その後、三木谷楽天や、堀江ライブドアなどの第二世代が生まれ、ネットが広告媒体として認知されるようになった。
ポータルサイトで得た収入で、Yahooグループの基盤を作り、今のSoftBankグループ事業へ拡大していった。
マイクロソフト社といい、ソフトバンク社といい、設備投資が多大になるハード事業より、途中で事業修正が可能なソフト事業へ方向付けしていったのは興味深かった。
ソフトウェアのバンクとは、凄いネーミングを付けたものだと思っていた。
ブロードバンド時代に先んじて、Yahoo!BBのADSLモデムを大量に配布し、安価な定額通信料で道を切り開いた。しかし、接続工事の遅れや、一般にはブロードバンドの利点が判りにくいなどの問題が生じ、ここでも吊るし上げになった。
堀江ライブドアと三木谷楽天が、野球界に進出し、一騒動を起こしているうちに、ささっとダイエーホークスを買収し、ソフトバンクグループに収め、白い騎士となり漁夫の利を得て、騒動に巻き込まれずに助かった模様。
この時点で、単体事業としての経営より、グループ企業として戦略が目立つようになってきた。
今回の番号ポ-タビリティ制度も、DOCOMOだけなら5000万台、auだけなら2300万台、vodafoneなら1500万台となるが、それぞれをNTTグループ、KDDIグループ、SoftBankグループとして捉えるなら、オセロゲームではないが、勢力拡大は可能となる。
通話量が0円の広告には驚いた。騒動を見越しての宣伝手法はいただけないが、私は着うたもゲームも音楽プレーヤーも使用しないので、最新機種には興味が無いので、機種の開発速度と設備投資を考慮すれば、長期契約も頷ける。
ウィルコムのPHSのように自社間の携帯電話で無料となれば、グループ企業内でも内線電話として普及していけば、これは凄い手法になると予想していた。事実、ソフトバンクホークス球団の選手、職員に相互の親睦、交流に役立てるよう1000台の携帯電話を配布したと報じられていた。これはそのまま家族、友人にも広がっていくと思える。
私のように、PCメールを携帯電話に転送していう場合は、docomo社、au社と違い、172文字までは閲覧でき、その先は必要なメールをダウンロードすればいいので、余分な課金が生じないのが嬉しい。
今回、機種交換した811SHは、doc.xls.ppt.pdfと添付ファイルも読めるし、PCブラウザが付いているので、外出先からネットも閲覧可能となり、小型PCとして活躍しそう。
また、話題のゴールドプランも、離れて暮らす親にプリベイド携帯を持たせれば、こちらから掛ければ、無料となるのが重宝する。
英国vodafone社も、一通りの市場テストとマーケティングを終え、撤退してしまった。
最初から、インフラ整備に力を入れて無かったので、4月に買収したSoftBank社も10月までに再整備しなくてはいけなかったから、内部では相当戸惑ったと予想される。
docomo社の米国進出による200億円の負債とvodafone社のインフラ遅れの間にau社が勢力を拡大した。また若者向けに対象を絞った最新機種投入や若者たちの狭いコミュニティを好む傾向とが相まって、相乗効果を発揮した。
今朝のニュースでau社が一人勝ちしたように報じられたが、tuka社を引き込み加算した数字だということを報じていないのは、メディアの怠慢か、ある種の策略かは分からない。今後の三社の動きとメディアの報じ方に、注目したい。
画像は、左からT-07、T-09、V601T、811SH(旧い機種は子どもの玩具として使用)
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