おばんでがんす
先日Y様宅の柏の木を伐り倒した、もう100年近くも経ている老木であるがとても元気な樹であった
沢山の実が成って居たので幾つか採って於いた
柏の木はご存知の、柏餅を包む葉の木である、緑豊かな若くて大きく育った葉を塩付けにして
保存する、焼酎や明礬などを入れてカビ止めや色止めにする
表題の「柏葉壽」は樹をじゅ、と読ませて寿の字を宛てて使う造語だが、
今年の葉が黄葉しても散らずに残り、翌春に新芽が出てきて晩霜に会わない位に成って初めて落葉する
つまり子供が完全になってから親が散ってゆく、代代安全に確実に継承してゆける、と言う.掛だ
そうした意味での柏餅であり、家、を大切にした古人の知恵だ、よく色紙等にも書かれる縁起物だ
ひげだらけのどんぐりの苞は独特の顔をしている
そして実は大きいだから山の動物たちの格好の食糧源だ、だから愛くるしい動物にもよく出会える
があまり会いたくない、猪や熊も好物なのだ
然し今度保存してみて最もこの実を食べるのは小さな小さな虫だ
勉強不足で何という虫だか不明だがきれいに小さな穴を明けて中をきれいに食べつくす
意外なところに意外な天敵がいるものだ、
せっかくの経験と知恵を勉強したのだから自分でも此れを生かして天敵を作らない様に
しなくてはいけない、、もう手遅れかもしれないが??
そんじゃあまたはなすべえ 遊童子
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます