遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

迎え盆と盆花

2014年08月14日 | 年中行事

おはようがんす

昨日はあまりの忙しさと早起きをした後遺症でついつい更新をせずに寝込んでしまった

13日は恒例の迎え盆だ.迎え盆の仕来たりや当家に伝わる謂れなどは後日談として、

盆花の話をしようと思う、昔は花を買うなどと言う贅沢はなくて全て野の花で間に合わせたのだろう

勿論庭の草花などは作っていたであろうが、先祖の愛した野の花がやはり一番似合う

克っての演習場は皆個人の持ち物であった、陸軍が半ば半強制的に買収して演習場にした

当然、入会権、と言う、権利があり関係者は其処に出る、木や草や山菜などなどは自由に収穫できた

従って盆の花も自由に採れた、昭和の時代までは業者が入って採ったと言うこともあった

だから地元の家は殆どが盆花は原っぱで採るのが習わしであった、夏は草を刈り家畜の餌や肥料にし

冬は雑木を薪にし、春先は野焼きをして蕨を採り原っぱの形態を保っていた

時代が移り、危険だとか、管理ができないとか、色色な事由をつけて一般人の立ち入りを禁止した

然も周囲の殆どを鉄条網を張り巡らし封鎖してしまった、結果として入会権も、補助金での代替えで

なし崩しになり、野焼きが行われなくなって密林の様な状態になっている

自然と小さな植物は絶滅してしまった、春蘭、翁草、東菊,撫子、せんのう、錨草、千振、山辣韭

、梅鉢草、etc、等等、数多の小さな草が死滅してしまった、

僅かに残ったのは比較的に背丈が大きくなる草達だ、此の事に大いに憤りを感じ残念に思っている

私は単なる平和主義者でもなく国土防衛は国民の義務だと信じているし、日頃の自衛隊 協力会

にも所属し出来る応援はしたいと思っている一人だが、まだ私達元地主達には孫子になっても

入会権があると信じている、だから立ち入りをする、しかも一年に一度だけだ

前段が長くなってしまった、朝露が有る内に切り取りたいので早起きをして行く、残月が明るい4時

 

 もしかしたら昨夜は満月だったのかもしれない、月を遠くに秋の七草、尾花が咲いている

原っぱには結構ある子鬼百合野大株が出迎えてくれた

 未だ根元はうす暗い中で有る。根は何時か食べてみたいと思っているが希少になってしまったので

その機会がない

 嬉しい気持ちが先に立って年中こんなことをしている、ピンボケだ、わが頭と同じだ

おとこしえ、がたくさんある背丈も伸びるし丈夫でどこにでもある

 鵯花ほど枝が分岐しないようだ

 

 男が出れば女だろう、女郎花が到る所にある、この原っぱにある大勢力の秋の七草だろう

 

おみな(女、娘)はこのように優しく 嫋やかに、成るべし、と言う事から、おみななるべしが転化

して女郎花になった、只漢字は何故この漢字になったのかは疑問だ???、確かに丈夫だが嫋やか

昔は群生していたが今は分散している、黄色が金色だとして 家の戌亥の方角に植えられた

傍らに夏の一時を彩っていた、野綾目、の実が大きく膨らんでいた

 まだ露が乾かないキアゲハが犬山椒の葉先で就寝中であった

 足にも翅にも露が付いて絵にも描けない美しさだ、早起きは12文の得だとおもった

 ゆっくりと羽根を動かしているのは飛翔の準備なのかも知れない

 「秋からまつ」も背丈が大きくなるので生き残っている、小さな花に露が重く付いている

 

 日の出前の原っぱのひと時だ

そんじゃあまたはなすべえ              遊童子

 

 

 

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