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それは宿毛からはじまった

初めて立って見た高知の最西南端にある宿毛(すくも)は夢に描いたよりも今も美しかった。夢を形にする人々と出会った。

月より団子?

2014-09-08 10:18:50 | そう言えば

朝夕が過ごし易くなり、虫の音に追われて夕方は走り去り、あっという間に足元が暗くなる秋が来ました。足早に街行く人々の向こうには夜の空に月が。9月9日は中秋の名月、あなたは月の光をどこで浴びますか。更に晴れていれば7月12日、8月10日同様に地球に近付いて大きく見えるスーパームーンが街灯さえ要らない程地面を明るくする。部屋の電気を消して月を見ようと思う。阿倍仲麻呂、ネアンデルタールや恐竜まで見上げたかもしれない同じ月を。ドビッシーの「月の光」を聴くもよし、でもやはりお約束の月見団子は外せないかな、食欲の秋ですから。


「より大きいスーパームーンを見るための4つのポイント」もあります。
http://grapee.jp/14838

じゃこてん

2014-05-02 01:09:18 | 宿毛のこと
大好物になったんです。
「じゃこてん」。

これは香川県丸亀のコンビニにありました。
四国、九州、そして五島列島など、このあたりでは「てんぷら」ってよばれる食べ物です。
東京育ちの私は「テンプラ」って言えば、小麦粉を卵と氷水で溶いて海老や烏賊、キス、そして薩摩芋とシソの葉、シシトウをくぐらして油で揚げて、大根おろしを添えた天つゆで食べるものだと思っていました。

ところが違ったんですね。
魚をすり身を揚げたものを「てんぷら」って呼ぶんですね。
東京風おでんの茶色い汁の中にいる甘くて粉だらけの錬りモノ「サツマアゲ」とも違う。
もっと魚の風味が強いんです。
自家製の「つみれ」を平らにして揚げたような感じです。
養母の実家のある九州は大分の家庭でつくるエソの身をすり鉢で掏って卵白と山芋を加え塩で味を調えた「しんじょ」にも似ていなくもない。
私はこれが大好きだけど、東京でエソは見たことがないから作れない。
鰹節や化学調味料ではなくてね、刺身を取ったあとの魚のアラで作る出汁の澄まし汁に「しんじょ」を貝杓子ですくって落とすと、半月型の白い「しんじょ」がぽっかり浮いてくる。
これはうまい、とてもうまい。

一般に、西の方では夕食の膳に澄まし汁が出る。
東の方では夕食でも味噌汁が出るらしいが、父も養母も西出身者だったので夕食には透明な潮汁や澄まし汁だった。
そんな実家だったのに、どうしてか「テンプラ」は関東風だったけどね。

ちなみにウィキペディアによると、真薯(しんじょ)とは日本料理の一。「糝薯」「真蒸」「真丈」といった表記もされ、「しんじょう」と呼ばれる場合もある。
エビ、カニ、魚の白身などをすりつぶしたものに、山芋や卵白、だし汁などを加えて味をつけ、蒸したり、ゆでたり、揚げたりして調理したもの。お吸い物やおでんの具にしたり、直接薬味をつけて食べるなどする。エビを使ったものをエビ真薯、カニを使ったものをカニ真薯という風に呼ぶ。

八百善の四代目当主、栗山善四郎によって著された江戸料理の献立集、『料理通』(1822年)によれば卵白だけを加えたものをかまぼこ、山芋と卵白を加えて練ったものを真薯というとされているらしい。


2月から桜が咲いていた

2014-04-02 03:23:40 | 宿毛のこと

 日本で一番桜の開花が早いのは高知県の最西端にある宿毛。
2月28日、ここは市内を一望に見下ろせる天満宮、日当たりがよいので咲いていました。
春の風に散る桜がきれいです。



市内を流れる松田川の桜の幹はこのくらいの太さも、土手の下に育っていたのを土手の上に植えかえた桜は立派です。


一級河川なので右側の和田の畑に土を盛って植えたそうです。
15年前、土手を作るためにトラック、トラックのガソリン、土など持ち寄ってボランティアで植えた桜。
和田の方々は未来永劫桜を守って下さるとのこと。
頭が下がります。
和田の方々がこの様に支えをして、病気の手当てをされています。


昨年まで間寛平さんが参加して盛り上がっていた桜マラソンは、一時中止となりましたが、市民んの皆さんが継続を望んで活動した結果、来年は開催出来そうです。
また全国からたくさんのランナーが来て下さることを楽しみに、桜の塩漬けでお茶を頂きます。



自己表現だってこのためかもしれない

2014-02-21 08:45:36 | 広告とかゲージュツとか
 突然ですが、
カラフルで楽しいお化けバンドが出て来ます。
その名もカブキッキス。
映画名は「ゴーストバンド」
主人公と一部の人にしか見えないお化けなんですけどね。
以下のサイトで見て下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=uNPb4d3mhVU

追い詰められて
主人公が叫びます。
はじめから3/4経ったあたりです。
「自己表現だ」って。
それは
「魂の叫びだ」って。  

自己表現って、魂の叫びってなんだ?

誰だってなんとかしたい問題はある。
意識していても、いなくても、ある。
解決出来ればいいけど、生きている限り問題はある。
不便も不都合も欲しいモノすらなかったら、
無言で済む。
あくまで問題がなければだ。
そして、解決、かいけつ、カイケツと叫ばなくても
何とかしたいと思っている。

解決に真っ向から取り組むモノのひとつに広告がある。
好きになって欲しい、優秀な新人が欲しい、お金を出して商品を買って欲しい、生活習慣も見直して欲しい、意識を変えて欲しい......と。

そしてマンションの1階にあるポストの表札だって、街のタテ看板だって、こどもの上履きの名前だって、みんな問題解決のためにある。
問題が存在しなければ、わざわざ面倒な思いをして書かなくたっていいからね。

それが解決になっているかどうか、伝わるか、伝わらないかは別として。
解決にならなくても叫ばずにはいられない、表現せずにはいられない時、
自己表現や魂の叫びの形を取っても不思議ない。

逆の見かたをすると、表現されたものは問題が存在する事を表わしているとも言える。
実際、広告には問題の存在をしらせ、考えてもらうタイプの広告もある。

さてこの映画、ハッピーエンドでしょうか。
問題は解決したでしょうか。







夢をのせた展覧会列車

2014-01-21 22:21:15 | 宿毛のこと
またまた前のことですが、1両きりの列車は中村を出て宿毛へと緑の景色を左右に切り拓いて進みました。
その列車の車内をご紹介します。
乗ったのはこの電車です。


そして、車内はこれ


おちびさんたちの楽しい電車の絵がたくさんありました。
昆虫やはたまた虹まで乗っている電車の絵。
それが乗っていたらビックリたまげて感激ですよね。
これは彼らの心の中の電車になら乗せられるね。
大好きなものをいっぱい乗せた電車の絵、絵、絵。
おちびさんたちの展覧会列車になっていました。
目障りな広告も、楽しい広告も、そう、広告が全くないいです。
そのかわりに、おちびさんたちの夢が乗っていました。