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もっと早く知っておけばと思う心理テクニック(リフレーミング)

2024-08-10 12:41:18 | 日記

今回紹介するのは もっと早く知っておけば(少なくとも4〜5年前に)と自分が感じたテクニックを紹介します。

このテクニックを使えば、

・不要な物の処分に悩んだときにスパッと決断できたり

・新しく買う値打ちのあるものかを直感に沿って判断できたり

・物以外のもの、例えば自分の悪い癖や習慣なんかにも対応できるなど

あらゆるものを断捨離することができます。(断捨離※1については一番下に概要記載)

 

こうしたテクニックはもしかしたらミニマリストなど実践されている方にはすでにご存知の方も多いかもですが、知識で持っているのと実際やってみるのとでは(自分の感覚では)色々違うと感じましたので、ぜひ載せておきたいと思いました。

 

(以下については具体的なテクニックになります。)

結論:リフレーミングを使います。

 

リフレーミングとは:"リフレーミングとは、ある枠組みで捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。"(引用:wikiより)

 

これは人間が起きた事象に対してどう認知するのか?という点に焦点を当てたテクニックです。

簡単に言えば、

例えば、

・自分が何かの不幸で怪我をした時、「怪我をするなんてついていない」とネガティブに考えるのではなく、逆に「これくらいの怪我で済んでよかった、」と捉えたり、

・自分が会社のスピーチ前で緊張している時「緊張して能力が十分に発揮できずミスするのではないか?」と考えるのではなく「緊張で心臓がドクドクいっているのは、自分が困難を乗り越えるために体が興奮して力を発揮しようとしているからなんだ」という風に捉えるなど。

 

要するに現状を別の視点で認識し直すことでネガティブな心情を打ち消したり、状況を前向きに捉え直したりする方法のことです。

 

で、これが物を捨てたり新しい物を買うときの決断にどう関係するのかですが。

 

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状況:1年以上使っていなかった物が押し入れから出てきて捨てるか迷っている場合

普通→「もしこれを捨てたらもうこれが使えなくなる。もしこれがまた必要になったら困るし、最悪また買い直さなくてはいけないかも。そしたら無駄だし捨てるのはやめておこうかな・・・」

リフレーミング→「これを捨てたら確かにもうこれは使えなくなる。けど、元々これは1年以上使っていなかったから、これがなくてもこれまで普通に生活することはできていた。なら、仮に今これを捨てても、1年以上忘れていた状態と実は変わらないってことじゃないだろうか?なら、実際はもしこれを捨てたとしても実はそんなに不便はないのではないだろうか?じゃあ試しに捨ててみよう。」

 

と、こうした感じに物を捨てる決断ができるようになります。

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何故人は物を捨てるのに悩むのか?

そもそも、人間は『保有効果』という生まれ持ってのバイアスがあります。保有効果とは自分が所有しているものに実際の価値以上に価値を見出してしまうもので、これは思い入れ等もそうですが、「捨てることで自分が取れる選択肢が減る」という生物としての生存戦略的な観点からの作用も関わっているのではないかと私は考えています。何だか色々ごちゃごちゃ書きましたが、要するに自由に選べる選択肢が減ってしまうのは生存面でも不利だと感じるように私たちはインプットされている可能性があるともいうことです。

 

で、話は戻りますが、そうした保有効果や選択肢を担保したいという欲求で捨てる決断が阻まれている時にそれを上手く決断する方法が、リフレーミングで視点を違うところに持っていくというテクニックというわけです。

 

今回の例では"1年以上使っていないし、忘れていた"という客観的な事実に視点を向け、それならば実質は使っていなかったのだから、もしかしたら今の生活を維持するのにも問題無いのでは?と推測して捨てる決断のきっかけとなっています。

これは言い換えると、「捨てたくないな〜、捨てたらなんか不足の事態が起きるかもしれないし・・・」という漠然とした不安に囚われている状態から、「でも冷静に考えればしばらく使っていなかった」という客観的な事実に注意を向け直している感じです。

 

こういう風に自分がどこに注意を向けて判断しようとしているのかに注目して、リフレーミングして、状況を捉え直すことで決断が捗ることがあるということになります。

 

他、個人的に特に強力だと感じているテクニック

 

小難しい話では損失回避バイアスの応用になりますが※2

例1

物を捨てたいけれど手元に無くしてしまった時のデメリットに注目している場合

「これを持っていた方が確かに安心だけど、でもずっと保有していても部屋が狭くなるし、整理やメンテナンスにも時間がかかる。捨てるのは確かにリスクもあるが、ずっと使わない物を持ち続けて、それを維持していくコストに比べたらどっちが良いのだろうか?・・・それならこれを捨てたらそういった手間から解放されるきっかけにもなる。じゃあ捨ててみようかな。」というように、保有していることのメリットではなく、保有し続けることでかかる維持やコスト面などのデメリットに注目した結果、捨てる決断ができるというような感じ。

 

例2

今は使っていない物だから捨てたいけれど、購入した時は高価だったから捨てづらいと感じている場合

「確かにこれは買う時とても高かったけど、それなら、これを同じ値段で買いたいだろうか?」と自問自答する。そうすると、「確かに当初は高い額を払って買いたいと感じた物だったが、今はもう使っていないし同じ額を出してこれを買う必要はないかもしれない。それなら、確かに高価だったけど初期の購入金額に拘って持ち続けるのは意味がないかもしれない」とリフレーミングして、高い物でも必要のないものは手放せるようになります。

 

 

・・・すみません、何となく書いたのですが内容が結構難しいところが多くてちょっと疲れたのでこの辺にしておきたいと思います。汗

何かご意見あったり参考になるお話でもありましたらぜひコメントいただきたいです。

 

(以下※で振った注釈になります)

 

※1(断捨離とは以下概要

"断捨離とは、不要な物を断ち切り、物への執着心をなくすことで、身軽で快適な生活や人生を手に入れようとする考え方のことです。"

引用:常陽銀行より

考察:個人的には物に限らず冒頭で書いたように繰り返してしまう癖や悪い習慣なんかも含まれていると思います。そうした事柄への執着や囚われの状態からも、それらを手放すことで解放されれば、自分の判断力や認知力が奪われなくなったり、時間に余裕を作れるようになったりで、より人生で自分がやりたいことに集中できるようになるのだと思います。

 

※2損失回避バイアス

『損失回避バイアス』とは、「多くの人にとって『利得の喜び』と『損失の悲しみ』を比べると、後者のほうが大きく感じる」という人間の特徴のことだ。 2002年のノーベル経済学賞受賞者で行動経済学の先駆者であるダニエル・カーネマンらによって提唱され、その研究によれば『損失の悲しみ』は『利得の喜び』の2倍以上とされている。(引用:大和ネクスト銀行

 

簡単に言えば『人間は2つ得をするより1つ損をしない方が良い』と感じる性質があるって話です。

科学者の考察では、確か生存のためにはリスクはあるが新しいメリット得ようとするより、現状を維持した方が有利であるから、と言われていた気がします。要は、『現状維持でこれまで十分に生活できてきたのだから、わざわざこれを損なうリスクを犯して新しいメリットを得るくらいなら、現状を守った方が良い』という理屈らしいです。

人間の脳は少なくとも狩猟採取生活を送っていた1万年前から進化していないらしいので、

例えるなら、サバンナで生活していて、新しい未開の土地へ向かい食料を獲得するメリットより、移動先で猛獣に殺されてしまうリスクの方が重視する判断は、確かに当時の生存戦略としては当たり前なのかもしれません。

 

まぁ、とにかく私たちの脳は得するより、損しないことに重点を置いて考えてしまう性質が生まれた段階ですでに刷り込まれているということらしいですね。

 



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