裏原と90年代な生き方

大好きな90年代のフィルターを通して感じたことを気ままに書いたブログです。裏原関連もたまに書きますよ。

イスカリオテのユダ

2020-01-19 03:07:00 | 日記
(使徒 1章17節〜)

シモンペテロが
こう語っている
彼はかつて私たちの1人で、
一緒にこの奉仕を行いました。
この人は悪い行いに対する報酬で
土地を買い取りましたが、
真っ逆さまに落ちて、
体は真ん中から裂け、
内臓が全部出てしまいました。



「15世紀のフレスコ画」
また「使徒言行禄」によると、ユダは自分で土地を買った事になって
おり、そこへ落ちて内臓が飛び出して死んだと言われています。
物語が混じり、首を吊って内臓が出た状態になっているようですね。
腹からユダの魂が出てきて、悪魔が連れ去ろうとしています。




(マタイ 27章3節〜)

そのとき、イエスを売ったユダは
イエスが罪に定められたのを知って後悔し銀貨30枚を、祭司長、長老たちに返して
「私は罪を犯した。
罪のない人の血を売ったりして。」
と言った。
しかし彼らは、
「私たちの知ったことか。自分で始末することだ。」と言った。
それで、彼は銀貨を神殿に投げ込んで立ち去った。そして、外に出て行って首をつった。 祭司長たちは銀貨を取って、「これを神殿の金庫に入れるのはよくない。血の代価だから。」と言った。
彼らは相談して、その金で陶器師の畑を買い旅人たちの墓地にした。
それで、その畑は、今でも血の畑と呼ばれている。

「Giovanni Canavesio 作 1491年」
こちらも同様の状態の作品。
うおぉぉ・・・と思う程、グロい絵画ですよね
魂がミニチュアの自分と言う表し方は中世時代に
特有の表現となっています。



「Sascha Schneider 作  1870-1927年」
死後、地獄へと堕とされてしまったユダ。
キリストは茨の冠を被って
十字架を背負って殉教しましたが、復活して天へと召されました。
しかし、ユダは暗い地の底で罪の意識と戦いながら、永遠に悪魔に
よってさいなまれ続けるのです。

足元から立ち上がる金色の煙と膝のあたりから真っ直ぐに伸びた幻の様な十字架が
永遠にユダの前に立ちはだかり消えないのであろうか。
全身を覆ういばらが身体に突き刺さることで自由が許されず永遠に暗闇を彷徨うのだろうか。


イスカリオテのユダの最期について
今後も研究していきます