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本紹介26「コールドゲーム」

2020-12-12 21:08:00 | 日記
いじめによって人生を歪められた者が、復讐に走る物語。高校3年になった主人公達中学時代の同級生は、グループを作り、復讐の被害を食い止めようとする。ちなみにゴールドゲームという題名は、主人公が野球部に所属していたこと、過去に対しもう取り返しがつかないという本作のテーマが上手くかけられて命名されている。
いじめという罪と同時に当時の葛藤を描くリアル、人間の浅ましさを極限まで追求した悲しみの小説。

『コールドゲーム (新潮文庫)』の感想

いじめをした者の末路としてはぬるすぎる気がするが、実際現実はこんなものだろうと思えば合点がいく。虐めをするような人間は基本的に一生変わらない。人はそうそう変わることはない。奪う者と奪われる者の違いと構造を一例として示してる気がする。

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