Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

放射能を消す石があるという

2012-02-10 | Weblog
午前中は主に連絡事項で潰れる。韓国やアメリカとも。……稽古。早めに終わる、といっても七時は過ぎていたのだが。……誘われたので初めて「ロックの会」へ。倉本聰さんがいらしていたので驚く。鎌田實・鎌田慧のダブル鎌田氏と加藤登紀子さんの揃い踏みにも場内がざわざわしたままなので驚く。「ロックの会」は松田美由紀さん岩井俊二さんらが発起人、環境問題を考えるコミュニケーションの場ということ。壇上の人の話を聞かないわけではないが、交流は個人間交流が主眼ということのようだ。「ロック」というのは最近「Rock」という言い方が最近なにか意志を持って「いけている」ものの代名詞のように使われている流れかと思ったら、「6月9日」に発足したからだとか。田中優氏の話では「天城抗火石」で放射能が消えるという。消えるというか、「天城抗火石」は、放射能を赤外線に変えて安全にしてしまうそうで、それが本当ならとっくに世間の話題になっていていいはずだが、何か妨害があるのだろうか。「ナノ銀」の話も理屈はよくわからないのだが、本当だったら素晴らしい。誰か特許を取っていないのだろうか。しかし「未来の人間が『21世紀の人々が貴重なエネルギーを無駄に赤外線に変えてしまった』と言うのではないか」という意見も当然出てくるだろう。そういえば「Rock」は「石」の意味もあるが。
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少し雪も降ったらしい

2012-02-09 | Weblog
沖縄やんばる・高江にヘリパット建設反対のため行っていた演劇・音楽の仲間たちが早々に帰京するとのこと。防衛施設局は、選挙関与問題とアメリカの基地移転方針が変わったため様子を見ないと動けないだろうから、当分工事の強行はないだろうという判断。平和でいいみたいだが、現地は事態を少しも甘くは考えてはいないはずだ。吉良知彦さんは高江のイシハラ君と那覇でライブをしたみたい。関東で四写真展同時開催中の石川真生さんが、辺野古キャンプ・シュワヴ浜辺のフェンス前で円城寺あやさんの反基地パフォーマンスを撮影。直後に電話あり。「さすが俳優は表情が豊かだわね」。久しぶりに聞いた真生さんの声。……自転車置き場に駐車料金を徴収する係員がおらず待たされ駅に着くと電車も出たばかりで忙しい時に限って面倒な時間のロス。まったく迷惑。自転車駐輪場は昔のように安い値段での年間登録制にしてほしい。……午前に仕上げた最終編集をすませた台本が皆の手に。稽古は前半に戻る。燐光群の鈴木と横山が見学に来る。今回の芝居はかなり変わったことをしているわけだが、こちら当事者はあまりそのことを意識している余裕はない。……稽古後に詰めの美術打合せ。松下舞監が新たな備品を持ち出してくる。入江さんの豊富な知識には毎回唸らされる。なんにしてもいろいろ決まる。上演会場で稽古をしているからこその具体的かつ合理的な相談。……沖縄から野菜届く。小松菜とほうれん草をいただく。うまい。
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風の音

2012-02-08 | Weblog
いろいろ注意報が出る不穏な天候の朝。稽古は後半を当たる。なんとかラストまでの流れをつかみたい。十時前に稽古が終わってもいろいろ打合せをしているとすぐに十一時くらいにはなってしまう。武蔵関界隈徒歩十分圏内に住んでいる方々が多いので、バス組は油断してはいけないのである。……沖縄そばからセシウム検出。汚染薪の流入が原因らしい。朝に沖縄そばを食べたばかりだ。うーむ。
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冷たい雨

2012-02-07 | Weblog
どんなに冷たいといっても雪にならないのだからましだろうと思う。パソコン作業が終わらず。正午から稽古、夜は衣裳と美術の打合せ。十時も回ってから加藤ちかの強い要望で西原梨恵さんと三人で武蔵関の居酒屋Mへ。
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『灼熱の魂』

2012-02-07 | Weblog
最近唯一観た映画はケベックの『灼熱の魂』(監督・脚本/ドゥニ・ヴィルヌーヴ)だが、原作はレバノン出身のワジディ・ムアワッドの戯曲である。彼の『約束の血』四部作の第二部にあたる。完結編の第四部の『CIELS』は『屋根裏』に似ていると言われたのでパリ・オデオン座のスタジオで見たが、小さい小部屋を複数出すところが共通点(?)だったか。全方位を演技エリアにするという点で〈地下空港〉の昨年末の作品は少し似ていた。『灼熱の魂』も『CIELS』も社会的な素材ということになるのだろうが、メロドラマというか血縁に関わる因果話であることは共通している。いささか作り過ぎと思わざるを得ない面もある『灼熱の魂』だが、ファーストシーンの少年が何者であったかがわかるとき、一種の「普遍」というべき視点を獲得していることがわかる。映画としてよくできている。
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あと20日

2012-02-05 | Weblog
なんだかんだやることが多く、早めに稽古場に行くつもりが果たせず、ぎりぎり。稽古は休憩がはさまるものの、ほぼノンストップで八時半まで。全体を見通して何が必要かをかためたいのと美術の技術的視点をはっきりさせるためでもある。ふだんから七時過ぎくらいまでなら食事休憩なしでいいと思っているものの、ついつい超過してしまう。まあこの劇団は休むことに積極的ではなく、ほっておくと稽古休みの日さえなくて構わないという人達ばかりなのである。終えて打合せ。その後、韓国俳優たちの提案で俳優陣たちが飲んでいる居酒屋に、合流。韓国俳優たちとあまり話せなかったのは残念だが、けっこういい時間なので、さっと帰る。……もともと稽古を見学する方が多いのだが、午前中〈東京演劇アンサンブル〉は五十人近い劇団総会があったとかで、そのまま残ってということなのか、見学者がふだんより多い。帰宅してみると同劇団の俳優で台本・演出もする公家義徳さんがフェイスブックで「今日劇団総会があった。『荷』の稽古場は非常にエキサイティングだとのこと。演出の坂手さんはひとを大切にし、演劇が好きで、演劇の可能性を信じている、だから稽古がおもしろい!と次から次に報告があった。」とのこと。考えてみれば公演直接スタッフ以外では公家さんが一番稽古場に顔を出しているような気がする。
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一日が早い

2012-02-04 | Weblog
駅の立ち食いそば屋でカレーセットの昼食、多めかと思ったが、終バスまでぶっ通しで稽古と打合せだったので、エネルギー温存できてかえって良かった。舞台美術プランについてはようやく全体が見渡せる。客席も改造方針。ある「実験」も行う。……ところで、西武新宿線の車内に「座席のシート切りは犯罪です!」という表示がある。「座席のシート切り」のイメージはいまいち鮮明ではないが、そうか、そんなことする人がいるのかとも思うし、「なるほど、ナイフでシートを切ったら気分がすっきりするだろうなあ」と思って新たに犯行に及ぶ人がいるのではないかと、勝手に心配もしてしまう。やってはいけないと言われるとやりたくなるというのは、よくあることだ。……それにしても「今日がこの冬で一番寒い」と言った日が今年は既に何日もある。「極寒」が何度も更新されているということか。
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鬼は外?

2012-02-03 | Weblog
午前中かけても諸々の課題は消化できず。自主的缶詰をすべきか。午後からの稽古もあっという間に時間が過ぎる。……前川知大君、読売文学賞受賞。めでたい。この賞は戯曲・シナリオ部門が撤廃されるという噂がまことしやかに流されていたが、結局今回は小説部門が該当作なしで、戯曲部門が存在感を見せつけたことになる。……日本全国が雪の脅威に怯えている。想定外の降雪で除雪予算を使い切ってしまった自治体、二重窓も風呂の追い炊き機能もない被災地仮設住宅の人達、なんともせつない。……リアンと明子の「VIEWPOINTS」ワークショップの開催告知。燐光群公演に出たことのあるフィリピン・PETAの俳優ボン・カブレラ君もNYで受講していたことが判明。2月18・19日の今回の講座は、本来は二〜三週間はかかる内容の、入門編ともいえる内容。〈SITI Companyのリアン・イングルスルード氏と相澤明子氏をニューヨークから招き、現代アメリカ演劇の最新潮流として、多くの作品づくりに用いられている「VIEWPOINTS」の一般向け体験ワークショップを開催いたします。http://rinkogun.com/index_files/viewpoints%20WS%20チラシ申込書付1.pdf〉
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みぞれ鍋とトマト鍋と肉じゃが

2012-02-02 | Weblog
ウ・ミファ、チョン・スンギル、通訳のイ・ホンイさん、稽古に参加。スタッフも続々。夜は別部屋で手作り鍋による韓国勢の歓迎会だが、衣裳と美術の打合せも夜遅くまで並行。一応全て終えてトマト鍋をいただきほっとすると、もう深夜バスしかない時間帯であった。
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沖縄と「国会」の絶望的な「遠さ」

2012-02-01 | Weblog
2月の宜野湾市長選に向け、沖縄防衛局内で宜野湾市で選挙権を持つ職員やその親族がいるかリスト作りを指示するメールが出ていた。午前中の衆院予算委員会で、赤嶺議員がその事実を追及。リストアップされた職員に局長が次なる指示をした日程まで含めて露呈している。沖縄防衛局は「メールがあったことは事実」と認め、田中防衛大臣はのらくら逃れようとしているが、この無能の人のクビは確実に飛ぶだろう。宜野湾市長選はほっといても伊波洋一元市長が勝つだろうとは思うが。……こんな状態では沖縄防衛局は当分高江では動けないだろうが、米経済誌「フォーブス」に「沖縄を沖縄県民に返せ」という論説、米政府幹部向け専門紙「フェデラル・タイムズ」で元国防副次官デュボア氏らの「普天間の閉鎖と沖縄における海兵隊全体の見直し・グアム移転計画縮小」という提言が出ている今、日米関係が「県内移設見直し」に傾く可能性は高い。そして、むしろそうした「外圧」が、「普天間固定」をも含めて見直せと言っているのだ。……それにしても学級会議レベルのくだらない国会をラジオで聞いて憤慨しつつ雑務をこなしている間に、昼に。慌てて出かける。稽古、部分的に試しで作った客席位置確認も。そろそろ俳優への要求が増えてくる時期。夕方のメール、アメリカから朗報。夜、韓国からウ・ミファ、チョン・スンギル到着。初めてご一緒する通訳のイ・ホンイさんも。ふだんはバスなので通らないし裏口しか使ってこなかった武蔵関駅の表側を初めて見る。けっこう栄えていたのだな。
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東京はソウルより寒くない

2012-01-31 | Weblog
帰国。帰り際にソン・ジェンチェク氏からいただいた自身が代表を務める国立劇団の分厚い写真記録集を渡される。手応えあるお土産。……疲労度もあって迷ったが森下スタジオでトリスタ・ボールドウィンと羊屋白玉による国際共同製作プロジェクト『雌鹿DOE』を観る。これまで〈指輪ホテル〉が試行してきたことを、アメリカ現代戯曲の実践者との出会いで対象化し、ある意味では強度を獲得したといえる作業。前半楽しく観ていたが、肝腎の牝鹿を轢いてからの展開が、いささかベタではないだろうか。ジェーン役のシャイアン・ケースビアーはとても美人。一郎役・解体社の熊本賢治郎が身体を張って支える。わんこそばの場面は96年の劇作家大会盛岡大会を思い出す。客席にいた燐光群の鈴木陽介は何度か〈指輪ホテル〉を観ているというが、97年に〈指輪ホテル〉が梅ヶ丘BOXで新作三本連続公演を行ったことを知らなかったということに、こっちが驚く。二十代の者にしてみれば昔の話なのだなあ。
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オンドル劇場でのリーディング終了

2012-01-30 | Weblog
朝早くから大学路近くの市場で『荷』のための衣裳を探す。翻訳の石川樹里さんがつきあってくださる。明洞まで川沿いを歩いて行くが、寒い。……〈日韓演劇交流センター〉〈韓日演劇交流協議会〉の合同事務局会議。いろいろ大事なことが決まる。今回、私は自作に関するイベントはまったくないが、センター副会長として真面目に仕事しているんである。……畑澤聖悟『親の顔がみたい』リーディング(木村典子&イ・ソンゴン翻訳/キム・ガンボ演出)、アフタートークの司会はチャン・ソンヒ。韓国でも最近「いじめ」が問題になっていて先週もまた子供の自殺があったということもあって、ビビッドな反応。戯曲が持っている、具体的なことだけを語りながらキャラクターもシュチュエーションも明確に示していく力で、俳優陣も韓国らしい直情と巧みな抑制がそれぞれ個性よく現れ、通常のリーディングとは違う緊迫感。『十二人の怒れる男』を彷彿とさせるが、親たち夫婦の関係が描かれていくところが『十二人』にはないところ。終了後、超満員の観客席からは、何度も「豪華なキャスティング」という感想。ここ二、三年の演技賞受賞者がずらり並んでいることもあるらしい。『荷』に出るウ・ミファ、チャン・スンギル以外も、ト書き読み以外十三人のうち九人が私の劇に出たことがある。木村典子&キム・ガンボを窓口に韓国演劇とふれあってきた私だが、この人たちの人脈が凄いのか、彼ら周辺がほんとうに実力をつけて韓国演劇界の中心となってきたのか、いずれにせよ素晴らしい。畑澤聖悟シンデレラボーイ(?!)はさっそくサイン攻めに遭っていたが、『親の顔がみたい』は同じ翻訳・演出で夏に他の劇場で正式上演されることがもう決まっている。他の二作にもオファーが来ているようだ。今回のリーディングは真に意義深い。……ところで、明洞芸術劇場は妙に足下が暖かいと思ったら、客席一つ一つの下に、暖房の吹き出し口がある。つまり足下重視の、いってみればオンドル劇場。市の省エネ条例(これもエラい)のために室温が十九度を超えると停止するというが、基本的に頭は涼しく身体は温かい理想的な観劇環境であった。
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久しぶりの大学路

2012-01-29 | Weblog
午前中、韓国は初めてという前川知大君を案内しがてら、ソン・ミヘンさんも一緒に大学路を散策。午後、大笹吉雄さん著『日本現代演劇史』韓国語版の出版記念会。リーディングは前川君の『プランクトンの踊り場』(石川樹里翻訳/ホン・ヨンウン演出)。アフタートークの司会はパク・ヘソン。終えて、シンポジウム「2000年代以降の韓日演劇界の新たな傾向と展望」。前川作品、日本でのオリジナル出演者である〈イキウメ〉の劇団員たちが日本から来ており、ソウルでのリーディング出演者たちと顔合わせ、楽しそうである。
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冬のソウルはオンドル

2012-01-29 | Weblog
「2012年 日本現代戯曲リーディングVol.6」のためソウルへ。日本の〈日韓演劇交流センター〉、韓国の〈韓日演劇交流協議会〉が隔年で交互に戯曲をリーディングしている枠である。今回は蓬莱竜太、前川知大、畑澤聖悟3氏の作品がリーティングされる。開催場所の規模がぐっと大きくなり、明洞芸術劇場での開催。既に全日満席であることがわかっている。今までにない盛況。初日の今日は蓬莱竜太『罪』(イ・へジョン翻訳/アン・ギョンモ演出)、アフタートークの司会はアルコ劇場芸術監督時代に〈坂手洋二フェスティバル〉をやってくれたチェ・ヨンフン。夕方に食べたサンゲタンが効いたかんじ、おそろしく身体にいい気がする。終演後、久しぶりに韓国焼酎。蓬莱君はしっかりしていて大人だ。『エビ大王』の作者ホン・ウォンギもやってきて、飲む。考えてみればこういう季節に来たことがなかったのか、当地の伝統的床暖房オンドルの効果に感心。
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稽古場とは、人が集まる場所

2012-01-27 | Weblog
机に向かって椅子に寝るのを今日を最後にしたくてぎりぎりまで粘る。……緒方さん、ちか坊、美邦どん、大友さんと、スタッフが大勢で一瞬パンクしそうな密度の稽古場。もう少しで諸々の方針が固まるだろう。まだ慌てない。
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