おはようがんす
月曜日つよいあめのなかで何回目の訪問かわからないがおそらく最初からと言うともう十回以上行って居るであろう、大内宿に行ってきた
湯西川温泉の「平の高房館」からご連絡を戴いたので風呂入りに行った序に廻ってみた
最初はまだ砂利道であったのが凄い崖の補強とか舗装とか立派になって段段本当の観光地に成って来た、何処か寂しい感じだ
最初は茅葺の建築を見に行ったのだ、、駐車場もなくじたくのそばまで車で行けた、古来からの伝統を守り一番金の掛る茅葺を継承し
伝統の年中行事をし、山岳信仰やその地方の里山信仰などを丁寧に然も正しく伝承して由緒正しき宿場町の雰囲気がとても美しく残っていた
店は三軒しかなかったように記憶している、電気も引かれて中心部に立っていたが今は電柱が家裏の見えないところに行って
大昔の様なすっきりした宿場町に成っている、宿場の古老に聞いて茅場という山里の栽培地も見たことがある
火除けの天窓の板には何と読むのか研究不足だが、篠突く雨にふさわしい景色に成っていた
昔は参勤交代の馬たちが水を飲んだであろうし足を冷やしたであろう水路が両側にある、
見事なものだ、風知草が川岸に覗いている
すっかり観光地化しているが、此れと言った特産もなく、一本葱で喰う蕎麦が有名になってきたぐらいで。この建物を維持管理してゆくのは
大変であろうと推測される、そして地域に未だ茅葺ができる職人がいることが立派だ
、小川の洗い場への降り口とか両側に整然と並んだ宿泊所などが維持している
地元の人には敬意を表する他はない
そして火災や雪害などからきちんと守っているのは不断の努力の賜物なのだろう
何処のお宅にも茅葺の軒破風部分に菖蒲と蓬がぶら下がっている
旧暦の端午の節句を祝う事と水辺の草である菖蒲が其の香気と丈夫さとにより火伏をするという意味と魔を避ける意味と尚武という参勤交代の武士
の気風に同調する意味などで飾っている
蓬は長旅の疲れを癒し腸の活動を助け、力持ちと言う観点から武士に人気があったと考えられる
今もそのことを守り感性豊かに踏襲しているのが立派だ
そして四方位。何処からも間が入らぬようにという庶民のがんぼうで飾っているのであろう
邑の中ほどには村社の参道入り口に立派な鳥居が立って居る、この位置と方向から村の西のどこかに村社があるのかもしれない
建物の棰木も細かく入っているおそらく尺二寸間で有ろうし化粧野地も良い材だし.端の下葺きは檜皮葺だ。屋根は表部を掻き落とし葺き替えてあり
然も二度葺き替えてい図っている長い間の古人の知恵で有ろうと思う
南端の造り酒屋さんは今どきの屋根だが重厚な造りだ。昔なら一荷買い求めてたしなむところだが、下戸の今は出来ない
村西の川は集落の稲作りの生命線で昔からの農家が大切に保護してきたものだろう
こうした菖蒲がたくさん生えていて伝統行事に活躍している
谷空木が程よく咲いているし
山菜としても食べられるアマニュウが河川敷に沢山ある
大雨の中の訪問であったが、何度も訪れればそれなりの発見がありその時なりの収穫があるものだ
常に学ぶ心さえあればそれでよい、、、と思って居る
そんじゃあまたはなすべえ
遊童子
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