沼の原の花

お晩でがんす
お盆が過ぎたら急に秋らしき天気になりゆんべはもう寒い位でした是といって
心に引っかかる物もなかった一日なので、昨日なの続きです
沼の原は昔は今の原まで水があったといわれています凡そ今の三倍の湖だったといわれています
最後の噴火で沼尻が決壊して、今の渋川市から前橋市の上部まで水害にあったそうです、その後湿原価化した沼の原は色々な花の宝庫に成りました
今は夏の終わりの花と秋の始めの花が入り乱れて咲いています
高原の涼しさも去りながら、花が持つ優しさが人を癒してくれます



こうりんか』は結構沢山ありますが矢張り踏みつけにより年々減っている様に感じます
濃い蜜柑色の花姿は独特ですね
夏の薊も名残がいくつか咲いていましたが、薊に似た田村草が満開です
少しそぼ降る霧雨にぼやけた花が又風情があります
早くも秋を感じた蜂たちがせっせと蜜を取りに来ます



そして霧雨で薄暗くなった林下に萬橙をつるしたかに見える『蓮華升麻』も又
修行者の足と心を慰めてゆとりと休養を与えてくれます
自然が人間に手を差し伸べてくれる、何十分の一も人間は手を差し伸べて遣れません、悲しいことですし自分の非力を恨めしく思います



そんじゃあ又　　　遊童子