肺炎で緊急入院。
お見舞いに行った時には ベットの上に座り笑顔でこちらを見てくれました。
言ったことに答え笑顔でした。
大丈夫と・・・2時間ほど病院にいて 母と私は 家に帰りました。
その日の夜 体調が急変し11時過ぎ母と病院に向かいました。
「おじいちゃん わかる? しんどいの?」
うなずきこちらを見てます。
お医者様の説明で朝を迎えられるかどうかわかりませんと・・・
みんなずっとそばに居ました。
病院の廊下に大きなガラス張りの窓があります。
左手には大文字山・・・ 中央には 舟形山・・・・ 右には 妙、 法 山。
大文字焼の時は 良く見える病院です。
真っ暗な空に薄ら色が染まり オレンジ色に変わってく。
初めてみました。
しばらく見つめてました。
おじいちゃん96歳。
昨年の夏 おばあちゃんが90歳で亡くなりましたが それから一年。
おじいちゃんは 認知症でないのでトイレも自分で着替えも自分えしてました。
もちろん物忘れは ありましたが自分の身の回りのことは 自分で・・・
病院に入りベットの上でもトイレに行くといいます。
たくさんのチューブや酸素をつけていても人の世話にはなりたくない自分で・・・その意思を強く感じました。
酸素濃度が徐々に低下し 血圧が低下し
再び先生のお話しで お昼までは 駄目だろうと。
13時9分 静かに息をひきとりました。
苦しかったと思います。
酸素もチューブも何度も何度もはずし嫌がってました。
周りには みんな居ました。
たくさんいました。
おじいちゃん 幸せだったと思います。
最後の最後まで頑張りました。
天国でおあばちゃんに会えたと また仲良くしてると・・・
おばあちゃんが認知症になり 随分わからなくなったとき お爺ちゃんが私に言いました。
「わしは これが 居なくなったら何も出来ん。 わからんのや」 と。
強いお爺ちゃんでしたが 長年連れ添ったお婆ちゃんとの別れこたえたのでしょうね。
寂しかったのでしょうね。
今日は お通夜。
明日は 告別式でお別れです。