ナンシー関の記憶スケッチアカデミー

本のカテゴリの一発目がコレか…
これ、本と呼んでいいだろうか

雑誌で連載されていたものを書籍化したものですね。提示されたお題を記憶のみに頼って描くことを記憶スケッチといいます。そしてそのスケッチを読者が投稿してきて、それに対してナンシー関が突っ込んでいきます。お題は「カエル」「パンダ」「鉄腕アトム」「ランドセル」など一見簡単そうなものばかりなのですが……

とにかく面白い。爆笑です。一人で読んでて声出して笑ってたもん。父に読ましたったら笑いすぎて泣いてたし。

まず絵で笑うのね。どこがカエルだー!!っていうのは当たり前。もうそれ以上の次元で笑わしてくるから。やつらは。投稿者に高齢者が多いっていうのが強いよ。ホント強いよね、さすが長く生きてらっしゃるだけあるワイ。子どもの絵が愛嬌あるのは当たり前なんだけど、ここに出てくる子どもの絵ってのがまたエラく老けてたりね。それ、エビじゃないよ、お母さんに騙されてるよ、みたいなのとかね。20代30代40代の元気盛りの人々も、ビックリするくらいの強者揃いです。

そしてナンシー関のツッコミがまた面白くて。絵を見ただけじゃわからなかったその絵の本来の面白さをズバズバ引きずり出して日の目にさらすから。
絵で笑い、ツッコミで笑い、一冊で二度オイシい！

読んでみ。笑えるで。そんで描いてみ、お題の数々。記憶、案外あやふやかもよ！