、民主団体等々。こうした素晴らしい方々と出会い、私の悩みを共有してくれて、嬉しい限りです‼️🤗
退職したことにより「衣食住無料」という自衛隊特有のメリットを失いましたが、それでも数多くの権利ーー例えば「外出する自由」「好きなモノを選べる自由」「政治思想の自由」を取り戻せたこと、そして何より「日本国憲法を取り戻せたこと」は、本当に幸せです‼️🤗
さらに、私の在職中の体験に基づいた「自衛隊内部の実態」について講演する機会を与えられています。この講演を通じて「こんな想いを他の誰にもさせてはならない」「自衛隊に寄るな‼️行くな‼️行かせるな‼️」とアピールすることが出来て、感謝したいです。
自衛隊内部の人権侵害が、一向に収まりません。今後も「無理に自衛隊に留まる必要はない‼️退職する権利を皆さんは有している‼️」と訴えたい。
そして何より海外派兵で「殺し、殺される存在」にさせないように奮闘していきたい。
ロシアによるウクライナ侵攻が、収まる気配を見せません。この軍事侵攻により、多くの人々が殺傷されています。私も自衛官時代、小銃を持たされて殺傷訓練を受けましたが、非常に後悔しています。「本意ではない」とはいえ、こうした行為をしたことを、詫びたいです。
自衛隊退職20周年を機に、改めて「戦争は、最大最悪の人権侵害であり、環境破壊である」ことを明確にし、「誰もが人間らしく平和に暮らせる世界を目指す」決意であることを、ここに宣言します‼️😆
自衛隊を辞めて、本当に良かったです‼️😆🙌
 
参考記事
平和船団
自衛隊のイジメ・パワハラアンケート
防大のイジメ・パワハラ