物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作。
東大教授が新入生に進める本No. 1。
全ての哲学が、三部作にて余すことなく網羅されている。
上では、宗教という概念が比重として大きなウエイトを占める。
血縁と宿命の因果関係にも注目である。
残りの2冊は後日紹介する。
『カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)』の感想
人間の本性を嫌というほど全面に押し出した作品。宗教談義は脳内翻訳に一苦労するが、信仰心が人の心の大部分を占める西欧特有の文化を学べたのは非常にためになった。
#ブクログ
『カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)』の感想
人間の本性を嫌というほど全面に押し出した作品。宗教談義は脳内翻訳に一苦労するが、信仰心が人の心の大部分を占める西欧特有の文化を学べたのは非常にためになった。
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