政府は14日、「30年代に原発稼働ゼロ」を掲げた新たな「革新的エネルギー・環境戦略」を打ち出しました。しかしこの「原発ゼロ」にしても、アメリカや経済界に揺さぶられ、また民主党代表選・自民党総裁選を前に、総選挙も展望して、という中で掲げられたものであり、原発再稼働・建設、核燃料サイクル政策の継続、など、矛盾もはらんでもいます。そして豊橋でも市長選を控え、また本日(17日)には自民党総裁候補がそろって訪問し、しかし原発ゼロには全員反対、というように、国政の影響も受けながらの選挙風が吹いています。
三河でも、こうした中での取り組みについて、さまざまやろうとしています。自民党総裁選挙や豊橋市長選に絡んだ関わり(ちなみに、先日このブログで書いた市長選と関連する記事については、記事に誤認もあり、削除いたしました。ご迷惑をおかけした皆さんにおわび申し上げます)や、16日には「浜岡原発の危険性を考える会」が主催して孫崎享さんをお招きした講演会「日米同盟と原発~戦後史の正体を暴く~」を開催し、200名近い参加者で成功しました。アメリカとのかかわりの中で、国策として進められている原子力政策に、私たちはどうかかわっていくか。名古屋では毎週金曜日の抗議行動の他、10月7日には1万人集会を予定しています。東京でも1000万人アクションが10月13日に集会をやると決定しました。三河でも取り組みを今後も皆で続けていきましょう。
<追記(18日)>田原の「地域みらいの会」も、10月14日(日)に、学習会「原発震災」を行なうそうです。原発震災を防ぐ全国署名連絡会事務局長の東井怜さんをお招きして、14時から、田原福祉センター大会議室で、とのことです。田原市の方は地震による津波の危険もとりわけ切実に感じられるでしょうし、地域に根ざしての学習会が、成功すると良いと思います。
<追記(19日)>田原の「地域みらいの会」は、9月28日(金)、原発再稼働反対デモを、午後5時半から行うそうです。セントファーレに集合し豊橋鉄道三河田原駅まで、往復する、というデモです。金曜日行動が、田原でも引き続き取り組まれます。
また、9月29(土)・30日(日)に開かれる40TH 豊川学園フェスティバルでは、29日13時からシンポジウム「震災・原発・エネルギー 私たちの未来に向けて」が開かれ、メインパネラーに元スイス大使の村田光平さん、他に被災者の方や、「原発県民投票静岡」代表の鈴木望さんらが出席されます(3階 視聴覚室)
10月13日(日)には、とよかわ九条の会主催、東三河九条の会共催で、とよかわ九条の会7周年のつどいが開かれ、記念講演『憲法と地球の恵みを活かそう! ―原発も基地もない世界を―』(講師 伊藤千尋さん)も行なわれます。豊川市文化会館中ホール、開会13時30分です(参加費1000円、高校生以下無料)
9月29日には「橋本大阪市長ハシズムのゆくえ」という憲法講座が13時30分から、豊橋市職員会館5階会議室で開かれます(資料代600円)ので、そちらに行かれる方もおられると思いますが、これからも土日、それ以外でも、いろいろな場所で、取り組みが続けられると思います。また、お隣の「浜岡原発はいらない湖西の会」も9月30日に市長と牧之原市長の脱原発トークを催すそうです。静岡では19日、川勝県知事が、浜岡原発の再稼働の是非を問う住民投票の条例案を静岡県議会に提出したのですが、中電幹部は「原発の再稼働の是非が果たして住民投票になじむのか」とおっしゃっているそうで、浜岡原発再稼働をあきらめない中電に住民の声は聞こえているのかと思わされます。皆さん、今後もがんばりましょう。