新聞広告などで目にする度に、怪しい投資話だと感じていた。
どこどう考えても、IPサーバー設置で利益が生まれることが有り得ない。
もし、有り得るのなら、銀行などからの融資を得て、自ら設置していくだろう。
どう考えても、出資金を募る詐欺だと思っていたら、案の定、捕まった。
実体の無いネット世界を舞台とした騒動は、ライブドア事件を思い出させた。
まだ、ライブドア事件の方が、メリット部分が有っただけにマシだどうか。
これの被害者の多くは、団塊の世代が多いと報じられていた。
退職金を元手に、楽して儲けようとしたところなどは、個人投資家の動きと同様か。
ネット世界に弱い年配者を対象した手口などは、豊田商事を髣髴させる。
きちんと処理された株投資に消えた金銭は別だが、大概の投資話は、出資法違反スレスレ、もしくは違反していることを偽装した悪徳商法となる場合が多い。
悲しいかな、マルチ商法などの悪徳商法に引っかかる人には、友人、知人との交流が少ない人が多いのも特徴だ。
沢山の友人、知人との交流は、自分に持っていない世界を教えてくれる。
その繋がりの中から、推理力、洞察力などの物事を客観視して考察する力が養われていく。
師走の夜を歩くと、街角で甘い言葉を掛けられることが多くなる。
ついつい午前様となってしまい、翌日は心と体が重たくなる。
友人と連れ立っていても、夜の帳に消えてしまうことがある。
甘い言葉をささやく、友人にも気をつけなくてはいけないのかな？
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