10月15日
さて、寄り道をしてしまったが、話を旅行ネタに戻そう。
まだまだたくさん頭にくることがあったハズなのだが、時は経って帰国から約1ヶ月。
記憶力には全く自信がないので、まだ憶えている事件後半を書こう。
フランスで生肉を食べて体調を崩し(有名な「タルタル」というヤツを頂いたら、夫婦そろって撃沈。)更に天井2段オチ(落ち)を喰らった我々、次なる土地はイタりぃ。ローマである。
いろいろ文句・事件はあったものの、ちゃっかり買うものは買い、ピザとパスタに思いを馳せ、向かうはパリ、しゃるるどごぉーる空港。
余裕で到着のチェックイン。
カウンターのお姉ちゃんの様子がおかしい。
「名前がない。」
名前がない→予約がない→そんなハズはない→キャンセルされている→アタシ達はキャンセルなどしていない→ミラノ便をキャンセルした時にキャンセルされている→アタシ達はキャンセルしていない→じゃあ誰が?→カタールエア→リコンファームされていない→名前がない→飛行機に乗れない
なにぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!!
ってなもんである。
やりやがった。カタールエア。1便のみならず日にちの違う便まで無断でキャンセルするとはなんたるヤツ。
誰かあのオヤジを連れて来い、たたっ切ってやる!!!
気分は完全にモモ太郎侍。高橋秀樹も真っ青の垂直眉、アノ時なら眉間にコインも3枚ははさめた自信がある。
結局抗議も虚しくウェイティングリストに乗り、その便は1人しか空きがでなかったので乗れず、不幸中の幸いにもエアフランスの1時間後の便に空き待ちで乗ることができた。が。
待ってる間のアタシ達2人の心中をお察しいただきたい。
腹の虫が収まらないところに、アタシの新品のサムソナイトのスーツケースを締めるベルトが紛失し、ローマ到着にして完全にテンションはだだ下がり。
次なる心配は帰りの便の事である。
当然、ヤツラのことだ。一緒にキャンセルされてるかも知れない心配が募る。
ローマの空港を探したがカタールエアのカウンターはなく、さすが中東、アノ辺のの航空会社が集まっているカウンターは早々に閉まっていた。
仕方なくホテルのカウンターでカタールエアの連絡先を調べてもらい、翌日電話したものの、つながらず、その翌日まで心配を引きづる事となったのである。
帰りの心配をしながら観光するアタシ達2人。
このモヤモヤした感じ、盛り上がりきれない感じ、お解りいただけるだろうか?
それでも食うもんは食って買うもんは買ったんだけどさ。
しかしそれにしても、うもーーーーーーー、今思い出してもムチャクチャ腹が立つ。
カタールエア、もう2度とお世話になりたくないぜ!!!
さて、このローマでは、のっけからカタールエアにしてやられテンションを下げたのを皮切りに、突然の雷雨にさらされグシャグシャになって雨の中を猛ダッシュし、灼熱の暑さの中で地下鉄が止まり、必死になって帰りのバスを探しまくり、夜はその疲れを癒すべく1.5ℓのワインを飲み、やっぱり最後はちゃっかり買い物して散財するというなかなかの濃厚な旅となった。
最後の目的地はミラノ。
当初このミラノに行く予定は全くなかったのだが、行きに取れた飛行機がたまたまミラノ経由だったので、発着地が同じでないと予算が上回ってしまう恐れが出たため、ほぼ無理矢理来る事を設定した街だ。
今となってはそんな計画も全く意味が無くなってしまったが。
なんてったってフランクフルト経由で来ちゃったんだから。
ローマからミラノまでユーロエクスプレスで4時間半。
この電車も1時間遅れてねぇ。本当に乗り物についてない旅だった。
ミラノに着いて予約したホテルを探すべく、少し道を入ったホテル街をスーツケースをガラガラ引きながら歩いていた時の事である。
横にスゥ~っと現れた車の中からサングラスをかけたお兄ちゃん(?)がいきなり
「HEY! ポリス!!」
と言いながら、一瞬しか見えなかったのでなんとも言えないが、パスポートサイズの手帳にワッペンが張ってある?と見える警察手帳に見立てた?ものをこちらに突き出し、
「パスポート!!」
と大声で叫んだ。
一瞬ビビッたものの、まてよ、この光景どこかで見た事が・・・・・
そう。
海外に住んだ事のある人はもしかしたら1度は見た事があるかも知れない、あの「海外安全情報」で紹介していたヨーロッパ犯罪被害の報告そのものだったのだ。
パスポートを見せろと言われて素直に出した旅行者がパスポートを取り上げられ盗まれる、という内容だったと思う。
これを思い出していたのがものの1~2秒くらいだったであろうか。
同時にアタシは思わず、
「アンタ、知ってる!!!」
と日本語で叫んだのである。
しかも指差して。ちょっと違う感動を覚えていたのかもしれない。
見知らぬ土地で知り合いと再会したような不思議な感じであった。
彼らは通じないなりに何か察したのか、スゥ~っとまた車を走らせて消えた。
ああ、あれかぁ。
しかし、あれで引っかかる人は引っかかるんだろうか・・・・?
微妙な感動を覚えつつ、またホテル探しに戻ったのである。
一連の出来事の間、何事もなかったように振舞っていた相方だったが、アタシが指差している横で、「私達は旅行者です」と生真面目に説明しようとしていたのをアタシは聞き逃さなかった。
そもそもポリスは「HEY!!」とは声掛けんよな・・・・。
役に立つ海外安全情報、あれは海外旅行の前は必ず見ることをおススメします。
なんの話がメインだかわからなくなってしまった・・・・・
旅行のテンションを一気に下げるきっかけとなったカタール、およびカタールエア最悪!!!ということで締めたいと思います。
やっぱり大嫌いです、カタール。しねしね。
帰りたいなり。
しくしく。
さて、寄り道をしてしまったが、話を旅行ネタに戻そう。
まだまだたくさん頭にくることがあったハズなのだが、時は経って帰国から約1ヶ月。
記憶力には全く自信がないので、まだ憶えている事件後半を書こう。
フランスで生肉を食べて体調を崩し(有名な「タルタル」というヤツを頂いたら、夫婦そろって撃沈。)更に天井2段オチ(落ち)を喰らった我々、次なる土地はイタりぃ。ローマである。
いろいろ文句・事件はあったものの、ちゃっかり買うものは買い、ピザとパスタに思いを馳せ、向かうはパリ、しゃるるどごぉーる空港。
余裕で到着のチェックイン。
カウンターのお姉ちゃんの様子がおかしい。
「名前がない。」
名前がない→予約がない→そんなハズはない→キャンセルされている→アタシ達はキャンセルなどしていない→ミラノ便をキャンセルした時にキャンセルされている→アタシ達はキャンセルしていない→じゃあ誰が?→カタールエア→リコンファームされていない→名前がない→飛行機に乗れない
なにぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!!
ってなもんである。
やりやがった。カタールエア。1便のみならず日にちの違う便まで無断でキャンセルするとはなんたるヤツ。
誰かあのオヤジを連れて来い、たたっ切ってやる!!!
気分は完全にモモ太郎侍。高橋秀樹も真っ青の垂直眉、アノ時なら眉間にコインも3枚ははさめた自信がある。
結局抗議も虚しくウェイティングリストに乗り、その便は1人しか空きがでなかったので乗れず、不幸中の幸いにもエアフランスの1時間後の便に空き待ちで乗ることができた。が。
待ってる間のアタシ達2人の心中をお察しいただきたい。
腹の虫が収まらないところに、アタシの新品のサムソナイトのスーツケースを締めるベルトが紛失し、ローマ到着にして完全にテンションはだだ下がり。
次なる心配は帰りの便の事である。
当然、ヤツラのことだ。一緒にキャンセルされてるかも知れない心配が募る。
ローマの空港を探したがカタールエアのカウンターはなく、さすが中東、アノ辺のの航空会社が集まっているカウンターは早々に閉まっていた。
仕方なくホテルのカウンターでカタールエアの連絡先を調べてもらい、翌日電話したものの、つながらず、その翌日まで心配を引きづる事となったのである。
帰りの心配をしながら観光するアタシ達2人。
このモヤモヤした感じ、盛り上がりきれない感じ、お解りいただけるだろうか?
それでも食うもんは食って買うもんは買ったんだけどさ。
しかしそれにしても、うもーーーーーーー、今思い出してもムチャクチャ腹が立つ。
カタールエア、もう2度とお世話になりたくないぜ!!!
さて、このローマでは、のっけからカタールエアにしてやられテンションを下げたのを皮切りに、突然の雷雨にさらされグシャグシャになって雨の中を猛ダッシュし、灼熱の暑さの中で地下鉄が止まり、必死になって帰りのバスを探しまくり、夜はその疲れを癒すべく1.5ℓのワインを飲み、やっぱり最後はちゃっかり買い物して散財するというなかなかの濃厚な旅となった。
最後の目的地はミラノ。
当初このミラノに行く予定は全くなかったのだが、行きに取れた飛行機がたまたまミラノ経由だったので、発着地が同じでないと予算が上回ってしまう恐れが出たため、ほぼ無理矢理来る事を設定した街だ。
今となってはそんな計画も全く意味が無くなってしまったが。
なんてったってフランクフルト経由で来ちゃったんだから。
ローマからミラノまでユーロエクスプレスで4時間半。
この電車も1時間遅れてねぇ。本当に乗り物についてない旅だった。
ミラノに着いて予約したホテルを探すべく、少し道を入ったホテル街をスーツケースをガラガラ引きながら歩いていた時の事である。
横にスゥ~っと現れた車の中からサングラスをかけたお兄ちゃん(?)がいきなり
「HEY! ポリス!!」
と言いながら、一瞬しか見えなかったのでなんとも言えないが、パスポートサイズの手帳にワッペンが張ってある?と見える警察手帳に見立てた?ものをこちらに突き出し、
「パスポート!!」
と大声で叫んだ。
一瞬ビビッたものの、まてよ、この光景どこかで見た事が・・・・・
そう。
海外に住んだ事のある人はもしかしたら1度は見た事があるかも知れない、あの「海外安全情報」で紹介していたヨーロッパ犯罪被害の報告そのものだったのだ。
パスポートを見せろと言われて素直に出した旅行者がパスポートを取り上げられ盗まれる、という内容だったと思う。
これを思い出していたのがものの1~2秒くらいだったであろうか。
同時にアタシは思わず、
「アンタ、知ってる!!!」
と日本語で叫んだのである。
しかも指差して。ちょっと違う感動を覚えていたのかもしれない。
見知らぬ土地で知り合いと再会したような不思議な感じであった。
彼らは通じないなりに何か察したのか、スゥ~っとまた車を走らせて消えた。
ああ、あれかぁ。
しかし、あれで引っかかる人は引っかかるんだろうか・・・・?
微妙な感動を覚えつつ、またホテル探しに戻ったのである。
一連の出来事の間、何事もなかったように振舞っていた相方だったが、アタシが指差している横で、「私達は旅行者です」と生真面目に説明しようとしていたのをアタシは聞き逃さなかった。
そもそもポリスは「HEY!!」とは声掛けんよな・・・・。
役に立つ海外安全情報、あれは海外旅行の前は必ず見ることをおススメします。
なんの話がメインだかわからなくなってしまった・・・・・
旅行のテンションを一気に下げるきっかけとなったカタール、およびカタールエア最悪!!!ということで締めたいと思います。
やっぱり大嫌いです、カタール。しねしね。
帰りたいなり。
しくしく。