渡月橋から人混みを通り抜けて天龍寺に来ましたよ。
いつもはあまりの混雑に避けて通るのですが
今回は天龍寺の百花苑のしだれ桜を見たくて参拝です。
天龍寺は臨済宗天龍寺派の大本山で
後醍醐天皇菩提を弔うために足利尊氏が創建した寺院ですね。
大方丈から書院にかかる曹源池には大きな鯉がいますが
私はこの池に来ると、桂文珍さんの落語の一節をくすっと思い出します。
それが曹源池だったかどうかは定かではないのですが
思い込みの記憶かも知れませんね。
池の傍に老人が座って
先ほどから何故か 鯉めがけて10円玉をポイポイと投げ込んでいます。
「あんたさんさっきから10円玉を投げ込んでなさるがどういう事ですかいな ? 」
すると老人は傍に立ててある小さな立て看板を指さしました。
そこには「 鯉の餌10円 」 と書いてありました。
ふーむ ^-^
と、そんな一節でしたね。ほんのしばらくたってから
クスッと笑えるそんな落語でしたね 。
百花苑はそれは見事な花盛りでしたよ。
春爛漫とはこういう事なのでょうね。
桜の種類も多くて一度期に咲いています。
特にここはしだれ桜が見事ですね。
ボケの花
名前とはうって変わって可愛い花です。
竹林を背にシャクナゲも一時に咲きます。
椿やレンギョウ、三椏,ユキヤナギ、つつじ・・・
裏山を散策しているとまさに色とりどりの花たちが
今を盛りと迎えてくれます。
どうしてこんなに一時に咲かせられるのか
きっと工夫やご苦労もあることでしょう。
7割がた外国の観光客の皆さんでしたが
春の花の饗宴に歓声の上がる天龍寺でしたよ。