あさ記

あさのにき。~とりあえず改名中~

最近(?)読んだ本・マンガ⑧

2007-12-15 | 
すっかり最近じゃないのも多い。
だけどっ
この頭がっ…覚えている限りの情報でっ…レビュウを書いてみる!!


孔雀狂想曲/北森鴻
下北沢の骨董品屋「雅蘭堂」の店主、越名集冶が主人公。骨董にまつわる事件を解決していく。
この主人公と女子高生の安積とのやり取り・関係がなかなか素敵。越名の飄々とした態度が好き。さらっと受け流すとこが好き。

冷たい校舎の時は止まる/辻村深月
雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。
開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。
彼らはあることに気がつく。2ヶ月前の学園祭で自殺した生徒の顔と名前が思い出せない。そして、今いるメンバーは、あの時のメンバーより一人多い…
なんかね、学園ホラーぽかったんですけど!怖かった!ゾクゾクした!でも面白い、やめられない。
真相が明かされた時はヤラレタ!ナルホド!コイツが!と思った。もう一度、ソレを踏まえて読み返さねば。ただ上下巻なのでまとまった時間が必要だ。

風が吹いたら桶屋がもうかる/井上夢人
これはパターン決まり小説!
美女がヨーノスケの超能力を頼ってシュンペイのところに依頼に来る→シュンペイ・ヨーノスケ・イッカクの部屋で話を聞く→ヨーノスケ、超能力開始!→イッカクの推理開始!→事件は勝手に解決→美女はシュンペイのものにはならない→美女の紹介でまた新たな美女依頼者が現れる
なんだかすっとぼけた小説(笑)

消える総生島/はやみねかおる
ええとこのシリーズは前も読んだな。『そして五人がいなくなる』だね。
名(迷)探偵・夢水清志郎とアイマイミイの三つ子が今度は映画のロケ地の総生島で
事件に巻き込まれる。
人とか小屋とか山とか色々消える。
軽く読めるでございます。

地球から来た男/星新一
くわー!キビシイ!あんまり覚えてない!でも確か、同じタイトルの表題作は、思い込みで仮の世界(彼にとっては)を生きてくことになっちゃった話だったよ。

半落ち/横山秀夫
これは寺尾聡主演?で映画化されたから有名だよね。
妻を殺して自首してきた警察官・梶総一郎の役だったはず。もう読みながらイメージはすっかりそれですよ。
「私が妻を殺しました。」ってCMで言ってたあれ。
数年前に一人息子を亡くし、アルツハイマーになってしまった妻に請われての嘱託殺人。そこまではすらすらと「落ち」たのに、殺人から自首するまでの空白の二日間については全く喋ろうとしない。だから「完落ち」ではなく「半落ち」。
一人称の話し手が次々リレーのように物語を進めていくんだけど、それぞれの事情がまたなんか、苦しかったなぁ。特に記者…あれって…最後まで…
最後、真実が明かされる場面は涙が出た。良作。人生50年。


マンガ↓
ARMS/皆川亮二
タイプとしたら寄生獣ぽいかもテーマとかが。
面白かったよ一気に読んじゃったもの。不思議の国のアリスのキャラクタの名前がついたARMSたち。
こういう大作って、最初から落ちまで考えてから書いてるのかなぁ?それとも途中でどんどん話が膨らんでくものなのかなぁ。いつも不思議。だってつじつま合わなくなりそうじゃない、ねえ。アルかわいい。アル・ボーエンかわいい。
絵も最初は良くなかったけどどんどん良くなった。ただ、表紙の色塗りはあんまり…?と思う(笑)

最新の画像もっと見る