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夕張岳 2018年3月25日


昨年は体調不良でヒュッテまでしか行けませんでしたが、今年は少しでも山に登りたいと思いました。まずまずの体調で土曜の朝札幌を出発しました。

今年の夕張は雪が少なく、雪解けも早く進んでいますが、ヒュッテ周辺も同様で例年に比べるとずっと少なく、まだ雪はあるものの春の様相です。気温も高くアウターを着なくても外に出ていられます。

夕食の支度までまだ時間があるので雪泥流が見られる場所があるというので散歩に出掛けます。ヒュッテから15分程歩くと、沢から流されてきた大量の雪が山になっています。帰宅後確認すると、滝ノ沢岳西尾根976m標高点の北面沢のようです。私は初めて見たのですが、この雪泥流は毎年ここで起きるのだそうです。急な斜面であることには違いありませんが、特にこれといった特殊な地形ではありません。尾根に着いた雪庇が崩れて一気に落ちて来るのでしょうか?色々考えてみますが、不思議な現象です。

ヒュッテに戻り、安着祝い。代表が夕張産のフキノトウの天ぷらを揚げてくれました。春の香りが口いっぱいに広がります。味覚の春、堪能。
食事担当の事務局長が準備した夕食は、餃子鍋とチャーハンでした。たくさん食べて明日のパトロールに備えて、英気を養います。
外へ出ると星空が広がっていました。



赤い屋根のヒュッテと青い屋根の炊事棟。
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ヒュッテの向こうに滝ノ沢岳が見えます。
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雪泥流を見に出掛けます。
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迫力あります。
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どうしてこんなにたくさんの雪が流れてくるのでしょうか?
周辺の他の沢ではみられないとのこと。
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春の味覚。夕張産のフキノトウ。


朝は6時半頃ヒュッテを出発し、冷水コースから登り始めます。ルートはほぼ夏道と同じですが、夏山シーズンの休憩場所となっている「冷水沢」付近から北側の尾根に上がります。夏の馬の背コースがついている尾根です。

モナカ雪で滑りを楽しめるような雪質ではありません。標高が上がってくると薄っすらと積もった下に硬い氷がありズルズルと滑ります。私が苦手なスキーでの登りです。外しているヒールを留めて、階段上りで馬の背の尾根にあがります。
あっというまに濃霧に包まれ視界が悪くなりました。無理をする必要はないので、本日はここで終了です。

下りはガリガリのゲレンデのような斜面に少しビビりますが、滑りを楽しみます。
なかなか天気に恵まれない3月の夕張岳登山です。

ヒュッテに戻るとヒュッテに残っていたメンバーがすっかり後片付けを済ませてくれていました。
お餅を焼いて早い昼食を食べ、11時頃、ヒュッテを出発します。次に来る時は雪はなくなり、花々が咲きだしていることでしょう。



冷水コースを往く。



夕張岳も今年は雪が少ないです。



モナカ雪に苦戦しながらも滑ってきました。



林道から前岳。
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鹿島1号橋とその向こうに夕張岳。
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国道452号線夕張国道から夕張岳。
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国道へ戻るといつの間にか青空が広がっていました。
こんなに晴れるなら、もう少し登れば良かったとも思いますが、気温が高く雪質にも心配があったので、これでよかったのでしょう。

今年もたくさん夕張岳に登ってたくさんの花々と出会いたいものです。
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