1960年代は堰を切ったように10代のポップス歌手が次々と世に出されてきました。残念ながら若いこととアメリカナイズされたポップスの歌手という共通項はありますが、どうもそれ以前の、日本で「シャンソン」と呼ばれている伝統的なポピュラーソングの歌手たちに比べると実力がかなり落ちた「アイドル」が多かったと思います。ただ、「フレンチ・ロリータ」と揶揄された通り容姿のキュートな女の子が多く、遠い東洋の中学生・高校生の男の子たちの胸を高鳴らせていました。
ですので、今それらのアイドルの歌を聞けば何とも言いようのない気持ちにさせられます。やはり、本人の様々な実力もそうですが、しっかりした作曲家、作詞家、プロモーターがついて、質の高い良い曲を歌えるかどうかがポイントでしょう。
今回のクリスティーヌ・ルバイユはこのブログで取り上げるのは2度目ですが、「顔立ち」だけでいえばかなりの美人だと思いますが、いかんせん良い曲が少ないと感じます。小手先で作った「やっつけ仕事」しか感じられない曲もあります。歌唱力も人間性もありますけれど、もう少し良い曲を歌わせてほしかったなと感じますね。
この、「Toi, Chopin 」はその中でもまあましな方だと思いますが、曲の最後に出てくるショパンのポロネーズ第6番「英雄」ももう少し考えてほしいなと・・・。
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