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※2024年1月3日(水)にSNSへ投稿した文面をまとめています。
大災害が発生すると、支援物資を送ろうとする人たちが多く居ます。本当は被災地に支援物資を送らない事が、一番です。2004年中越地震の時、現地で采配していてタイヘンでした。
もし、支援したいのでしたら、寄付/募金(義援金、支援金)が良いですよ。ちなみに、赤十字による募金は義援金となり、届くまで時間は掛かりますが、1円単位まで被災者に配られます。コンビニ/スーパーなどの企業募金は、事務手数料が15%まで認められていますので、85%が被災者に配られます。直ぐに被災者を援助したいのであれば、NPO法人などのボランティア団体に寄付するのが早いです。そして、被災自治体への寄付の場合は、その行く先はインフラ等の復興に使われます。
画像は2004年中越地震の際、名古屋駅ナナちゃん人形下にてBi-Voが募金活動した時のです。勿論、名鉄と交渉の上、募金活動の許可を得た上で行いました。
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上記の新聞記事は、現地入りを要請され、被災地で活動している時の様子を中日新聞記者の佐藤カメラマンが撮影し、当時記者だった関口威人記者(現在フリー記者で2日から能登入りしてます)が記事を書いた新聞記事です。
当該団体における支援金の使用方法としては、企業やメーカー等に依頼して、直接現地にそのまま運搬することにより、余分な車両による渋滞を避けることや物資配布を効率的に行うことが出来ます。それには、それまでに顔が見える関係(実績/繋がり)を構築しておくことが必須となります。行政は、どんなに良いアイデアでもそれらが無いと受け入れてくれません。Bi-Voは、それらを絡めて活動しており、2016年愛知県防災訓練では初期調査を行う災害ボランティア団体として、消防赤バイ⁀隊の先行役を務めました。
個人からの支援物資が被災現場に届くと、それに関わる人員と取られてしまうのと、個人支援車両が被災地に集まってくると、渋滞を引き起こししてしまい肝心の救援活動の妨げになってしまいます。
中越地震の震度7となった田麦山では損壊率が98%で、400~500名程居た避難所の食事を守山駐屯地から派遣された自衛隊と一緒に配膳するメニューを作っていました。その時、届けられた支援食糧を献立に組み込むのに難儀してました。派遣された自衛隊は自らの食料/飲料水/燃料など持参し、避難所で配布する食事の食材等も一切現地調達することなく、出発地から持参して活動してました。本来、被災地に救援目的で入るボランティアは活動日数を自力可能な状態で向かうのが当然と考えています。被災直後の頃に現地で食材及び燃料を調達することは、必要となる物資の減少を意味します。ちなみに復興期に被災地を訪れての金銭を落とす行為は、地域の励みになります。
今、被災地に赴くことが出来ない私たちがすることは、被災者を忘れることなく自粛せずに普段の生活を営み、経済活動を維持していくことです。余裕があれば、寄付/募金をして支援することです。そして、落ち着いたら支援活動に行ったり、復旧後は観光などで訪れて金銭を落としてくることだと思っています。
ちなみに東日本大震災の時も私個人宛に被災地入り要請は有りました。Bi-Voメンバー達は被災地に行ってもらいましたが、私自身は一度も東北入りしていません。発災直後からGWまでは、支援活動の裏方に徹して通常勤務してました。
バイクボランティアBi−Vo
先述のフリージャーナリストとなった関口さんの被災地リポートです。
通信・交通途絶えた奥能登・能登町、穴水町からのSOS 「まとまった支援を」
#令和6年能登半島地震(関口威人)
国土地理院の日本列島の地殻変動情報表示サイトを閲覧すると、日本のどこでもいつ起きてもおかしくないのです。