柚豆のスケッチブック

季節の手作りレシピと和布で楽しむ日々の装い

福島

2013-12-01 20:14:50 | 演劇


遊遊展も終わりの頃、作品を見終わって帰り際に
「今度の日曜日に、長屋門の母屋でこういうのやります」
と 笑顔が似合う女性に声をかけられました。

    
「福島県田村市からの生活の声」

人形劇とお話しのゲスト

大河原伸・多津子夫妻 と 宗像基子さん

福島県田村市で有機農業を営む大河原夫妻は、子供が大好きで人形劇団
として幼稚園などを巡る活動もなさっていました。しかし、原発事故後
福島を取り巻く状況は一転しました。その経験を各地でお話をされている
大河原ご夫妻と阿武隈で原木しいたけ栽培を営んでいらした宗像基子さんを
お招きして人形劇を交えてお話しいただきます。
   (チラシより抜粋)




原木しいたけ栽培



「すごい地震だー」



放射能




放射能



「どれだけしいたけを捨てたか!」




「うー・・・・・・・・・・・・・・・・」




「ふるさとは、ここだ」  








原木しいたけ栽培農家  宗像基子さんのお話し

5万本の原木しいたけを廃棄処分、しかも自分の敷地にと国からのお達し。



今年1万本の原木を設置 これから2年間置きます。でも
福島県の原木がなかなか手に入りにくい、しかも 値段が
4倍にもなっている状況です。


「・・・・・・・・今、ここで覚悟を決めて生きる」と 基子さん

とにかく一歩踏み出そう!
黙ってこのまま沈み込むのは、あまりにも悔しい…。
そんな思いで「壱から屋」という販売グループを立ち上げ、
この1月には株式会社に改め法人化。

2013年7月13日 店舗「エスぺり」を開店。
有機農法で農業を営んできた大河原夫妻と
原木しいたけ栽培を営んできた基子さんは一緒に
「えすぺり」を運営する仲間です。

☆えすぺり   エスペラント語で「期待する」 「希望する」という意味
        福島の方言で「つながっぺ」をラテン語風に。









「いのち神奈川」からのお話し

福島の子どもたちとその親を呼び、「保養キャンプ」で過ごしてもらっています。
短期間でも線量が高い場所から離れることで、体内に取り込んだ放射性物質が
排出されるなど、心身のリフレッシュ効果が期待されています。

福島の子どもたち58人が小児甲状腺がん、およびガン疑いと11月12日の
第13回県民健康管理調査検討委員会で発表されました。

甲状腺がんはすでにリンパに転移している子供が複数います。

鼻血がでて2箱のテッシュを使ったという子供、初期の症状だそうです。
チエルノブイリでは5年後に発症、福島では2年後に発症しました。

12月4日(水)17時より参議院会館101会議室にて
声明「日本政府に小児甲状腺がんの子供たちを救うことを求める声明」を
発表します。


福島県浪江町からいわき市に避難し、借り上げ仮設住宅に住んでる
方のお話し。

浪江町は3.11からそのまんま、何も変わっていない
とても帰れる状態ではない、帰りたいけど帰れない。
国は、「帰りましょう」と言っている、。




美しい浪江町の存在を知ってほしい、覚えていてほしい
そんな願いから手芸品を作り始めました。


詳細はFacebook[浪江ピース」をご覧になってください。

        エプロンのこと

2011年3月11日、午後2時46分、自宅にいました
強い揺れの中、何も持たず着の身着のまま夢中で車に乗りました。

翌3月12日午前7時頃、行政から津島に避難するように
指示が出たので津島に移動しました。
公民館にたどり着いたものの不安でいっぱいでした。
そこでは津島の方々が炊き出しをしていました。
誰も何が起こっているのかわからない中働いていました。

私に気が付いたおばちゃんがエプロンを貸してくださいました。
津島は山地なので寒く。エプロンが防寒の役割をしてくれ、
おにぎりを配るお盆になり、子供の涙をぬぐうハンカチに、
タオルに、おにぎりを包む袋にもなって、不安な気持ちを
和らげてくれている感じがしていました。

明るく、はきはき話されるのを見て、よかったね、
大変だったね と心の中でいっていました。


その思いのエプロンとさおり織りのストラップを求めました。


今日 福島の今を こんな身近に聞けてしかも長屋門で、
本当に良かった。




主催者の 笑顔の似合う あなたに 「ありがとう」




















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