おばんでがんす
八月に入ると当家ではお盆の行事が始まる
一日は、「釜の口開け」の日で、普段より大ぶりの釜を用意し、家族と数多のご先祖様の分を煮炊き
する、もちろんご先祖様の分は少量だが気持ちをそうした風に込める
大日様の境内を掃き清めて、
田舎饅頭を作り、大日如来を始め十三佛様にお供えをする、お供えは御団子で代替えする
何かにつけて此の仏様群は大切にされている、大日如来以下、十二の仏様が現世も来世も守って
くれると言う信仰であり人の死後、初七日から始まって33年忌までを段取る仏様が十三佛様だ
そして六日には、茅、を採り13日まで干しておく、前号に載せた
そして六日は七夕も作る、今年の新竹で作るのが習わしだ
七日の朝は合歓の木の葉で目元を擦り目の病気にならない様に祈り顔を洗う,合歓、眠り、を掛けた
語呂合わせのような気もするが、古い仕来たりだ
だから必需品として合歓の木は植えてある、その足元には静かにヤブランの花が咲いている
七日の夕がたには七夕を川に流して、その晩から、七晩焼きが始まる、門前の邪気を焼き払い
ご先祖様をお迎えする迎え火の一つだ
こうして御先祖様を敬い自分のルーツを大切にして純粋無垢の古人の古い伝統を護ることで
心を豊かに保つ、そうした心の余裕がいじめや虐待を失くし中庸の心を育み息長く繁栄できる
此のことは信仰を通り過ぎた、超越した、安息のための手立てだと思っている
がちがちに信仰に凝り固まることなく柔らかい心で古人の知恵を取り込むコツだと信じている
そんじゃあまたはなすべえ 遊童子
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