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今日は中秋の名月

2017-10-04 20:13:19 | お菓子とお茶 季のモノコト

今日は2017年の中秋の名月です。
東京では夜は晴れの予報、美しいお月様に会えました

月の兎も飛び跳ねているでしょうか。


さて、「中秋」と「仲秋」、どちらも見かけたことありませんか?
「仲秋」は、旧暦の8月の事、ひと月間を指します。
その真ん中が「中秋」、つまり旧暦8月15日です。

この日は古より一年で一番月が美しいとされています。

ただ必ずしも満月とは限りません。
2017年は13日目の月にあたります。


西洋では月はピエロと対にされ、観月の習慣はありませんが、
東洋では夜空の月を眺める習慣があります。

日本では月に、
十三夜(じゅうさんや)・待宵月(まちよいづき)・十五夜・十六夜(いざよい)・立待月(たちまちづき)・居待月(いまちづき)・臥待月(ふしまちづき)(寝待月(ねまちづき))・更待月(ふけまちづき)と名前を付けて、
日に日に出が遅くなる月を眺めて愉しむ習慣があります。

お月様にも名前を付けて愛でるなんて、なんだか日本人らしいですね

中秋の名月の頃は、里芋が収穫期を迎えるので、「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれます

また十三夜(旧暦9月13日、新暦2017年11月1日)は、中秋の名月に並ぶ月が美しいとされる日、日本固有の風習です。
収穫期に重ねて、この日は栗名月・豆名月とも呼ばれます
この豆は、枝豆を指します。

また、「後の月(のちのつき)」とも呼び、十五夜に月見をしたら、必ず同じ場所で十三夜にも月見をするものともされていました。
片方だけ見るのは「片見月」として忌まれたのです。


さて、おたのしみのお月見の行事菓子といえば、お団子でしょうか
お神酒徳利(おみきどっくり)にススキを挿して、里芋や枝豆、お団子を三方(さんぽう)に盛り付けて月にお供えします。
また、里芋の子をきぬかつぎにして、塩をつけていただきます。

お団子は十五夜にちなみ15個盛り付けお供えし、また一人15個ずついただきます。
上新粉と白玉粉を蒸して捏ねつけて、丸めます。


我が家では、みたらしタレをたっぷりかけていただきました。


関東では丸に、関西では小芋型に丸める所もあり、
たねやさんからは「きぬかつぎ」のご銘でお団子が販売されています。

HPより

他にも薯蕷饅頭や干菓子で月兎をかたどったものや、
とらやさんの「月下の宴

HPより

栗をふんだんに使った栗きんとんや茶巾絞りや栗鹿の子など、
すやさんの栗きんとん

HPより
お月見に寄せるお菓子には事欠きませんね。


みなさんはどんなお菓子と共に美しい月を眺めますか?