私小説的今日

昨日と今日、そして明日
「一つの絶望を別の絶望に、一つの混沌を別の混沌に、言い換える」

復元ポイント

2011年05月14日 | 日記

今日、大学時代の友人から大阪に来ているので会わないか?との誘いがあった。
会うとなれば25年ぶりということになる。
先週は中学時代の恩師の葬儀で幼なじみに会った。30年ぶり。
4月には、最初に就職した会社の先輩から役職定年にあわせ、外資系企業に転籍することになったという連絡があった。
みんなそれぞれに年を重ねたが「あの頃」はいつも昨日のことのように鮮明だ。

そんなことがあり、例えばパソコンの中身を過去のある時点の状態に復元するみたいに、人生をどこかの時点からやり直すとしたら、どの時点を「復元ポイント」にするだろうか?と考えていた。
いろんな分岐点があった。そこでどちらかひとつの選択肢を選んでオレは今に至っている。
もうひとつの選択肢を選んでいたら、どんな人生を歩んでいただろうか?
あそこであんな風に行動しなければオレはそれを失うことはなかった、ということがたくさんある。
もしそれを失うことがなかったとしたら、オレのその後の人生はどうなっていただろうか?

そこで、もしそれが可能だとしたら、どこに復元ポイントを設定するか?と考えた。

結論は、復元したいと思う過去はない、ということだった。

今、オレはかなり辛い状況にある。
にもかかわらず、オレはオレがたどってきたこれまでがオレにとっては最適な選択だったと思っている。

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