いい人。
悪い人。
普通の人。
どんな人も、なんだかんだ言って憎しみきれないし愛しきれません。
悪い人だけにしたって、悪いことをした背景や生い立ちなどを考えてしまう。
いい人にしたって、いい人だなあ好きだなって思っても好きになりきれずに愛しきれない。
普通の人もそうで、この人といると幸福だ、何も起こらないいい日だ、なんて思っても心のどこかでは困難を望んでしまう。
いい人、悪い人、普通の人が問題ではなくて、私が原因だったのです。
しかし、そんな自分が愛おしい。
この変化する自分がとても楽しい。
この煮え切らず、我慢も満足にできずに、不安で、心配で、ちっぽけに思えてしまうそんな自分。
だから愛おしい。
全体の私。
私の全体。
そのままの自分でいい。
いくら自分という真っ白な紙に絵の具で色を塗っても、元々は、白い紙のまま。
白い紙の表面に色が塗られているだけ。
生きているだけで大成功。